北海道科学大学の総合型選抜「カタライズ」は、学部によって選考の流れが異なります。公募推薦も、薬学部・地域創造学部と、それ以外の学部では試験内容や配点が違います。
本人が取り組んだことを振り返り、志望学科で学ぶ理由と、改善してきた過程を具体的に伝えましょう。 発表や面接の言い回しを覚える前に、何を調べ、何を試し、何が分かったかを整理することが大切です。
この記事は2027年度の総合型と公募の学校推薦型選抜を扱います。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型カタライズ|3回のプログラムと地域創造学部を区別
工・情報科学・薬・保健医療・未来デザインは全3回
工学部・情報科学部・薬学部・保健医療学部・未来デザイン学部では、全3回のプログラムを通じて選考します。第1回はトークセッション・感想文、数学Ⅰ・数学Aの基礎学力試験、面接です。
第2回は約3分の中間発表、第3回は最終発表と質疑応答を合わせて約10分です。「最終発表だけで10分」と取り違えないようにしてください。発表の内容を絞り、追加質問の時間も想定した練習が役立ちます。
面接60点、中間発表30点、最終発表・質疑応答60点、基礎学力試験50点の計200点です。志願状況によって、第1回の成績による1次選抜を行う場合もあります。
発表では、調査の過程と考えの変化を整理
事前準備の指示を確認し、資料を集めた理由や、本人の考えを説明できるようにしましょう。中間発表から最終発表までに見直した点があれば、「何を変えたか」と「なぜ変えたか」を記録しておくと、振り返りに役立ちます。
地域創造学部は、書類審査と面接
2027年4月開設の地域創造学部は、書類審査と面接による100点満点の選考です。他学部と同じ3回のプログラムを受ける制度ではありません。
同学部では総合型Ⅱ期も追加実施され、試験日は2026年12月12日です。Ⅱ期も書類審査と面接で判定します。地域への関心を、本人の観察や調査を交えて説明する練習が大切です。
公募推薦|集団面接と学力試験・小論文の準備
原則は1グループ約20分の集団面接
公募推薦の面接は、1グループ20分程度です。受験者数によって個人面接となる場合があり、オンライン実施の可能性もあります。他の人の回答の長さに合わせるのではなく、質問に対する自分の答えを簡潔に伝えましょう。
工・情報科学・保健医療・未来デザインは200点満点
これらの学部は、学習成績30点、基礎学力試験50点、書類審査・面接100点、実績点20点です。基礎学力試験は数学または英語から1科目を選びます。
薬学部も200点満点だが、配点と選択科目が異なる
薬学部は、所定4教科の成績30点、基礎学力試験100点、書類審査・面接50点、実績点20点です。基礎学力試験は数学または化学基礎から選びます。面接だけでなく、学力試験への準備も必要です。
地域創造学部は150点満点
地域創造学部は、書類審査、集団面接100点、小論文50点で選考します。小論文は記述式30分です。他学部の基礎学力試験や実績点の配点を、そのまま当てはめないでください。
公募推薦には学校長の推薦と、学部・学科別の成績条件等があります。試験日は2026年11月21日です。本人が条件に該当するか、要項で確認してください。
自己推薦書・活動実績から面接準備を進める
活動の成果と、自分の役割を分けて整理
公募推薦の自己推薦書では、志望動機、将来の抱負、学校内外の活動、資格や特技などを記入します。内容は面接の参考になります。
グループでの制作や調査なら、全体の成果と本人が担当したことを分けて説明しましょう。うまくいかなかった経験も、何を調べ直し、どこまで改善できたかを具体的に振り返ることが大切です。
実績点の対象は、公式基準表で確認
実績点の対象と、面接で説明する学習経験は分けて考えましょう。 公募推薦の実績点は、公式基準表の対象項目と証明書類に基づきます。資格や大会の名前を挙げれば、すべて点になるわけではありません。
情報分野ならITパスポートや情報オリンピック、工学・薬学・保健医療なら物理・化学・生物の学習や検定、調査では統計の学習などが、本人の取り組みを説明する例として考えられます。ただし、これらを大学が一律に必須としている、あるいは必ず加点するという意味ではありません。
資格取得の事実だけでなく、その学習をどう使ったか、何がまだ分からないかも整理してください。
学部別の質問例と回答の組み立て方
以下は本人の経験で練習するための例です。行っていない活動や、取得していない資格を使わないでください。
質問1|工学部で深めたい問いは何ですか
…(ものづくり・建築・都市等への本人の関心)…から、…(実際の制作・調査)…に取り組みました。…(条件や設計)…を変え、…(結果)…を比較しました。一方、…(確かめられなかった点)…もあります。大学で…(志望学科で学びたい基礎や方法)…を学び、検討を深めたいです。
質問2|情報の学習で、どんな工夫をしましたか
…(本人のきっかけ)…から、…(プログラミング・データ分析等の学習)…を始めました。情報オリンピック予選で…(実際の結果)…となり、…(解法の改善)…を試しました。大学では…(志望学科で学びたい内容)…を学び、…(残った問い)…を考えたいです。
予選Bランク等の結果は、実際に得た場合に限って説明できます。経営情報学科を志望する場合も、本人の関心と学科の学びに合わせて作り直してください。
質問3|薬学を学びたい理由を説明してください
…(薬に関心を持った本人の経験)…をきっかけに、…(化学・生物の学習や読書)…に取り組みました。…(理解できたこと)…の一方、…(まだ説明できない点)…がありました。薬学部で基礎から学び、人の健康に関わる知識を根拠とともに理解したいです。
質問4|保健医療の中で、その専門職を選ぶ理由は何ですか
…(本人の関心や実際の見学等)…から、…(志望する専門職)…について調べました。…(自分が確認した仕事内容)…に関心を持ちましたが、…(さらに学ぶ必要がある点)…もあります。志望学科で…(学びたい内容)…を学びたいです。
看護・理学療法・臨床工学・診療放射線の仕事内容を混同しないようにしてください。本人が行えない医療行為を、実績として語ることもできません。
質問5|制作で伝えたかったことと、改善点は何ですか
…(本人が伝えたかった内容)…について、…(実際の制作物)…を作りました。…(本人が確認した反応や使いにくさ)…から、…(修正)…を行いました。未来デザイン学部で…(学びたい内容)…を学び、見た目だけでなく、伝わり方の根拠も考えたいです。
質問6|地域の課題を、どう確かめましたか
…(本人が地域で疑問を持ったこと)…を、…(資料や実際の調査)…で調べました。…(分かったこと)…がありましたが、…(自分とは異なる立場)…からは別の課題も考えられます。地域創造学部で…(学びたい内容)…を学び、地域の人とともに考える方法を身に付けたいです。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|実績を振り返り、発表と追加質問に備える
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、提出書類や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。本人の工夫や学びを整理し、発表と質疑応答の両方で説明する練習を重ねます。
北海道科学大学では、本人の経験を具体的に振り返り、学部ごとの選考内容に合わせて準備することが大切です。 活動名の多さだけを目指さず、何を学び、次に何を確かめたいかを伝えましょう。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で本人の出願資格、提出書類、事前準備の連絡、実績点の条件、集合時刻を確認してください。


