松山東雲女子大学と新田高校は、「総合的な探究の時間」のテーマ設定から成果発表までをつなぐ高大連携に取り組んでいます。大学の先生の助言を受け、自分の問いを調査や考察へ深める学びです。
大学との探究で得た経験に、資格と本人の工夫を重ね、推薦で説明できる実績を育てましょう。2027年度の松山東雲女子大学には、グループで取り組んだ探究の成果も生かせる総合型選抜があります。
テーマ設定から最終発表まで、大学が継続して支援
大学は、2026年2月16日に新田高校との高大連携「総合的な探究の時間」支援プログラムの最終発表会を開催したと報告しています。2025年度の活動が、2026年の発表まで続いた事例です。
この取り組みでは、高校生と大学教員が一緒にテーマを設定し、計画立案からまとめまで継続的な支援を行いました。最終発表会は大学のキャンパスで開かれ、高校生がグループごとに探究成果を発表しています。
発表後には質疑応答があり、大学教員からの助言や講評を受けています。テーマの例は、幼児教育、ヤングケアラー、上京する理由、子育て、円安、アスリートの栄養などです。
問いを立て、調べ、発表し、質問を受けて考え直す過程を残せることが、このような高大連携の学びの強みです。大学名だけでなく、自分がどの問いを担当し、何を確かめたかまで説明できるようにしましょう。
紹介されているのは新田高校との連携であり、一般の高校生を広く募集する講座とは異なります。また、この実施報告だけで、次年度の募集日程や参加条件まで確定したものとは扱えません。
出典:松山東雲女子大学・高大連携「総合的な探究の時間」最終発表会
身近なテーマを、データや資格の学習で深める
例えば「上京する理由」がテーマなら、自治体の人口統計や進学・就職に関する公表資料を集め、年代別・地域別の違いを比べる探究が考えられます。調べた資料の年次や対象範囲をそろえることも、分析の大切な準備です。
子どもや福祉のテーマなら、支援制度の情報がどこで公開され、必要な人にどう届くかを比べる方法があります。案内の見やすさを検討したり、情報を整理するページを試作したりすれば、情報分野への関心にもつなげられます。
これは、公開されたテーマをもとに本人が発展させる活動の例です。実際の参加者全員が統計分析やプログラム制作を行ったという意味ではありません。
統計検定で学ぶ比較やグラフの読み取り、ITパスポートで学ぶデータ管理を、調査や情報発信に生かしてみましょう。資格で学んだ知識を、本人の探究でどう使ったかを示すことが、志望理由書や面接の説明につながります。
探究の成果から考える大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 実績を伝える場面 | 主な条件・選考 |
|---|---|---|
| 松山東雲女子大学心理子ども学科・総合型探究学習型 | 個人・グループの探究成果を発表 | 女子、専願、Ⅰ〜Ⅳ期は面談終了証、発表50点・面接30点・調査書20点 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 調査を本人の情報系分析・制作へ発展 | 現役等、入学確約、数学・情報CBT、発表・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 調査・試作の過程を活動報告と課題へ | 数学・外国語各3.3以上、課程別履修条件、発表・面接等 |
主催大学の学びと、情報・理工系で深める学問の両方を比較できます。進路に合わせて本人の探究を発展させ、それぞれの方式に必要な基礎学力も準備してください。
松山東雲の探究学習型は、グループの成果も対象
2027年度の総合型選抜自己推薦枠は、高校卒業者・卒業見込み者等の女子が対象で、同大学を専願とすることが条件です。Ⅰ〜Ⅳ期には、学びたい内容を確認する事前面談を受け、「面談終了証」を得る必要があります。
探究学習型は「活動の成果をもとに自己を推薦できる者」が対象で、要項はグループでの活動も対象と明記しています。心理子ども学科の子ども、社会福祉、地域イノベーションの3専攻で受験できます。
3専攻とも、プレゼンテーション50点、口頭試問を含む面接30点、調査書20点で選考します。子ども・社会福祉専攻の口頭発表はPowerPointまたは資料を使い、地域イノベーション専攻はPowerPointで5分程度の発表を行います。
共同研究の全体像と、自分が担当した調査・考察を分けて説明する準備が役立ちます。助言を受けた箇所、当初の考えから変わった点、残った課題も整理しましょう。
地域イノベーション専攻には、ITパスポート、情報処理技能検定1級、全商検定1級1種目以上のいずれかを使う資格・検定型もあります。こちらは面接80点・調査書20点です。発表で探究を伝える型と、対象資格を使う型を比較できます。
出典:松山東雲女子大学2027年度学生募集要項11〜13ページ
他大学には、本人の成果と基礎学力をそろえて出願
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等で選考し、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では、数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件があります。事前課題、活動報告、発表・面接等で選考し、他大学との併願も可能です。
両大学の2027年度出願は2026年9月上旬でした。紹介した発表会はそれ以前の2026年2月ですが、本人の卒業年度が各方式の条件に合うかの確認が必要です。今後の活動では、出願までに実施した成果と、出願後の計画を区別してください。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
倍率の落ち着いた理系推薦も、早期準備で狙う
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
高校1・2年生から、資格、本人の探究、数学・理科の基礎を積み重ねることが対策になります。条件と分野が合う低倍率の方式も比較し、名門理系大学を推薦で狙う戦略を考えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで資格・探究・発表・面接まで
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。本人の問いに合う資格学習と調査・分析を組み合わせ、志望理由書や発表へつなげる対策です。
グループ探究なら、個人の役割、使った資料、考察の根拠、助言を受けて改善した点を整理します。大学で学ぶ内容とのつながりを考え、発表後に「なぜその方法を選んだか」と聞かれても説明できる練習まで支えます。
活動の経験を、本人の考えと成果が伝わる実績へ育てることを大切に、応募条件の確認から書類・口頭試問まで、オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


