芦屋大学の総合型選抜AO入試は、エントリーシートやレポートを基にした個別面談が中心です。資格を取得したことや部活動の成績だけでなく、取り組んだ過程と、大学で学びたいことを説明できるように準備しましょう。
2027年度の公式募集要項・入試ガイドを基に、AOの5方式、スポーツ・芸術文化入試、公募制推薦入試の違いを整理しました。環境教育学部・環境教育学科は、要項では名称変更届出中として掲載されています。
以下の質問・回答例は独自の架空の練習用です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に取り組んだことを入れてください。
芦屋大学のAO面談と公募推薦面接の違い
| 方式 | 面談・面接 | 合わせて準備する内容 |
|---|---|---|
| AO・課題方式 | 個別面談20分程度・120点 | 所定の課題レポート40点、エントリーシート・調査書40点 |
| AO・オープンキャンパス参加方式 | 個別面談20分程度・120点 | 体験授業のレポート40点、エントリーシート・調査書40点 |
| AO・資格・検定利用方式 | 個別面談20分程度・120点 | レポート40点、エントリーシート・調査書40点。対象資格の証明書も必要 |
| AO・活動PR方式 | 個別面談20分程度・120点 | 活動のレポート40点、エントリーシート・調査書40点 |
| AO・体力テスト方式 | 個別面談20分程度・40点 | 反復横跳び・握力測定・立ち幅跳び・長座体前屈120点、書類40点 |
| 総合型・スポーツ・芸術文化 | 個別面接20分程度 | 指定種目の実技、調査書・実績証明書・自己アピール・活動報告書 |
| 学校推薦型・公募制 | 個別面接20分程度・50点 | 国語・英語・数学から1教科50分・100点、書類審査50点 |
AOの体力テスト方式ではレポートの提出はありません。実施日は限られており、入試ガイドでは7月26日・8月22日・2027年1月28日と案内されています。同じ日程で2方式へ同時にエントリーすることもできません。
AOは前期の面談後に出願の可否が通知され、その後に本出願・合否判定へ進みます。面談結果と最終合格は同じではありません。後期は本出願から始まる流れです。
AOは方式ごとに配点と提出物が異なります。自分の経験を最も具体的に説明できる方式を選びましょう。
エントリーシートとレポートから面談の準備を始める
AOの面談は、エントリーシートに記入した内容を中心に行われます。提出前に控えを残し、志望理由、活動、大学で取り組みたいことについて、書いた内容を具体例とともに説明する練習が大切です。
課題方式は、両学科共通または志望学科の課題から一つを選びます。共通課題は、困難を乗り越えようとした経験と、そこで得た力を多様な人との協力にどう生かすかという内容です。環境教育学科の課題は多様性と公平な学び、経営教育学科は経験を踏まえたリーダーシップが主題です。
オープンキャンパス参加方式では、体験授業で聞いた内容を振り返り、気づきや疑問、志望分野との関係を説明しましょう。「楽しかった」という感想だけでなく、どの内容から考えが深まったのかが大切です。
資格・検定利用方式には対象資格と取得時期の条件があります。公式ガイドでは、英検・漢検・数検の準2級、ITパスポート、基本情報技術者試験、日商簿記3級などが案内されています。合格・取得を証明するコピーとレポートを準備してください。
資格名を挙げたら、苦手をどう克服したか、知識を何に使ったか、大学でさらに学びたい点まで説明できると、学習の内容が伝わります。活動PR方式では、クラブ、ボランティア、留学などに加え、資格・検定利用方式の対象外の資格等を扱うこともできます。時期と提出条件を確認しましょう。
学部・コース別に練習したい質問例と回答例
次の例は、本人の経験を振り返るためのものです。取得していない資格や実施していない活動を、自分の実績として使わないでください。
環境教育:身近な環境の問題から何を学びましたか
……(地域の自然、生活環境などに関心を持ったきっかけ)……から、私は……(本人が行った観察や調査)……に取り組みました。調べる中で、環境の問題は知識を伝えるだけでは解決せず、人の生活や考え方を理解する必要があると感じました。……(試した伝え方とその結果)……を振り返り、大学では環境と教育の関係を学びたいです。
生物や化学の検定学習・探究に取り組んだ場合も、身近な問題をどのように調べたかという経験とつなげて説明できます。これらの検定がAO資格・検定利用方式の対象だと決めつけないようにしましょう。
教育:一人ひとりに合った学びをどう考えますか
……(学習支援、学校生活などでの実際の経験)……で、同じ説明でも理解の仕方が違うことに気づきました。私は……(本人が工夫した説明や教材)……を試しましたが、……(うまくいかなかった点)……もありました。相手に確認せず、分かったはずだと考えていたことを反省しています。大学では、多様な背景を持つ生徒の学びを支える方法を学びたいです。
善意のエピソードだけで終えず、相手の反応から自分の考えをどう見直したかまで振り返りましょう。
スポーツ:競技経験を大学での学びにどう生かしますか
