東北大学のAO入試では、活動実績と学力の準備を両方続けることが大切です。志望理由を上手に話すことだけを目標にせず、学んだ内容や探究の根拠を説明できるようにしましょう。

「何を達成したか」に加え、「どう考え、何を確かめ、何を学び直したいか」を伝える準備が必要です。 理学・工学の探究、医療への関心、人文社会系の調査も、本人の経験から大学で学ぶ理由を整理してください。

以下の質問と回答は架空の練習例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。資格や実績は本人が経験した内容に置き換えてください。

AO入試Ⅱ期・Ⅲ期の違い

Ⅱ期|筆記試験と面接を並行して準備

2027年度Ⅱ期は、経済学部を除く各学部で実施し、共通テストを課しません。筆記試験、書類審査、面接等で評価するため、面接だけの入試と考えないことが大切です。

各学部の面接内容は同じではありません。理学部では系ごとの評価、工学部では志願学科に関わる科学技術の知識や研究への意欲等が示されています。農学部は面接の前に小作文があり、その内容も面接の参考にします。

教育・法・理・医・歯・薬・農などでは、英語で話す基礎的な能力も評価項目に含まれます。日本語で内容を整理するとともに、志望分野への関心を簡潔な英語で説明する練習も必要です。

東北大学・2027年度AO入試Ⅱ期募集要項

Ⅲ期|共通テストを課す方式

Ⅲ期は全学部で実施する、共通テストを課す方式です。2026年10月22日時点では、2027年度の詳細要項は11月下旬公表予定と案内されています。

前年度の面接内容や配点を、そのまま2027年度の確定事項として使わないようにしてください。現段階では志望理由・実績・基礎学力の準備を進め、詳細は新年度の要項で確認しましょう。

AO入試Ⅱ期・Ⅲ期の大学公式案内

学部に合わせて、実績の説明を深める

理学部・工学部

理学を志望するなら、現象や理論について何を疑問に思ったか、工学を志望するなら、どんな課題に対して何を設計・改良したかを整理すると、話す内容が具体的になります。

物理検定・化学検定の学習や、情報オリンピック予選Bランクなどの実績がある場合も、結果の紹介だけで終わらせないことが大切です。どの問題で考え方を変え、何を理解したのかを説明してください。実績の扱いは方式の条件によって異なり、これらが全学部で必須・一律加点という意味ではありません。

文・教育・法・経済など

資料や本を読んだ経験なら、著者の主張、確認できた事実、本人の考えを分けましょう。教育についても、教える経験だけでなく、学問として何を調べたいのかを明確にすることが大切です。経済学部はⅡ期の実施対象ではない点にも注意してください。

医・歯・薬・農など

医療や生命、食料、環境への関心を、見学や探究の具体的な経験と結び付けましょう。生物検定などの学習は、観察や資料を理解する助けになった点を説明できます。見学した範囲を超えて専門的判断をしたように話す必要はありません。

想定質問と回答例

質問1|なぜ東北大学で研究につながる学びをしたいのですか

理系の探究を想定した、架空の例です。

私は…(探究を始めたきっかけ)…から、…について実験しました。最初は一つの条件が原因だと考えていましたが、条件を変えると結果が安定せず、その説明では不十分だと気付きました。

高校で扱った知識だけでは…を説明できていません。貴学の…(公式に確認した教育内容)…を学び、実験と理論の両面から問いを深めたいです。

研究室の名前を挙げるだけでなく、その分野を学ぶ必要が本人の経験から伝わるようにしてください。

質問2|探究の結論を、どこまで説明できますか

架空の例です。

私が確認できたのは、…という条件で、…という違いが見られたことです。物理・化学の学習を参考に、比べる条件と記録方法を見直しました。

ただし、測定回数や装置の精度には限界があります。…が原因だという仮説はありますが、他の可能性を除けていないので、次は…を確かめたいです。

観察した結果と、その理由についての仮説を区別して説明しましょう。 不確かな点を隠すより、どこに追加の検証が必要かを整理することが大切です。

質問3|情報系の競技経験から、何を学びましたか

情報オリンピック予選に取り組んだ、架空の例です。

予選の問題に取り組む中で、動くプログラムでも、入力が大きくなると時間が足りなくなることを経験しました。私は…(本人が見直した解法)…について、処理回数を比べました。

結果だけを見るのではなく、なぜその方法で解けるのかを説明する必要を感じました。まだ…の理解が不足しているため、大学で基礎から学びたいです。

実際の参加年・結果は正確に伝えてください。ランク名を持っているだけで、解法の理解や大学の評価まで保証されるわけではありません。

質問4|関心のある問題について、英語で説明してください

英語で内容を組み立てる練習例です。実際の質問を示したものではありません。

I am interested in how people use scientific information. In my project, I compared … . I found …, but I could not explain … . I want to study this further at university.

科学的な情報がどう使われるかに関心があります。探究では…を比較しました。…が分かりましたが、…は説明できませんでした。大学でさらに学びたいです。

難しい単語を足すより、本人が本当に説明できる経験を、短い文で伝える練習です。志望分野に応じて内容を具体化してください。

質問5|資料を読んで、考えが変わったことはありますか

人文社会系や医療・農学系にも応用できる、架空の例です。

当初は…と考えていましたが、…(読んだ資料)…では別の見方が示されていました。自分が前提にしていた…を確認し直す必要があると気付きました。

今は…と考えています。ただ、資料の対象や時期も異なるため、どの条件で当てはまるかを確かめたいです。

読んでいない文献を挙げるのではなく、どの内容から、どう考え直したかを説明しましょう。

本番前に確認したいこと

志願理由書・活動報告書などの内容を読み直し、本人の担当、結果、使った用語を説明できるか確認してください。課外実績の準備を理由に、高校の基礎学力の学習を止めないことも大切です。

面接では、暗記した回答よりも、問いを受け止めて根拠から考え直せることを目指しましょう。持参物や資料の使用は、学部・方式ごとの要項と通知に従ってください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
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スキルパスの面接対策は実績づくりから

スキルパスでは、資格・探究・制作などの実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人が考えて取り組んだ内容を深め、志望学部で学ぶ理由へ結び付ける練習を重視しています。

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