神戸女学院大学の総合型選抜は、自己推薦書や課題レポート、発表、実技などを通して、受験生の関心や学ぶ意欲を評価します。面接の準備では、本人の活動と志望分野をつなげ、何を考えながら取り組んだかを説明することが大切です。
2027年度の公式要項を基に、国際・文学・音楽・心理・生命環境の5学部について整理しました。同じ総合型でも、学科・専攻と前期・後期によって試験内容が異なります。
以下の質問・回答例は独自の架空の練習用です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に取り組んだ経験を入れてください。
神戸女学院大学の面接は学科・専攻と日程を確認する
| 総合型の対象 | 発表・面接の内容 | 準備するもの |
|---|---|---|
| 国際・英語/グローバル・スタディーズ | 所定テーマから選んだ英語スピーチ3分程度、その内容と自己推薦書について日本語・英語で質疑 | 本人の学びたいこと、資格学習、探究、翻訳作品等の経験。前期のみ |
| 文学・総合文化の前期 | 自己推薦書について3分程度の発表、その内容について面接 | これまでの勉学・活動と、総合文化での学びをつなげる |
| 文学・総合文化の後期 | 当日の小論文を書いた後、その内容と自己推薦書について面接 | 自分の意見を文章にまとめ、口頭でも説明する |
| 音楽・音楽表現 | 主専修実技と面接 | 専修別の実技課題、受験曲目カード、志望理由。前期のみ |
| 音楽・音楽キャリアデザイン | 事前の課題レポートについて対話形式の質疑、志望理由等の面接 | テーマを選んだ理由、調べたこと、レポート作成の工夫。前期のみ |
| 心理 | 自己推薦書、課題レポートと選択テーマに関する面接 | 関心分野の知識、考えた過程、心理学を学ぶ理由 |
| 生命環境 | 出願資格に応じて2分または5分の発表と面接 | 大学での研究計画、または高校等の活動実績と研究計画 |
心理学科の後期は、同年度の総合型前期の心理学科出願者は受験できません。前期に受験した人が、そのまま後期でも受験できるとは限らないため、出願資格の確認が必要です。
生命環境学科は、理科の単位・成績に関する出願資格に該当する人は研究計画を2分で発表します。社会活動や科学実験・フィールドワーク等の経験・実績に関する資格で受験する人は、活動、志望理由、研究計画を5分で説明します。
学科・専攻と日程によって、発表の内容と時間、面接の材料が異なります。自分の条件に合う準備が大切です。
自己推薦書に書いた実績を、面接で具体的に説明する
自己推薦書やレポートは、本人が実際に行った経験に基づいて書きましょう。活動名や資格名に加え、関心を持った理由、本人の担当、工夫、結果を整理すると、面接での説明にも使いやすくなります。
国際学部の英語スピーチは、学部で学びたいこと、絵本翻訳コンクール応募作品での工夫、資格取得に向けた取り組み、高校の探究学習など、要項のテーマから選びます。英語の表現を覚えるだけでなく、内容を日本語でも英語でも説明する練習が役立ちます。
文学部の前期は、これまでの勉学や活動と志望理由を関連づけることが案内されています。読書、調査、制作、資格学習などを通して、興味がどのように深まったのかを振り返ってください。
心理・音楽キャリアデザインのレポートも、調べた情報をまとめるだけで終わらせず、テーマを選んだ理由と自分の考えを説明できるようにしましょう。引用した内容と本人の意見を区別し、出典も確かめておくことが大切です。
学科・専攻別の質問例と実績を伝える回答例
以下は、本人の経験から答えを組み立てる練習用です。正式な課題への解答ではありません。取得していない資格や参加していない活動を、自分の実績として使わないでください。
国際学部・英語学科:英語を学んだ経験から何を深めたいですか
……(本人の英語学習、翻訳、交流等の経験)……で、私は……(実際に工夫したこと)……に取り組みました。……(相手の反応や、翻訳で迷った点)……を通して、単語を置き換えるだけでは意味が伝わらないことに気づきました。……(本人が取り組んだ英検等の学習)……も基に、大学では言語と文化を学び、表現を深めたいです。
これは内容を考えるための日本語の練習例です。英語スピーチに使う場合は、本人が理解して説明できる表現に置き換えてください。
国際学部・グローバル・スタディーズ学科:国際的な課題に関心を持ったきっかけは何ですか
……(本人の交流、ニュースへの疑問、学校の探究等)……から、私は……(資料調査や聞き取り等)……を行いました。初めは……(当初の見方)……と考えていましたが、……(異なる立場や背景)……を知り、一つの視点だけでは理解できないと感じました。大学では語学を使って情報を集め、複数の視点から国際的な課題を考えたいです。
語学資格の取得だけでなく、その学習で何ができるようになり、何をさらに学びたいかまで説明してみましょう。
文学部・総合文化学科:活動や読書から、どのような問いを持ちましたか
