探究の成果を持っていても、伝え方によって相手の理解は変わります。プレゼンテーション資料を作る技能を、情報系大学の出願準備へ生かしてみませんか。
資料の見た目に加え、どの情報をなぜその順番で伝えたかを説明しましょう。2027年度の北見工業大学、東京電機大学、工学院大学を例に、総合型選抜に向けた準備を紹介します。
プレゼンテーション作成検定試験の学習内容
日本情報処理検定協会が実施する、プレゼンテーションソフトを使った資料作成の技能を測る試験です。4級は基本機能、3級は画像や表、2級はグラフなどを用いたデザイン、1級はストーリー展開を意識した高度な資料作成を扱います。
試験では処理条件に沿って資料を作成します。資格で測る資料作成の技能と、実際に人前で発表した経験は分けて整理しましょう。探究の問いと結果を自分の言葉で伝える準備にも、この技能を使えます。
出典:日本情報処理検定協会「プレゼンテーション作成検定試験」
学習経験を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 北見工業大学・総合型選抜ユニット確定枠 | 学修計画書・面接 | 情報を伝えることへの関心 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・発表 | 資料の制作・改善と説明 |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型選抜 | 理数系探究の報告・発表 | 図表や表示方法を比べる探究 |
表は関連分野の活動・学習を説明する方式の例で、資格名ごとの固定加点を示したものではありません。
北見工業大学は学びと専門分野をつなげる
総合型選抜ユニット確定枠は、学びたい工学分野が定まっている人を対象に、意欲・適性などを評価する方式です。先進工学科の情報分野を調べ、図表や資料を作るなかで気づいた情報の伝わり方への疑問を考えてみましょう。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。出願資格に評定の数値基準は示されていません。共通テストは課さず、数学Ⅰと物理基礎または化学基礎の確認試験、個人面接、調査書・学修計画書で選考されます。
学修計画書では、これまでの学びを入学後・卒業後にどう生かすか、関心分野、他者との協働などを記述します。合格した場合は必ず入学する意思が必要です。
出典:北見工業大学「2027年度総合型選抜学生募集要項」1〜2・4ページ
東京電機大学は活動の過程と基礎学力を確認
理工学部の総合型選抜(AO)では、探究や資格・活動経験などを評価します。情報システムデザイン学系を志望する人は、相手の目的に合わせて情報を整理し、表現を改善した過程を説明できます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ、普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。情報システムデザイン学系の口頭試問では数学・英語の基礎知識と時事問題が問われます。理工学部は他大学と併願できます。
出典:東京電機大学「2027年度総合型選抜入学者選抜要項」4・6〜9・23ページ
工学院大学は理数系探究と発表を準備
探究成果活用型選抜では、2027年3月卒業見込みであることに加え、テーマを定めた理数系探究と、学内外の発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。情報学部は普通科・理数科の全体評定3.2以上、専門学科3.5以上などの条件があります。
一次は数学・英語の基礎学力調査と探究活動書類審査、二次は発表と面接等です。他大学と併願できます。資料作成を土台に、理数系の問いを調べ、成果を発表する経験を準備してください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
資格から志望理由書・面接につながる活動例
今後の活動例として、同じ公開データを棒グラフと折れ線グラフで示し、何を読み取れるか比較する方法があります。目的、示す情報、軸や単位をそろえ、読み取りの違いを記録してください。研究内容の発表で試す場合は、発表資料と質疑の記録を残すと、資料を修正した理由も説明しやすくなります。
「資料作成の学習→情報の表現と比較→大学で学びたい情報デザイン」をつなげましょう。面接では、効果を入れた箇所の数よりも、何を理解してもらうために図表や構成を選んだのかを話せることが大切です。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考え、実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


