結論:和歌山県立医科大学を第一志望にすれば併願できます。
和歌山県立医科大学への入学を優先し、併願が認められる私立大学の推薦・総合型選抜を受けることは可能です。医学部、薬学部、保健看護学部の学校推薦型選抜はいずれも、合格後の入学確約が条件です。他大学の専願方式を組み合わせず、将来目指す職種に合う併願先を選びましょう。
- できる:和歌山県立医科大学を第一志望にしたうえで、専願を求めない私立大学の公募推薦・総合型選抜への出願。
- できない:合格後の入学を確約する他大学の方式との併願。他の国公立大学の学校推薦型選抜への重複出願も原則としてできません。医学部の一般枠・県民医療枠・地域医療枠同士の併願はできず、県民医療枠A・Bのみ希望順位を付けた併願が可能です。
- 注意:本学に合格したら入学し、他大学の受験・手続を辞退することが前提です。最終結果は共通テスト後の2月で、私立大学の入学金納入が先になる場合があります。地域医療に関する枠では、卒業後の勤務・研修条件まで理解して出願する必要があります。
対象:2027年度・医学部医学科/薬学部薬学科/保健看護学部保健看護学科
情報確認日:2026年10月3日 執筆・編集:スキルパス(講師紹介)

医学部の学校推薦型選抜|募集枠ごとに将来の条件が違う
2027年度選抜要項では、一般枠6名程度、県民医療枠A8名程度、県民医療枠B3名以内、地域医療枠10名です。いずれも現役・1浪、学習成績概評A(評定平均4.3以上)、学校長の推薦、合格後の入学確約が必要です。学業や課外活動の優れた成績・実績と、医学・医療へ貢献する意欲も求められます。正式な学生募集要項は11月中旬公表予定です。
一般枠|県内高校・居住要件と校内推薦
和歌山県内の高校を卒業する人などが対象です。県外高校でも、出願時に扶養義務者が引き続き3年以上和歌山県内に居住していれば対象になります。高校からの推薦は3名以内です。県民医療枠や地域医療枠と違い、卒業後9年間の勤務条件を付けた募集枠ではありません。
スキルパスの対策:学業の成績と共通テスト対策を土台に、課外活動で自分が工夫した点を具体化しましょう。医療に関心を持った経験、調べた医学的な疑問、活動を通して変わった考えを整理すると、自己推薦書と面接の説明に一貫性が生まれます。
県民医療枠A・B|全国募集だが県内でのキャリア形成が条件
A・Bとも全国から出願できます。第一志望としての校内推薦はAが2名以内、Bは人数制限がありません。卒業後、本学と県が指定する公的医療機関等で最低9年間勤務することへの確約と、本人・親権者等の同意書が必要です。Aは診療科を指定しない枠、Bは産科の担い手を養成する枠で、修学資金の貸与と指定された診療・研修条件があります。A・Bを併願する場合は希望順位を付け、まず各枠を第一志望とする人から選考されます。
スキルパスの対策:Aでは県民医療の課題と自分の将来像、Bでは分娩を含む産婦人科診療への関心を、実際に調べた資料や経験と結びつけましょう。人数だけで枠を選ばず、卒後の研修・地域派遣まで理解したうえで、なぜその働き方を希望するのかを説明できる準備が必要です。
地域医療枠|へき地医療を担う意思を明確に
県内高校、または県外高校で扶養義務者が3年以上継続して県内に居住する人が対象で、校内推薦は3名以内です。県の修学資金を受け、指定医療機関等で最低9年間勤務する条件があります。そのうち最低5年間はへき地医療拠点病院等での勤務が求められます。
スキルパスの対策:医療機関への距離、地域の高齢化、受診・通院の課題などを、公開資料や本人の経験から掘り下げます。医師にしか担えない判断と、多職種・地域住民との協働の双方を考え、内科・総合診療を含む将来の役割を説明できるようにしましょう。
医学部の共通テストと面接
共通テストは国語、地理歴史・公民1科目、数学2科目、理科2科目、英語、情報Ⅰの6教科8科目です。第一段階選抜の配点は国語200・地歴公民50・数学200・理科200・英語200・情報50の900点。英語はリーディング150・リスニング50に換算されます。第二段階は推薦書、調査書、自己推薦書、面接です。推薦だからこそ、幅広い学力と医師としての適性の両方が必要になります。
薬学部の学校推薦型選抜|全国枠と県内枠
全国枠15名程度・県内枠15名程度で、いずれも現役・1浪、評定平均4.0以上、学校長の推薦と入学確約が必要です。全国枠は1校2名以内、県内枠は1校3名以内の推薦です。県内枠には県内高校、または県外高校で扶養義務者が3年以上継続して県内に居住する条件があり、卒業後に大学指定の県内医療機関で2年間研修することへの本人・親権者等の誓約も必要です。全国枠にこの卒後研修条件はありません。
両枠への同時出願はできません。ただし、県内枠で合格とならなかった場合、希望者は全国枠の選抜対象になります。共通テスト6教科8科目による第一段階選抜があり、国語200・地歴公民100・数学200・理科200・英語200・情報50の950点です。医学部と地歴公民の配点や英語の換算が異なります。第二段階では共通テスト、個人面接、推薦書・調査書・自己推薦書を用い、当日に二次面接を課す場合もあります。
スキルパスの対策:化学・生物の知識を、薬の働きや適正使用への関心につなげます。薬剤師と医師・看護師の役割の違いを理解し、服薬支援、地域薬局、薬の研究など、本人が学びたいテーマを具体化しましょう。県内枠では2年間の横断的研修があるため、地域医療で薬剤師として貢献したい理由まで伝える必要があります。
総合型×理系×併願
複数大学を狙う最適戦略
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03複数大学を効果的に併願
