日本語ワープロ検定で身につける入力や文書作成の技能は、調査結果を正確に伝える土台になります。総合型選抜へ生かすなら、文書を作る技能から、自分で課題を見つけて改善する活動へ発展させましょう。
読み手に必要な情報を、間違いなく使いやすい形に整えた経験を残しましょう。2027年度の大学入試の公式資料から、国立1大学と理工系私立2大学の方式を紹介します。
文書作成から情報系の探究へ
日本語ワープロ検定は、日本情報処理検定協会が実施する試験です。4級、3級、準2級、2級、準1級、1級、初段があり、日本語の入力速度と文書作成の技能を測ります。
4級から1級は、速度と文書作成の両方で基準を満たす必要があります。初段は速度、文書作成Ⅰ、文書作成Ⅱのすべてに合格することが必要です。取得した級と、授業や活動で作った文書を分けて整理すると、実際に何ができるかを説明しやすくなります。
速く入力できることに加え、表や説明文の構成を工夫した理由まで伝えることが大切です。
文書・情報処理の経験を伝える3大学
| 大学・方式 | 経験を伝える資料・選考 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 電気通信大学・総合型選抜Ⅰ類 | 活動レポート・3分動画、数学・情報のCBT | 現役等の卒業時期条件、合格時の入学確約 |
| 東京電機大学・工学部とんがりAO | とんがり報告書、制作・学習経験の発表 | 数学・外国語とも3.3以上、履修・活動要件 |
| 日本工業大学・活動アピール型 | 資格取得報告、製作物や写真を使う面接 | 大学入学資格、他大学との併願可 |
これらは、日本語ワープロ検定の合格による固定加点を示した方式ではありません。学んだ内容を制作や探究に生かし、その過程を伝える方法です。
電気通信大学のⅠ類・情報系
2027年度の総合型選抜Ⅰ類では、プログラミング、デジタルものづくり、データ分析などの活動を特別活動レポートにまとめます。3分以内の活動PR動画も必要で、原則としてプログラムや作品の実演を含めます。入力の速さだけにとどまらず、文書作成を支えるプログラムやデータ処理を自分で作り、動作を検証した内容へ発展させる準備が考えられます。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業見込みの人などで、2026年度途中・学期区分で卒業が認められた人も含みます。数値評定基準はなく、数学Ⅲ・物理・化学を卒業までに履修することが望まれています。
第1次は書類と数学・情報のCBT、第2次は活動の発表と面接・口頭試問です。共通テストは課しません。合格した場合は必ず入学する確約が必要です。
出典:電気通信大学「2027年度総合型選抜募集要項」5~9ページ
東京電機大学のとんがりAO
工学部の2027年度とんがりAOは、高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象です。高校からの出願では、数学と外国語の学習成績の状況がともに3.3以上必要です。工業科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修中・履修済みが条件で、普通科等は履修科目が異なります。
所定の「とんがり要件」または類似の経験・技能を持つことも必要です。とんがり報告書に、資格証明や写真等を任意で添付できます。第1次は書類、第2次は発表と個別面接で、数学Ⅰ・Ⅱの口頭試問を含みます。
他大学との併願は認められていますが、第一志望とし、合格時には東京電機大学へ入学することが前提です。自分で考えて制作・検証した経験を、大学で学びたい情報技術へつなげましょう。
出典:東京電機大学「2027年度 AO・とんがりAO要項」15~17・24ページ
日本工業大学の活動アピール型
大学入学資格を持つ高校卒業者・2027年3月卒業見込みの人などが対象で、出願の評定数値基準はありません。活動状況・資格取得報告書や資格証明の写しを提出し、書類と面接で選考します。他大学との併願も可能です。
面接では製作物や写真等を使う説明もできます。何を目的に制作し、どのように改善したかを整理すると、情報技術やものづくりへの関心も具体的になります。
文書の自動作成と確認の仕組みを作る
今後の活動例として、学校行事の案内を作るとき、表のデータから文書を自動作成するプログラムに挑戦する方法があります。日付や会場の転記ミスを減らすため、入力の条件を決め、未入力や不正な日付を見つける機能を考えます。
自分で書いた処理、確認に使ったデータ、修正前後の文書を残しましょう。個人情報を含まない架空データなら、公開する活動資料にも使いやすくなります。志望理由書では、文書作成の学習から作業の仕組みに関心を持ち、大学で情報システムやソフトウェアを学びたくなった流れを説明できます。
大学別の志望理由書例文
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで文書作成の学習を大学進学へ
資格の取得から情報技術を使う活動、志望理由書・面接まで一緒に準備しましょう。スキルパスは評定や履修科目、学習・制作の経験に合わせ、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


