岩手大学の2027年度総合型・学校推薦型選抜は、理工・農・獣医・教育・人文社会の学びに合わせて、活動実績と学力を見せられる第一志望向けの入試です。理工学部の地域協創・防災分野、農学部の動物科学、獣医学部の共同獣医学科など、同じ「推薦」でも共通テストの有無と評価方法が大きく異なります。岩手大学を軸に、方式ごとの必要条件から併願日程まで先に整理しましょう。
対象:岩手大学2027年度学部入試の総合型選抜Ⅰ・Ⅱと学校推薦型選抜。大学公表の募集要項を2026年9月30日に確認。

岩手大学の推薦併願戦略|結論
学校推薦型選抜は共通テストを課さず、合格時の入学確約が必要です。総合型Ⅰも原則として共通テストを課しませんが、農学部・動物科学コースは大学独自の教科試験があります。総合型Ⅱは共通テストを課します。第一志望の岩手大学で受ける方式を先に決め、その条件と両立する他大学の総合型・推薦方式を確認してください。
- できる:岩手大学の出願・入学条件と日程に抵触しない他大学方式を検討する
- できない:岩手大学への入学確約と矛盾する専願方式を同時に約束する
- 注意:合格時の手続期限、他大学の専願規定、学校長推薦の校内選考を出願前に確認する
2027年度|岩手大学の総合型・学校推薦型選抜を学部別に確認
人文社会科学部|学校推薦型選抜
人間文化課程と地域政策課程が対象です。全体の学習成績の状況4.0以上などの要件を満たし、出身学校長の推薦を受ける必要があります。小論文・面接・推薦書・調査書・出願理由書を総合して判定します。地域課題を論じる場合は、課題の現状だけでなく、自分が調べた根拠と大学で深めたい問いをつなげましょう。
教育学部|学校推薦型選抜・総合型Ⅰ
学校推薦型選抜には小学校教育コースの一般枠と「希望郷いわて」教員養成枠、中学校教育コースや理数教育コース等の対象枠があります。小論文・面接・提出書類を中心に評価し、サブコースによって確認内容が異なります。2027年度は音楽・美術・保健体育の領域で総合型選抜Ⅰが導入されます。志望する校種・教科と、岩手の教育にどう関わりたいかを、学校現場の観察や活動経験から具体化することが重要です。
理工学部|学校推薦型選抜
化学、数理・物理、材料科学、情報系、電気電子・情報通信、機械知能航空、社会基盤・環境工学など、クラスごとに履修要件と口頭試問の範囲が違います。大学共通テストは合否判定に使いませんが、基礎学力を問う試験・口頭試問、面接、書類等への準備が必要です。情報系なら「情報Ⅰ」の学習や自作プログラム、社会基盤なら地域の防災データなど、志望分野と実績を結びつけましょう。
理工学部|総合型Ⅰ・Ⅱ
総合型Ⅰでは地域協創ものづくりプログラム(電気電子・情報通信コース、機械知能航空コース)と地域防災・まちづくりプログラム(社会基盤・環境工学コース)を募集します。出願は2026年9月1~4日。書類に加えて発表・面接などで、制作や地域課題への取組を説明する準備が必要です。総合型Ⅱのクリエイティブ情報コースは、共通テストとプレゼンテーション・調査書を評価します。作品の完成度だけでなく、課題設定から改善までを説明できるようにしましょう。
農学部|学校推薦型選抜・総合型Ⅰ・Ⅱ
学校推薦型選抜は農学部の各コースを対象に、総合科目・面接・出願書類等で判定します。全体の学習成績の状況4.0以上などの要件を確認してください。総合型Ⅰは動物科学コースが対象で、共通テストは課しませんが、英検準2級以上と指定科目の履修が出願条件です。教科試験・課題論文・面接も課されます。総合型Ⅱは共通テスト・面接・書類で判定されます。食品、生命、森林、水産など志望コースの研究テーマに沿った探究を形にすることが鍵です。
獣医学部|共同獣医学科・総合型Ⅱ