出願時期・選考方式・必要書類を踏まえて、最適な併願プランを設計します。
第一志望を軸に、実績を生かせる大学を併願。大学ごとの出願条件・日程・評価内容を踏まえ、受験校と対策を一緒に決めます。
無料受験相談で戦略を相談する保健看護学部の学校推薦型選抜|小論文・面接のあとに共通テスト
募集は40名程度です。現役、評定平均4.0以上、県内高校、または県外高校で扶養義務者が3年以上継続して県内に居住することが条件です。学校長の推薦と合格後の入学確約も必要です。2026年9月28日追記版の募集要項に基づきます。
保健看護学部の推薦は、共通テストを課す2段階選抜です。
第一段階は90分の小論文250点と面接・出願書類です。活動報告を含む自由記述文「自己を語る」は1,000字以内で入力・印刷して提出します。第二段階では共通テストの数学Ⅰ・A200点、理科1科目100点、英語200点と小論文250点を合わせ、合計750点を基に総合評価されます。英語はリーディングとリスニングを各100点のまま合算します。
スキルパスの対策:地域住民の健康、在宅生活、予防・保健活動などへの関心から探究の題材を選びます。活動を列挙せず、相手の事情を理解するために何を考え、どう行動したかを「自己を語る」にまとめましょう。小論文では資料の要点と自分の根拠を整理し、面接では看護職として人々の生活を支えたい理由を自分の言葉で説明できるようにします。
和歌山県立医科大学を軸にした私立大学3校
学ぶ分野と目指す資格をそろえることが基本です。以下は医学・薬学・看護の各分野で候補がある3大学です。医学部志望者に看護学科を併願先として勧めるものではなく、志望職種に合う学部・方式を選びます。専願ではない方式と納入期限の確認が必要です。
近畿大学|医学・薬学・看護の公募推薦
公募推薦は併願が可能です。医学部は一次試験11月22日、二次試験12月6日、最終発表12月16日、手続期限12月24日です。薬学部は11月21日・22日、看護学部は12月6日が試験日です。和歌山県立医科大学の保健看護の試験日11月21日と重なる日もあるため、受ける学部ごとに受験日を確認しましょう。医学部は共通テスト後の本学結果を待つ前に手続期限が来ます。
帝京大学|薬学・看護の総合型併願
薬学部と医療技術学部看護学科の総合型選抜は併願が可能です。Ⅲ期は12月13日が試験日、12月17日が合格発表です。薬学部は化学を含む基礎能力適性検査と面接が必要です。同大学の学校推薦型公募は11月21日で、本学保健看護の試験と重なるため、両方を受ける計画にはできません。医学部の推薦と同じ条件だと考えず、対象学部の要項を確認しましょう。
名城大学|薬学部公募推薦の併願制
薬学部は現役、評定平均3.5以上、学校長の推薦が必要です。専願制と併願制を選べるため、本学を第一志望にする場合は併願制を選びます。2027年度は11月22日が試験日、12月5日が合格発表、一次手続12月17日、併願制の最終手続3月10日です。2月の本学結果まで選択肢を残すには、一次手続の納入が必要です。
看護の基礎学力を生かせる大学
大阪青山大学:2027年度は公募推薦が廃止され、総合型選抜の基礎学力型へ変更されています。看護学部でも併願を選べ、1科目受験では学力検査・面接・調査書、2科目受験では学力検査・調査書で選考されます。C日程は11月22日、D日程は12月20日が試験日です。看護職を目指す人の候補として考えられます。
2027年度の出願・試験・合格発表
- 医学部:出願12月15日〜22日、面接2月7日、合格発表2月9日。11月中旬公表予定の正式募集要項で、出願方法・第一段階発表・入学手続を確認してください。
- 薬学部:出願12月15日〜22日、個人面接2月8日、合格発表2月9日。正式募集要項は11月中旬公表予定です。
- 保健看護学部:WEB登録11月1日0時〜11月6日9時、書類11月2日〜6日必着。試験11月21日、第一段階発表12月10日15時、最終発表2月5日15時。共通テスト成績請求の連携は12月10日〜24日17時。入学手続は2月15日・16日で、本人または代理人が来学して行います。
併願でよくある質問
医学部の県民医療枠と地域医療枠は両方に出願できますか?
できません。医学部では一般枠・県民医療枠・地域医療枠の間の併願は認められていません。県民医療枠A・Bに限り、希望順位を付けて出願できます。
保健看護の第一段階に合格すれば入学が決まりますか?
決まりません。共通テストの指定科目を受験し、第二段階の選考まで通過する必要があります。12月の第一段階結果を最終合格と混同しないようにしましょう。
資格と活動実績だけで対策できますか?
共通テストの学力対策を省くことはできません。そのうえで、活動・探究を通じた問題意識と成果が、自己推薦書や面接の中身を支えます。学力と実績を別々に考えず、出願日程から逆算して両方を準備しましょう。
公式情報:医学部2027年度選抜要項/薬学部2027年度選抜要項/保健看護学部募集要項
推薦の併願対策は、実績作りからスキルパスへ
推薦入試では、大学で学びたい理由を支える実績が重要です。AIで文章を整えやすい時代だからこそ、資格の学習、探究の過程、自分で確かめた結果が面接での説得力につながります。理系大学院講師が中心のスキルパスでは、統計・情報の知識を使った実績作りから、大学ごとの書類・試験対策まで支援します。
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和歌山県立医科大学の対策と、併願先の対策を一緒に相談できます。まずは志望分野と現在の準備状況をお聞かせください。
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