東北工業大学のAOVA選抜は15分程度、公募制推薦型選抜は10分程度の個別面接です。自作資料や作品を持ち込めるため、活動や探究の経験を、本人の説明とともに伝える準備が大切です。
作品や資格の名前だけでなく、自分が考えたこと、試したこと、そこから学んだことを説明しましょう。 志望理由書と面接を別々に準備せず、志望課程・学科で何を深めたいかまで結び付けてください。
この記事は2027年度のAOVA選抜と、公募の学校推薦型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
AOVA選抜|3つの型と個別面接
活動記録重視型・探究活動重視型・総合評価型
AOVA選抜は、活動記録重視型、探究活動重視型、総合評価型のいずれかを出願時に選びます。1期・2期とも、書類30点、論述試験または小論文40点、面接30点の計100点です。
活動記録重視型は専門知識・関連資格・課外活動等、探究活動重視型は高校での探究の成果や実績等を積極的に評価します。両型では調査書と活動記録報告書を各30点満点で評価し、高い方を書類の得点に用います。総合評価型は調査書による書類審査です。
面接は志望理由書を参考にした15分程度の個別面接です。自己アピールが認められ、自作の資料や作品も持ち込めます。探究活動重視型は、探究について3分程度のプレゼンテーションを行うことが望まれる案内です。
情報通信は数学、産業デザインは制作物も準備
AOVAの情報通信工学課程では、基礎的な数学を質問する場合があります。答えだけでなく、式や考え方を口頭で説明する練習も役立ちます。公式に示されていない問題を、実際の出題として覚える必要はありません。
産業デザイン学科は、できるだけ制作や研究の成果を持ち込むことが望まれています。完成品を見せるだけでなく、誰のどんな課題を考え、どのように試作・改善したかを説明できるようにしましょう。
出願資格と日程
AOVAは大学入学資格を満たす現役生・既卒者等が対象で、学校長の推薦書は不要です。他大学との併願も可能です。
1期の出願は2026年9月14日から9月30日の必着、試験は10月14日。2期は11月30日から12月9日の必着、試験は12月18日です。試験会場は本学の八木山キャンパスです。
1期と2期|模擬講義の論述・学科別の小論文
1期は模擬講義を理解して書く
1期は15分程度の模擬講義を受け、キーワードの説明を要約し、講義で示された課題について100字程度で論述します。要約部分には文字数の指定がありません。模擬講義を含む試験時間は60分で、受講中はメモを取れます。
講義を理解する力や文章表現力等を評価する試験です。高校の授業等を使い、重要な説明と具体例を分けてメモし、自分の言葉で要約する練習をしてみましょう。
2期は課程・学科別の大テーマ
2期は60分・600字以内の小論文です。公表された大テーマをもとに当日複数のテーマが出され、その中から1つを選んで論述します。
工学部は、電気電子技術の社会での役割、情報通信の現在と未来、災害・脱炭素・人口減少と社会基盤、社会における化学技術等が大テーマです。建築学部は、持続可能な都市・地域と建築の役割が対象です。
ライフデザイン学部は、産業デザインでは暮らしを良くするデザイン、生活デザインでは持続可能なまちと身近な生活、経営デザインでは持続可能な社会と企業経営が大テーマです。本人の志望課程・学科の内容を公式要項で確かめてください。
AOVA1期の模擬講義、2期の学科別小論文、公募推薦の文章要約は別の試験です。 面接の練習と並行して、受験する区分に合った書く練習も必要です。
公募推薦|10分程度の面接と出願条件
現役・専願・学校長推薦と評定条件
公募制推薦型は、2027年3月に高校等を卒業見込みで、本学を専願し、学校長の推薦を受けること等が条件です。全体の学習成績の状況は、普通科・理数科で3.3以上、その他の学科で3.5以上が必要です。
AOVAのように既卒者も受験できる方式とは異なります。自分の在籍学科、評定、推薦の手続きが条件に合うかを確認しましょう。
書類30点・小論文40点・面接30点
書類は調査書、学校長の推薦書、志望理由書等を評価します。小論文は課程・学科共通で、文章の要旨と自分の考えを80分・800字以内でまとめる試験です。
面接は志望理由書を参考にした10分程度の個別面接で、自己アピールや自作資料・作品の持ち込みも可能です。産業デザイン学科は、できるだけ制作・研究成果を持ち込むことが望まれます。AOVAの15分と取り違えないでください。
出願は2026年11月30日から12月9日必着、試験は12月18日で、会場は八木山キャンパスです。Web登録だけでなく、必要書類の到着期限も確認してください。
質問例と回答例|資料・実績・志望理由の伝え方
質問1|なぜ東北工業大学の志望課程・学科なのですか
…(本人が関心を持ったきっかけ)…から、…(実際の学習や活動)…に取り組みました。そこで…(疑問や課題)…が生まれました。東北工業大学の…(公式情報で確認した志望課程・学科の学び)…を深め、…(本人が考える将来の取り組み)…につなげたいです。
電気電子・情報通信・都市・環境応用化学、建築、産業・生活・経営デザインのどこで学びたいのかを、自分の経験から説明しましょう。
質問2|持参した作品の工夫を教えてください
…(本人の制作物)…は、…(対象や目的)…を考えて作りました。私は…(実際に担当した範囲)…に取り組み、…(試したこと)…を工夫しました。…(使った人の反応や記録)…から、…(改善した点と残った課題)…が分かりました。
共同制作ではチーム全体の成果と本人の担当を区別してください。見た目の説明に加え、なぜその形や方法を選んだかを振り返ることが大切です。
質問3|探究の方法と、結果から考えたことを説明してください
…(本人の探究テーマ)…について、…(調査・実験・分析の方法)…で調べました。…(自分が確かめた結果)…が得られたため、…(本人の考察)…と考えました。ただし、…(条件や資料の限界)…があり、大学では…(さらに学びたい内容)…を深めたいです。
探究活動重視型の発表にもつながる練習例です。テーマ、方法、結果、考察、残った課題を整理し、所定の様式と発表の目安に合わせてください。
質問4|資格やコンテストの経験から何を学びましたか
…(本人が取り組んだ資格やコンテスト)…では、…(難しかった内容)…に苦労しました。…(実際の学習方法や試行錯誤)…を通して、…(理解したこと)…がありました。この経験から、…(志望分野でさらに知りたいこと)…に関心を持っています。
物理検定・化学検定・生物検定や、情報分野のコンテスト等も、実際の経験があれば説明の材料になります。情報オリンピックの予選Bランク等を使う場合も、本人が達成した内容に置き換えてください。例に挙げた実績が、すべての方式で必須・同じ得点になるという意味ではありません。
質問5|学んだ技術を社会でどう役立てたいですか
…(本人が実際に調べた社会の課題)…に関心があります。…(自分の活動で考えたこと)…を踏まえ、…(本人が考える取り組み)…を検討したいです。そのために大学では…(具体的に深めたい知識や技術)…を学びたいと考えています。
本人の希望と、すでに実現した成果を区別しましょう。将来の話だけにせず、これまでの学習や制作とつながる説明が大切です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|実績と制作の過程を説明
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、志望理由書や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。資料と本人の説明を一致させ、追加の質問にも自分の考えを伝える練習を重ねます。
東北工業大学では、実績を見せる準備と、その過程を自分の言葉で説明する準備の両方が大切です。 志望課程・学科で何を深めたいかまで整理しましょう。
公式資料
出願前に、最新の公式要項で出願資格、活動記録の様式、小論文の大テーマ、持参資料・作品、集合時刻と会場を確認してください。