共同獣医学科の総合型Ⅱは、共通テスト・個人面接・出願理由書・調査書で評価します。一般枠と地域枠があり、地域枠には産業動物獣医師を目指す意思や対象機関からの推薦等の条件があります。地域枠は他大学の獣医学科等の地域枠入試や、岩手大学の一般枠との併願が認められていません。枠の選択が併願計画に直結します。
岩手大学を軸にした併願校の組み方
推薦・総合型選抜で準備する探究テーマ、学科への志望理由、面接資料には共通する土台があります。ただし、出願できるかどうかは各大学の専願条件と日程で決まります。岩手大学合格時に入学する意思を前提に、他大学の募集要項も年度ごとに確認しましょう。
推薦・総合型選抜で検討できる私立大学3校
工学・情報・薬学などの分野を持つ私立大学として、次の記事を比較の入口にできます。難易度を一律に同等とはせず、志望学科・出願資格・試験内容で選び分けてください。
八戸工業大学|工学・情報分野の総合型/推薦対策総合型・推薦入試の方式と対策を見るスキルパス|推薦入試対策
東北工業大学|工学・建築分野の総合型/推薦対策総合型・推薦入試の方式と対策を見るスキルパス|推薦入試対策
青森大学|情報・薬学分野の総合型/推薦対策総合型・推薦入試の方式と対策を見るスキルパス|推薦入試対策
推薦・総合型選抜でさらに挑戦できる大学
研究テーマの適合度が高い場合は、東北大学のAO入試も候補として考えられます。ただし、東北大学のAOⅡ期・Ⅲ期は学部ごとに共通テストの有無や試験内容が異なります。岩手大学と両立する出願資格・専願条件・試験日程を先に確認してください。
東北大学|理系AO入試の方式と対策総合型・推薦入試の方式と対策を見るスキルパス|推薦入試対策
岩手大学の方式別・スキルパス戦略
- 理工・総合型Ⅰ:ものづくりや防災の活動を、課題→試作・調査→改善→結果の順で発表資料に整理する
- 理工・総合型Ⅱ:情報デザイン作品の制作意図と利用者視点を可視化し、共通テスト対策も並走する
- 農・総合型Ⅰ:英語資格と履修条件を早期に確認し、動物科学の課題論文・基礎試験・面接を一体で練習する
- 獣医・総合型Ⅱ:産業動物と地域医療の課題を調べ、共通テストの指定科目と面接での説明を両立させる
- 学校推薦型:評定・校内選考・履修要件を先に確認し、小論文・総合科目・口頭試問を対象学部ごとに分けて対策する
AI時代の推薦入試では、資格名を並べるだけでなく、実際に調べ、作り、検証した実績が説得力を生みます。理系大学院講師が中心のスキルパスは、志望分野に合う資格取得と探究活動を設計し、出願理由書・課題論文・発表・面接まで一貫して支えます。コツをつかめば、身近な地域課題からでも成果を形にできます。
岩手大学の推薦併願でよくある質問
岩手大学の総合型Ⅰは共通テストなしですか?
原則として共通テストを課しません。ただし農学部・動物科学コースでは大学独自の教科・科目に係る試験があります。総合型Ⅱは共通テストを課します。
学校推薦型選抜は他大学と併願できますか?
岩手大学の学校推薦型選抜は、合格した場合に入学を確約できることが条件です。他大学側にも専願条件がある場合、約束が矛盾しないかを必ず確認してください。大学間・方式間で一律の「併願OK」とは判断できません。
岩手大学の農学部・獣医学部を同じ準備で受けられますか?
生物・化学の基礎や生命倫理は共通して学べますが、農学部・動物科学コースと獣医学部・共同獣医学科では出願条件と評価方法が異なります。獣医学部の地域枠には併願制限もあるため、別々に要項を確認してください。
2027年度の公式資料
出願条件・募集人員・試験日は変更される場合があります。必ず出願年度の募集要項本紙を確認してください。
岩手大学を第一志望にした併願計画を相談する
志望学部の方式選びから、実績作り、出願書類、試験対策、併願校との日程整理まで、スキルパスにご相談ください。



