子どもと関わる仕事に興味があるなら、参加した回数だけでなく、活動の準備や振り返りから何を学んだかが大切です。東京家政学院大学の「森のようちえん」では、高校生が教員や大学生と一緒に活動を体験できます。子どもの姿を見て生まれた問いを、本人の探究へ育てることが、推薦・総合型選抜の準備につながります。
森のようちえんは、準備から反省会まで学べる
こども教育学科は、町田キャンパスの自然環境を使い、近隣の子どもを対象とした自然体験活動を実施しています。学生が中心となる取り組みに、高校生も参加する仕組みです。
2026年度の募集は、高校の学年や性別を問わず、各回最大3人。2026年4月〜2027年3月の全12回から希望する回を選べます。1回だけの体験も、続けての参加も可能です。
目安は10時から集合・準備、14〜16時に主な活動、16〜18時に片付け・反省会です。子どもと遊んだ場面だけでなく、準備や振り返りを含めて学ぶ機会があります。
対象や日程を確かめ、学ぶ目的を持って参加
2026年度は、11月28日、12月26日、2027年1月30日、2月13日、3月20日などの日程も案内されています。申し込みは各活動日の2週間前までです。参加費は無料ですが、内容によって材料費の実費が必要な場合があります。体験参加者の保険は大学がまとめて加入する案内です。
一部はオープンキャンパスと同日ですが、森のようちえんは自然体験の活動です。見学した感想だけで終わらず、どのような準備が子どもの関わり方に影響するのか、自分なりの問いを持って臨みましょう。
本人が担当したこと、大学生から教わったこと、観察して考えたことを分けて残すと、次に試したい工夫が見えてきます。子どもの個人情報や写真の扱いは、活動側のルールに従うことが前提です。
資格の知識と、子どもに関する探究を組み合わせる
英検の学習から海外の自然体験教育を調べたり、ニュース時事能力検定で子育てや地域の課題を学んだりする方法があります。統計検定の知識は、自治体の子育て調査など、公開資料を読む基礎になります。
例えば、活動で気づいた「初めて会う子ども同士が関わるきっかけ」を問いにし、観察メモと先行研究を読み比べる探究が考えられます。調査を行う場合は、学校や活動の担当者へ方法を相談し、同意や負担にも配慮する必要があります。
資格で学んだ知識、現場での気づき、自分の考察をつなげることが目標です。大学が指定した活動課題という説明ではなく、本人が発展させる準備の例です。
活動を生かす総合型選抜、大学3校の比較例
| 大学・方式 | 成果の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 日本社会事業大学・社会福祉学部/総合型選抜 | 高校卒業等の資格が必要。継続した社会的活動を活動報告書へ整理し、書類、小論文・面接で評価 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要。自己活動歴と小論文で関心を説明 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の調査と学習計画を資料へ。高校卒業等、日本語または英語の学習能力、第一志望・入学確約が必要 |
日本社会事業大学の2027年度要項4ページは「多様なボランティア活動等を継続的に行ってきた者」を対象に挙げています。参加の名称だけでなく、本人が続けた活動と、そこから何を考えたかを整理することが対応します。
活動報告書は、福祉・環境・災害・国際協力等のボランティアや類似の社会的活動、学校内外の生徒会・部活動・地域活動等が対象です。介護福祉士養成校の介護実習は除かれます。一次は書類、二次は60分の小論文と面接です。共生社会デザイン学科とソーシャルワーク学科の両方へ出願できます。
ICUの英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象なので、単日の体験だけで満たすとはいえません。
出典:ICU・2027年度総合型要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や本人の活動資料などの書類選考後に面接があります。志願者を客観的に知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
以上は2027年度要項による比較例です。受講に一律加点が付くという説明ではありません。2026年後半から2027年3月の活動成果は、既に終わった9月の出願へ提出できないため、主に翌年度以降の準備と考え、実際の提出期限までの成果を整理しましょう。
データを使う学びへ広がった場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。保育・教育系の倍率とは別の結果です。子育ての課題をデータや情報技術で考えたい場合は、資格、分析・制作、数学や英語を早くから学び、名門理系大学を目指す選択肢もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで体験を推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、参加できる企画や学ぶ目的、必要な資格・基礎学力を整理し、継続できる活動計画を考えます。
参加後は、本人の担当、観察、疑問、調べ直したことを記録し、資料の比較や分析を含む報告へ発展させます。志望理由書や面接では、子どもとの活動で何が分かり、大学でなぜ学ぶ必要があるのかを具体的に伝える準備を支えます。
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