慶應義塾大学理工学部の分野志向型入試は、電気情報工学、数理科学、化学への深い関心と、これまでの研鑽を伝えられる入試です。2027年度は3学科で募集し、書類と学科別の審査で選考されます。研究や制作の成果に加え、数学・理科の考え方をその場で説明できる準備が重要です。
2027年度入学者向け/公式情報確認日:2026年10月1日

慶應義塾大学理工学部は専願?併願できる?
結論:慶應義塾大学理工学部を第一志望とし、併願先の専願条件と日程が両立する場合は、他大学との併願を検討できます。
分野志向型入試の出願資格には「第一志望」が明記されています。2027年度要項には他大学への出願を一律に禁止する記載はありませんが、他大学も第一志望や入学確約を求める方式との組み合わせには注意が必要です。指定校推薦とは別の方式です。
- できる:慶應理工を第一志望とする条件と矛盾しない、併願可能な他大学の総合型・自己推薦型への出願
- できない:複数の志望学科への出願、他大学を第一志望とする条件と慶應の第一志望条件を同時に約束する出願
- 注意:数学15単位以上、物理・化学計12単位以上、英語14単位以上等の履修条件と、欠席日数30日以内の条件があります。全体の学習成績4.1以上と数学・理科各評定4以上は「望ましい」基準です。
理工学部の推薦・総合型選抜と方式別対策
分野志向型入試|電気情報工学科
最大10名程度。書類審査後、2026年12月5日に数学の基礎力と物理・数学の応用を問う記述審査、6日に約20分の面接があります。
分野志向型入試|電気情報工学科のスキルパス戦略
電子回路、通信、情報処理などへの関心を、制作と検証の実績で具体的に示すことが重要です。完成品の紹介に加え、動作原理や設計上の判断を数式・物理法則で説明できる準備が必要です。
- 回路やプログラムの設計変更と検証結果を記録する
- 数学・物理の基本から課題解決型の記述問題へ練習を進める
- 未知の質問でも考え方を順に説明する口頭練習を重ねる
分野志向型入試|数理科学科
最大10名程度。書類審査後、12月5日に数学の基礎的な考え方と数学的思考を問う記述審査、6日に約20分の面接があります。
分野志向型入試|数理科学科のスキルパス戦略
数検や競技の実績に加え、自分で考えた問題、証明、計算実験の過程を説明できることが重要です。答えを暗記する対策ではなく、定義から筋道を立てる練習が有効です。
- 興味を持った定理や問題について、自分の検討過程を残す
- 証明の根拠と成立条件を口頭で説明する
- 数値実験から得た予想と数学的な証明を整理する
分野志向型入試|化学科
最大4名程度。書類審査後、第2次審査は行わず、12月6日に約40分の面接を実施します。化学全般のほか、物理・数学、志望動機も質問の対象です。3学科の最終発表は12月11日です。
分野志向型入試|化学科のスキルパス戦略
化学の探究実績は、反応や測定の理由まで説明できてこそ伝わります。比較条件、結果の再現性、限界を考察し、高校化学と物理・数学を横断して話す練習が重要です。
- 実験の安全性と比較条件を確認し、記録を蓄積する
- 化学の現象を式・グラフ・モデルで説明する
- 40分の質疑を想定して研究と基礎事項を往復する練習を重ねる
慶應義塾大学理工学部を軸にした推薦併願校の選び方
学びたい分野と必要な対策が近い私立大学を3校比較し、推薦・総合型選抜でさらに狙える大学を1校加える考え方です。資格や探究の準備は共通化できますが、志望理由は各大学の学びに合わせて書き分けることが重要です。
比較したい私立大学3校
明治大学理工学部、立教大学理学部、法政大学情報科学部は、理数系の探究や基礎学力を生かしやすい比較候補です。明治の自己推薦、立教の自由選抜、法政情報科学の自己推薦は、それぞれの募集対象・出願条件を満たすことが前提です。
推薦・総合型選抜でさらに狙える大学
推薦・総合型選抜でさらに狙える国立大学として、東北大学のAO入試Ⅲ期が考えられます。慶應理工で不合格となり、第一志望を東北大学へ切り替える場合の候補です。共通テストと学部別条件を確認し、最終発表後でも間に合うよう基礎学力と出願資料を準備しておくことが重要です。
併願対策で共通化できる準備・大学別に必要な準備
慶應理工では、希望分野に関する継続的な研鑽と、学科ごとの学力確認を同時に準備する必要があります。併願先に提出する研究記録は共通化できますが、電気情報・数理・化学のどの視点で学びを深めたいのかは書き分けることが重要です。
- 共通化できる準備:資格学習、探究の記録、成果物、参考資料、面接で活動を説明する練習
- 大学別に必要な準備:学部を選ぶ理由、指定課題、提出形式、試験内容に合わせた受け答え
- 出願前に確認すること:専願条件、重複出願の制限、試験日、合格発表、入学手続期限

AI時代の推薦入試では、資格と実績が重要
整った志望理由書だけでは、自分が何を学び、何を成し遂げたかは伝わりません。資格の取得、研究や制作の成果、その過程を本人が説明できることが重要です。生成AIで文章を整えやすくなった今だからこそ、実際に取り組んだ経験と成果に説得力があります。
資格・探究・制作の実績を早めに作り、志望学部で学びたい理由につなげることが、推薦併願の対策になります。
スキルパスが推薦・総合型選抜の併願に強い理由
スキルパスは、理系大学院講師を中心に、資格取得、探究・研究、志望理由書、小論文、面接・口頭試問まで一貫して指導しています。各大学の評価項目を確認し、一つの実績を複数の学部でどう伝えるかまで対策できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
スキルパスの第一志望合格実績や併願の実績は、合格実績ページをご覧ください。
よくある質問
第一志望でも他大学を受けられますか?
慶應義塾大学理工学部を第一志望とし、併願先の専願条件と日程が両立する場合は、他大学との併願を検討できます。
同じ志望理由書をそのまま提出できますか?
活動の記録は共通でも、学部の教育内容や指定課題は異なります。なぜその大学で学びたいのかを具体的に書き、字数・様式・提出資料も大学ごとに整える必要があります。
いつから準備するのがよいですか?
資格試験の日程と成果物の制作期間を考えると、高校2年からの準備が理想です。高校3年からの場合は、まず出願資格を確認し、締切までに完成できる取り組みに絞ることが大切です。
慶應義塾大学理工学部の併願対策を相談する
今の成績、資格、活動経験をもとに、第一志望と併願先を一緒に検討できます。方式に合う実績作りから書類・面接まで、無料受験相談でご相談ください。