……(本人の競技と役割)……に取り組む中で、私は……(記録や動きなどの課題)……に気づきました。……(練習記録、動画の振り返り、仲間との相談など)……を通して改善を試み、……(確認できた変化)……がありました。一方で、経験だけでは説明できないこともあります。大学では、スポーツを専門的に学び、指導や活動に生かしたいです。
AOの体力テスト方式と、指定種目での実績・実技を評価するスポーツ・芸術文化入試は別の方式です。受験方式に合わせた準備が必要です。
経営ビジネス・観光航空:人を動かすために何を工夫しましたか
……(学校行事、地域活動などでの本人の役割)……では、……(参加者や利用者について気づいた課題)……がありました。私は……(意見を聞いたこと、運営を変えたことなど)……を提案し、……(実際の結果)……を確かめました。自分の考えを通すだけでなく、相手の事情を理解する必要を感じています。大学では経営の知識を身につけ、人を生かす運営やサービスを考えたいです。
簿記や英語を学んだ場合は、活動の会計や情報収集などにどう役立ったかも具体例になります。観光・航空への関心がある人は、利用する人の違いや、地域との関係にも目を向けましょう。
技術・情報教員養成:制作や学習の経験をどう教えることにつなげますか
……(本人が取り組んだプログラムや作品)……では、……(動かなかった箇所や設計上の問題)……に苦労しました。……(実際に試した修正)……によって改善しましたが、他の人に説明すると、私が当然だと思っていた手順でつまずくことが分かりました。……(実際の資格学習やコンテスト経験)……も振り返り、技術や情報の知識と、相手に伝える方法の両方を大学で学びたいです。
ITパスポートや基本情報技術者試験の学習、情報オリンピック等の経験がある場合は、知識や結果とともに、考えた手順を自分の言葉で説明してみましょう。
自動車技術:自動車のどこに関心がありますか
……(自動車に興味を持った実際のきっかけ)……から、私は……(構造を調べたこと、見学や制作など)……に取り組みました。……(疑問を持って確かめた点)……を通して、性能だけでなく安全性や環境への影響にも関心が広がりました。高校で学んだ物理などの知識を基に、大学で自動車技術を専門的に学びたいです。
好きな車種の紹介だけで終わらず、どの仕組みを理解したいのか、そのために何を調べたのかを整理しましょう。物理検定などの学習経験を挙げる場合も、本人の実績に限ってください。
舞踊表現:作品で何を伝えようとしましたか
……(本人の舞踊経験や作品)……では、……(表現したかったこと)……を伝えるために、……(動きや構成の工夫)……を試しました。……(指導や観客の反応など)……から、自分の意図と受け取られ方の違いに気づきました。大学では表現を磨くとともに、公演や活動を支える運営についても学びたいです。
作品や受賞歴を述べるだけでなく、制作の意図、修正の過程、学びたいことを説明する練習が役立ちます。
面談は暗記よりも経験を掘り下げる練習が大切
提出した文章を覚えるだけでは、追加の質問に答えにくくなります。「なぜその方法を選んだのか」「自分が担当したのはどこか」「結果から何が分かったか」を、家族や先生に聞いてもらいましょう。これは練習用の問いであり、大学の出題を予告するものではありません。
実績の名称だけでなく、自分の役割・工夫・結果と、大学で学ぶ必要を感じた理由まで説明できることが大切です。
スポーツ・芸術文化入試では、実技の事前実施と個別面接の準備を分けて進めてください。ダンスの実技は1分程度の自作作品、バレエは所定の作品などが案内されています。動画審査にも作品・自己PR・提出方法の条件があるため、大学へ事前に確認しましょう。
遠方者には、大学最寄り駅まで公共交通機関で片道120分以上という条件で、Zoom面談・面接の選択肢があります。申込後に受験方法を変えられないため、機器や接続環境も事前に確かめておく必要があります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程を確認し、書類と面接を並行して準備する
AO前期E日程は2026年11月4日までエントリーでき、11月15日面談、11月19日面談結果発表です。その後の本出願は11月25日~12月4日、合格発表は12月9日です。前期F日程は11月25日~12月4日エントリー、12月20日面談、12月22日面談結果発表と案内されています。郵送の締切は消印有効です。
公募制推薦A日程は10月30日~11月9日出願、11月19日試験、11月26日合格発表です。B日程は11月25日~12月4日出願、12月17日試験、12月22日合格発表です。面接に加えて学力試験もあるため、得意な1教科の学習を続けましょう。
スポーツ・芸術文化B日程も11月25日~12月4日出願、12月17日試験、12月22日合格発表です。実技や動画の事前準備は、出願直前からでは間に合わないことがあるため、担当窓口へ早めに相談してください。
スキルパスでは、本人の資格・探究・制作・コンテストなどの実績づくりから、書類、面談・面接までを大学と方式に合わせて支えます。自分で行った経験を振り返り、志望分野とのつながりを説明する練習を重ねましょう。
芦屋大学の面接対策は、方式に合った実績と書類を準備し、取り組んだ過程を自分の言葉で説明することから始まります。
出典:芦屋大学公式2027年度AO入試要項、スポーツ・芸術文化入試要項、公募制推薦入試要項、入試ガイド2027。


