秋田公立美術大学の公募推薦では、作品の完成度だけでなく、美術を学びたい理由や制作で考えてきたことを、言葉で説明する準備が大切です。推薦ⅠとⅡは面接の形式が異なるため、自分が受験する方式に合わせて練習しましょう。
「好きだから作った」で終わらず、何を見て、どのように考え、なぜその表現を選んだかを伝えましょう。 制作や観察、展覧会・コンテストへの応募経験を振り返ると、大学で深めたい疑問が具体的になります。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の試験内容と、独自の練習方法を分けて紹介します。
2027年度の公募推薦|推薦ⅠとⅡの面接
推薦Ⅰ|実技とグループ面接
推薦Ⅰの一般推薦と、特別推薦の県内枠・市内枠は、鉛筆デッサン700点、グループ面接200点、調査書20点です。デッサンは4時間で、共通テストは免除されます。
一般推薦は秋田県外に住所がある人、県内枠は秋田市以外の秋田県内に住所がある人、市内枠は秋田市に住所がある人が対象です。学校の所在地による区分ではないため、住所や成績等の出願要件を募集要項で確認してください。
推薦Ⅱ|共通テスト・小論文と個別面接
推薦Ⅱは共通テスト、小論文、出願書類、個別面接で総合的に判定します。個別面接は200点、小論文は200点です。推薦Ⅰと同じくデッサン・グループ面接を行う方式ではありません。
面接には作品を持参できない
大学公式FAQでは、面接会場への作品等の持参を認めていません。作品を見せながら説明する準備だけに頼らず、制作したものや考えた過程を、言葉で伝える練習が役立ちます。
制作の経験を、面接で伝わる言葉にする
題材と表現方法を選んだ理由を整理する
制作を振り返るときは、何に関心を持ったか、どのように観察したか、素材や構図をどう選んだかを順に整理しましょう。専門用語を多く使うより、作品を見ていない相手にも分かる言葉で説明することが大切です。
例えば色彩検定などで学んだ経験があれば、配色や見え方について、制作前と学習後で考え方がどう変わったかを話す練習ができます。資格の名称だけでなく、実際に使った知識を振り返ってください。
思い通りにならなかった点と、修正した理由を話す
最初の案、試した方法、失敗した点、修正した内容を整理してみましょう。うまくいったという結論だけでは、本人がどのように考えて制作したかが伝わりにくくなります。
完成品だけでなく、試行錯誤の過程と、大学でさらに学びたいことを説明しましょう。 作品を評価してもらった際に、どの指摘をどう考え直したかも題材になります。
志望理由と、作品を通して考えたことをつなげる
大学の学習内容を調べ、経験から生まれた疑問を整理する
「幅広く美術を学びたい」という理由を、本人の経験で具体化してみてください。今まで使ってきた表現では伝えにくかったことや、他の分野の作品に触れて疑問を持ったことを整理すると、学びたい理由を説明しやすくなります。
大学で何が学べるかは、公式の学習内容や教員の紹介等で確認してください。調べていない授業や制作環境を、想像で志望理由に加える必要はありません。
展覧会・コンテストは、評価をどう受け止めたかまで考える
応募や展示の経験があれば、出品した理由、本人が担当したこと、見た人からの反応を整理しましょう。受賞の有無に加え、経験後に制作の方法や考え方を変えた点も話せます。
資格やコンテストの例は、一律の出願条件や加点を示すものではありません。本人の経験に合う題材を使い、他の人が制作した部分を自分の実績として説明しないことが大切です。
制作・観察に関する想定質問と回答例
質問1|なぜ秋田公立美術大学で学びたいのですか
…(本人のきっかけ)…から、…を制作してきました。…は表現できましたが、…を伝える方法に悩みました。
貴学の…という学習内容を調べ、…について学びたいと考えています。これまでの制作で生まれた…という疑問を、別の表現からも考えたいです。
質問2|制作で、何を伝えようとしましたか
…(本人の制作)…では、…に関心を持ちました。…を観察し、…という点を伝えたいと考えました。
そのために…という素材・構図を選びました。ただ、…の部分は見る人に伝わりにくく、次は…を試したいと思っています。
質問3|思い通りにならなかった制作を、どう見直しましたか
…(本人の試行錯誤)…では、最初は…にしようとしました。しかし、…という問題がありました。
…を試して比較した結果、…を修正しました。完成までに変えたことと、その理由を説明できます。まだ…には課題が残っています。
質問4|学習や応募経験から、何を学びましたか
…(本人の学習・応募)…で、…という指摘を受けました。例えば色彩の学習で知った…と比べ、自分の制作では…を見落としていたと考えました。
そこで…を学び直し、次の制作で…を変えました。評価の結果だけでなく、その後に考えたことが自分にとっての学びでした。
質問5|他の人の作品や意見から、何を考えましたか
…(本人が実際に見た作品・対話)…では、自分とは異なる…という見方に触れました。特に…という表現に関心を持ちました。
最初は…と考えていましたが、…を知って見方が変わりました。自分の考えと相手の説明を区別しながら、制作でも…を試してみたいです。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
作品を見せなくても、題材・表現方法・本人の工夫・残った課題が伝わるかを確認しましょう。 グループ面接の練習でも、他の受験生がいる場で、質問に合った内容を簡潔に答えることが大切です。
回答例は本人の経験ではありません。実際に制作・観察・学習したことを使い、書類や面接、使用用具等の規定に従ってください。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の経験を整理し、質問に応じて根拠を添えて答える練習を進めます。
2026年10月23日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


