同じ設備でも、使い方を変えるとエネルギー消費はどう変わるでしょうか。エネルギー管理士の学習は、電気・熱・計測を大学で深める理由につながります。
省エネルギーを数字で確かめた経験を、大学で学びたい専門分野と結びつけましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
エネルギー管理士の学習内容
エネルギー管理士試験は、省エネルギーセンターが実施する国家試験です。熱分野または電気分野を選び、管理・法規と各分野の専門課目を学びます。熱は熱や流体、燃焼、設備など、電気は電気の基礎、設備・機器、電力応用などが対象です。
試験の受験資格に制限はありません。ただし、合格後の免状交付申請には、エネルギー使用合理化の実務に1年以上従事した証明が必要です。試験合格と免状取得を区別しましょう。免状には熱・電気の専門区分の区別はありません。
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | エネルギーと計測への関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 電気・熱を扱う調査や制作 |
| 工学院大学先進工学部(対象学科)・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 消費量と使用条件を比較する探究 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の電気やエネルギーに関する学びを調べ、測定や省エネルギーの疑問を入学後にどう深めるか考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。電子情報工学系を志望するなら、センサーや計測を使って設備の使用状況を調べた経験を説明する方法が考えられます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。電子情報工学系の口頭試問では物理基礎・物理の基礎知識が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。先進工学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。使用条件をそろえて測定し、快適さと消費量など複数の点から比較する探究が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
今後の活動例として、学校の許可を得て、照明の使い方と明るさ・消費電力量を比較する方法があります。測定する時間帯、照明の配置、測定位置などを記録し、学習に必要な明るさを保ちながら何を改善できるか考えてみましょう。実測が難しい場合は公開データを用い、どの条件を仮定して計算したか示してください。
「エネルギーの学習→使用条件と消費量の比較→大学で深めたい電気・熱の技術」をつなげましょう。面接では、消費量に加えて使いやすさも満たしているか、測定期間を変えると結果はどうなるかまで考えると、調査の過程が伝わります。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


