広島大学のアドバンストプレイスメント(AP)は、高校生が大学の授業を先取りして学ぶ高大接続事業です。理科、数学、食文化、心理学、英語などの学びを、自分の関心に合う探究へ発展させられます。
受講した科目名に加え、何を理解し、どんな課題に取り組んだかを推薦入試で伝えましょう。高校1・2年生から資格学習や探究と組み合わせれば、出願までに本人の成果を蓄積する時間を確保できます。
2026年度は8科目の開講を案内
WWLコンソーシアムの公式案内では、2026年度は睡眠の科学、心理学概論B、日本の文学、遺伝に関する科目、サイエンス入門、食文化論、英語のレポート・論文作成、数学の未解決問題に関する計8科目を予定しています。
大学の授業を高校生へ提供する仕組みで、科目によって授業方法や課題が異なります。希望する科目の対象校、学年、申込方法、履修条件は高校や事務局の当該年度案内で確認してください。2027年度の全国一律の一般公募が始まったという意味ではありません。
大学の授業と高校の勉強・探究を両立できる時期から計画することが大切です。修了までの期間や、志望する入試の提出期限を見通しましょう。
課題レポートから自分の問いを深める
例えば2026年度の食文化論は、高校生を対象とした2単位の授業です。初回はオンライン、その後は主にオンデマンドで学ぶ案内で、途中の課題と、最後のプロジェクト学習のレポートを総合して評価します。
食料生産や地域の食文化に関心があるなら、授業で知ったことを整理し、自分が住む地域の資料や公開データと比べる探究が考えられます。授業の内容を要約する部分と、自分で追加調査して考察した部分を分けましょう。
受講後に何を調べ直し、どの根拠から考えをまとめたかまで記録すると、志望理由や活動報告の具体的な材料になります。科目ごとの課題・成績・証明資料は実際の履修記録に基づいて示してください。
探究・分析の成果を生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 学習成果との接点と主な準備 |
|---|---|
| 筑波大学情報学群情報科学類・AC入試 | 継続した課題解決を自己推薦書へ。書類と面接・口述試験 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データ分析等を特別活動レポートと動画へ。現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型選抜 | 理数探究等の経験を発表。現役、所定評定と履修、書類・発表・質疑 |
ここでは、授業での問いをデータ分析やプログラミングへ発展させる場合の例を紹介します。どの科目を受講しても情報系に進むということではなく、本人が継続して取り組んだ分野に合う大学選びが必要です。
筑波大学は継続した課題解決を評価
筑波大学情報科学類の2027年度AC入試は、高校等卒業者・2027年3月までの卒業見込み者などが対象です。最近2年間、またはそれ以上の長い期間で課題の設定や分析・解決に取り組んだ経験を、自分の言葉で説明する方式です。
共通テストは課さず、書類と面接・口述試験で選考します。例えば公開データを分析するなら、問いを立てた経緯、作ったプログラム、検証結果、改善の過程まで整理しましょう。
大学の講座が出発点でも、その後に自分が進めた活動を具体的に示すことが大切です。受講証だけが出願資格や一定の加点になるという紹介ではありません。
電気通信大学・工学院大学でも成果を説明
電気通信大学Ⅰ類では、活動を特別活動レポートと3分以内の動画で示します。2027年3月に日本の高校等を卒業見込みの人などが対象で、入学確約が必要です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報のCBT等と発表・面接・口頭試問があります。
工学院大学情報学部は、現役生で理数系の探究に取り組み、発表または外部コンクール等へ提出した経験が条件です。普通科・理数科は全体3.2以上、専門学科は3.5以上。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群の両方を履修・履修見込みなら全体3.2以上、それ以外は3.5以上です。一次は英語・数学の基礎学力調査と探究活動書類の審査、二次は発表・面接と質疑応答です。
広島大学APの受講歴を別大学の出願要件と同一視せず、本人の課題、制作物、分析結果を各方式に合わせて伝える準備を考えましょう。
出典:電気通信大学2027年度要項5〜8ページ・工学院大学2027年度探究成果活用型選抜要項
資格と大学の学びを組み合わせ、理系推薦へ
統計検定で学ぶ分析方法を授業の課題へ使い、情報資格の知識をデータ整理やプログラムの改善へ生かす方法が考えられます。生命科学なら生物・化学、数理系なら数学の検定学習とつなげましょう。
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験4人・合格2人で実質2.00倍でした。資格、探究、基礎学力を早くから準備し、条件と分野が合う方式を比較すれば、倍率の落ち着いた理系推薦から名門大学を目指す戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで先取り学習を推薦の実績へ
スキルパスは、理系推薦で伝える実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。高校生が大学の授業へ参加する前から、必要な基礎学習や資格、自分で調べたいテーマを考える準備を支えます。
受講後は、本人の課題と学習記録を振り返り、授業で理解したことと、自分で検証したことを整理します。追加の探究や制作では、比較条件や分析方法も理解し、結果の理由を説明する練習ができます。
先取り学習、資格、本人の探究を、志望理由書と面接で伝える実績へつなげる指導です。オンラインの個別指導で、大学選びから出願まで徹底伴走します。
高大接続プログラムと理系推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


