滋賀医科大学の学校推薦型選抜は、医学科・看護学科とも、グループディスカッション形式の面接を行います。個人面接の回答を覚えるだけでなく、相手の意見を聞き、根拠を添えて話す練習が必要です。
自分の実績を話す力と、他の人と考える力の両方を準備しましょう。 医学科と看護学科では、面接以外の試験や、目指す専門職に関する評価の観点も異なります。
以下は架空の面接練習用の質問・回答です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は、本人が実際に経験したことに置き換えてください。
学科・募集区分ごとの面接対策
医学科|協調性と根拠のある説明
医学科は、学校長の推薦書、調査書、志願理由書、共通テスト、小論文、面接を総合して選抜します。面接はグループディスカッションで、将来の医師や研究者にふさわしい資質・適性を評価します。
大学が示す評価の観点には、地域医療への意欲、協調性、自己表現力、リーダーシップ、倫理観、コミュニケーション能力などがあります。発言量だけを増やすのではなく、相手の話を理解したうえで、自分の考えを伝える練習が大切です。
小論文では資料に基づいて論述し、理解力・思考力・表現力を評価します。資料に書いてある事実と、自分の解釈を分ける練習は、討議の準備にも役立ちます。
看護学科|相手の立場と学ぶ意欲
看護学科は、推薦書、調査書、志願理由書、共通テスト、面接を総合して選抜します。医学科と異なり、推薦の選抜方法に小論文は含まれていません。
面接はグループディスカッションで、看護師、保健師、助産師、研究者としての資質・適性を評価します。大学の入学者選抜方針では、高校での活動実績、学修の到達度、志望の意欲や明確さなども評価の対象です。
活動を話す際は、「人の役に立った」という結果だけでなく、相手の反応をどう受け止め、自分の関わり方をどう考えたかを整理してください。
一般枠と地元医療枠|出願条件も確認する
両学科には一般枠と地元医療枠があります。地元医療枠は、滋賀県出身者で、県の奨学金の貸与を受け、卒業後に県内で医療に従事する意思を持つなどの条件があります。
奨学金や卒業後の勤務に関する条件は、学科ごとの要項で確認してください。地域医療への関心を話すだけで、これらの条件を満たすわけではありません。
共通テストの指定科目、学校長の推薦、学習成績などの出願条件も、医学科と看護学科を分けて確認する必要があります。
グループディスカッションの練習方法
まず、課題について「何が問題なのか」「どの情報が分かっているか」「判断に何が足りないか」を整理してみましょう。練習では、意見を述べるだけでなく、相手が重視する点を確認する役割も経験してください。
意見が違う場合は、すぐに賛否を決めず、前提や判断基準の違いを確かめます。分からない専門知識を、知っているように話す必要はありません。
本人の経験と、そこから考えたことを区別し、確認できた範囲で話してください。 医療・福祉の見学や活動について話すときも、関わった人の氏名や病歴などの個人情報を出さないよう注意が必要です。
生物検定・化学検定の学習や、統計を使った探究の経験があれば、何を学んだかを説明する題材にできます。ただし、これらの資格や活動だけで医療の専門性を備えたり、入試で一律に加点されたりするという意味ではありません。
想定質問と回答例
質問1|なぜ滋賀医科大学のその学科を志望するのですか
…(本人が医療に関心を持った経験)…から、…について調べました。その中で、…を学ぶ必要を感じました。
貴学の…学科で…を学び、…について理解を深めたいです。現在は…の学習や活動を続けています。
医学科と看護学科で、学びたい内容と目指す役割を区別しましょう。
質問2|他の人の意見を聞いて、どう考えましたか
…という意見は、…の立場を重視したものだと理解しました。私は…を考えていましたが、…の点を十分に検討していませんでした。
判断するには…の情報も必要です。両方の立場から、…を確かめたいと思います。
討議に向けた練習例です。同意する場合も、理由を添えて自分の考えを伝えてください。
質問3|地域の医療について、どのようなことを調べましたか
…(本人が調べた地域の課題)…について、…の公開資料を読みました。…という状況は分かりましたが、その背景までは十分に確認できていません。
…の立場では何が困るのかも調べ、大学では…の基礎から学びたいです。
ニュースの印象だけで地域全体を決め付けず、資料の対象や時期も確認しましょう。
質問4|活動でうまくいかなかったことは何ですか
…(本人の活動)…で、私は…を担当しました。初めは…と説明しましたが、相手の反応を見て、…が伝わっていないと感じました。
そこで…を変えました。…は改善しましたが、…についてはまだ学ぶ必要があります。
成功談だけでなく、相手の反応を受けて何を考え直したかを振り返ってください。
質問5|探究や資格の学習で、何が分かりましたか
…(本人が学習・実験した内容)…では、…の条件をそろえて比較しました。…という結果から、…と考えました。
ただし、この結果だけで人の健康や医療について結論を出すことはできません。…をさらに学びたいです。
高校での学習経験を過大に見せず、大学で学ぶ課題につなげる練習例です。
本番前の確認と出願書類の注意
面接の詳しい進め方と集合時刻は、大学の「受験者注意事項」で確認しましょう。 要項では、所定の面接集合時刻に遅刻すると受験資格を失う旨が示されています。人数や討議時間を、過去の情報から決め付けないことも大切です。
大学は、生成AIの成果物をそのまま自分の成果物として提出することを禁止しています。このページの例文も、出願書類へそのまま転用するためのものではありません。本人の経験を振り返る練習に使い、大学の注意事項に従ってください。
共通テストを課す選抜なので、面接の練習と並行して指定科目の学習も続けましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接対策は実績づくりから
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、志望学科と面接形式に合わせた説明を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