……(本人の読書、文化活動、地域調査等)……では、……(疑問を持ったこと)……について調べました。……(比較した資料や他の人の考え)……から、最初の理解を見直す必要を感じました。大学では幅広い学びを通して問いを深め、根拠を確かめながら考える方法を学びたいです。
前期は自己推薦書に沿った3分程度の発表、後期は当日の小論文についての説明を練習しましょう。
音楽学部・音楽表現専攻:演奏や制作で何を工夫しましたか
……(本人が練習・制作した曲や作品)……では、……(表現上の課題)……に取り組みました。……(練習方法、録音の振り返り、指導を受けて変えた点等)……を試し、……(気づいた変化)……がありました。大学では技術と作品への理解を深め、自分が表現したいことをより具体的に伝えたいです。
受賞や発表の実績がある場合は、結果に加えて、そこまでの練習や工夫を説明しましょう。実技課題の準備も並行して進める必要があります。
音楽学部・音楽キャリアデザイン専攻:レポートを作る過程で何を考えましたか
……(本人が選んだテーマに関心を持ったきっかけ)……から、私は……(実際に調べた資料や活動)……を基にレポートを作成しました。……(資料を比べて気づいた点)……があり、自分の考えを……(見直したこと)……もあります。大学では音楽と社会との関わりを学び、関心をさらに深めたいです。
公式要項では、課題レポートについて教員との対話形式で質疑を行うと説明されています。自分が選んだテーマと調べ方を理解しておくことが大切です。
心理学部・心理学科:人の行動を調べるとき、何に気をつけましたか
……(本人が人の考えや行動に関心を持った経験)……から、私は……(読書、調査、探究等)……を行いました。……(自分の予想と異なった点)……に触れ、身近な少数の例だけで人全体について判断しない大切さを感じました。大学では心理学の知識と研究方法を学び、根拠をもって人を理解したいです。
統計検定等の学習やアンケート調査を行った場合は、何を学び、調査のどこに限界があったかも説明してみましょう。
生命環境学部・生命環境学科:活動の経験をどのような研究につなげたいですか
……(本人の自然観察、実験、環境調査、社会活動等)……では、……(疑問や課題)……に取り組みました。……(記録したこと、比較した条件、調べた資料等)……から、……(本人の気づき)……がありました。……(実際に取り組んだ生物検定・化学検定・物理検定等の学習)……も振り返り、大学では……(関心のある研究内容)……を科学的に学びたいです。
資格は本人の学習経験として説明してください。資格名だけで出願資格や加点を満たすと決めつけず、要項の条件を確認しましょう。
発表の時間に合わせ、質問への答えも練習する
発表の文章は、まず「何に取り組んだか」「何を工夫したか」「何が分かったか」「大学で何を学びたいか」を整理してから作ると、内容を絞りやすくなります。声に出して計り、指定された時間に合うかを確かめてください。
自分が行った活動と考えた過程を理解して説明することが、書類・発表・質疑応答をつなげる準備になります。
国際学部はスピーチ用の原稿やメモの持込が認められています。ただし、内容についての質問にも備えましょう。文学部前期は資料や端末を使う発表例が案内されていますが、機器の貸出や通信環境の保証はありません。使うデータを事前に用意する必要があります。
生命環境学科で資料を面接官に配布する場合は、A4・3部が指定されています。発表時間が2分か5分かも、本人の出願資格に合わせて確認してください。心理学科は、選んだ課題テーマに関する知識と、自分の考えを説明する練習が大切です。
なお、公募制推薦A・B・S日程は、大学の要項では総合型選抜の一類型とされています。適性検査や書類等による選考で、ここで紹介した総合型前期・後期の面接とは異なります。名称だけで試験内容を混同しないようにしましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度後期の日程と、これからの準備
総合型後期を実施するのは、文学部総合文化学科、心理学部心理学科、生命環境学部生命環境学科です。2026年11月1日10時~11月24日17時にWeb出願、書類は11月25日消印有効、12月5日試験と案内されています。
心理学科には前期出願歴に関する制限があるため、出願前に確認してください。国際学部と音楽学部の総合型は前期のみで、2027年度前期の試験は10月10日に実施されました。
レポートや自己推薦書は、提出前に控えを残しましょう。活動の記録や資格の証明書類、探究で使った資料も整理し、面接で話す内容と矛盾しないかを確認することが大切です。
スキルパスでは、本人の資格・探究・制作・コンテスト等の実績づくりから、書類、発表、面接までを大学と方式に合わせて支えます。本人の経験を振り返り、大学で学びたい理由を具体的に説明する練習を重ねましょう。
神戸女学院大学の対策では、自分の学科・専攻と日程に合わせ、実績・レポート・志望理由を具体的に説明する準備が大切です。
出典:神戸女学院大学公式総合型選抜の試験方法と日程、同ページ掲載の「総合型選抜要項2027年度」、公募制推薦入学試験の案内。


