香川大学の面接対策は、総合型Ⅰと公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱを区別して考える必要があります。同じ学部でも方式によって試験内容が違い、面接を課さない方式もあります。
実績を説明する力に加え、コースごとの口頭試問・発表・討論への準備が大切です。 本人が何を学び、試し、考えたかを、志望する学びに結び付けて整理しましょう。
以下の質問・回答例は練習用の架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型Ⅰ|教育学部の個人面接・口頭試問・実技
対象は中学校教育コースの5区分
技術、家庭科、音楽、美術、保健体育の教育に関心を持つ人が対象です。書類による第1次選抜の後、個人面接・調査書等の評価と、口頭試問または実技試験を行います。共通テストは免除されます。
個人面接では、学ぶ意欲、人間性、教育に携わる人としての適性などを、志望理由書や資格・活動報告も含めて評価します。資格名だけでなく、学習や活動で何を考えたかまで説明できるようにしましょう。
技術・家庭科・美術の口頭試問
技術・家庭科は、それぞれの教科の基礎知識を問います。制作や生活上の課題について、使った知識と根拠を説明する練習が役立ちます。
美術は、高校・高専在籍中に制作した作品1~3点を持参し、主にその作品について試問します。何を表したかったか、素材や表現方法を選んだ理由、試作から変更した点を振り返ってください。
音楽・保健体育の実技
音楽は、指定された器楽・声楽の選択項目と旋律聴音を行います。楽譜の提出や楽器の持参など、準備条件も要項で確認しましょう。
保健体育は、ジグザグ走、シャトルスタミナテスト、立ち5段跳びによる基礎運動能力テストです。個人面接と実技の両方を準備する必要があります。
総合型Ⅰ|創造工学部の7コース
造形・メディアデザイン|作品の発表
課題に応じて製作した作品について、5分間の発表と質疑応答・面接を行います。2027年度は、住民の知的好奇心を刺激する公共サービスのデザイン提案が課題です。用語の定義や地域を選んだ理由も説明する必要があります。
発表資料や持参機器には規定があります。見栄えだけでなく、調べたこと、提案の根拠、どのように使われるかを説明できるようにしましょう。
建築・都市環境と防災・危機管理|ポスターの発表
どちらも、第1次選抜で提出したレポートに基づく5分間の発表と質疑応答・面接を行います。建築・都市環境は、さらに数学・物理の力学の基礎的な口頭試問を課します。
建築・都市環境の数学はⅠ・A・Ⅱ・B、物理は物理基礎・物理の「力と運動」が指定範囲です。防災・危機管理と、同じ試験内容だと考えないよう注意してください。
情報・人工知能・通信ネットワーク・機械システム
情報コースは、志望理由書と課題レポートを踏まえ、情報分野の基礎学力などを口頭試問で確認します。
人工知能・通信ネットワークコースは、数学Ⅱの問題にホワイトボードを使って解答する15分程度の口頭試問です。機械システムコースは、数学Ⅰ・Ⅱ、物理基礎・物理を範囲とする口頭試問で、ホワイトボードを使います。いずれも面接を課します。
答えだけでなく、条件の整理と考えた順序を声に出して説明する練習をしましょう。
材料物質科学|自由研究のポスター発表
提出した課題レポートに基づき、自由研究のポスターを使って5分間発表し、質疑応答・面接を行います。本人の担当、比較した条件、結果の限界、次に確かめたいことを整理してください。
総合型Ⅰ|農学部と医学部看護学科
農学部|授業理解力テストと個人面接
書類による第1次選抜の後、応用生物科学の基礎的な講義を40分程度受け、1時間程度の記述式テストに取り組みます。面接は個人で15分程度です。
志望動機に加え、科学の基礎知識、論理的に考える力、伝える力、学習意欲などを評価します。生物・化学の探究は、観察事実と考察を分けて整理しましょう。面接と授業理解力テストの両方を受験する必要があります。
ナーシング・プロフェッショナル育成入試
医学部看護学科の総合型Ⅰです。書類による第1次選抜の後、小論文と面接を行います。小論文は英語の問題と、日本語による人文社会・自然科学系の論述問題です。
面接では、看護・医療に携わる人としての倫理観、コミュニケーション力、主体性、協働性、社会性などを、提出書類も利用して評価します。人を支える活動で、相手の希望や立場をどう理解したか振り返ってください。
公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱ|学部別の違い
推薦Ⅰ・教育学部|幼児・小学校・特別支援
共通テストを免除し、小論文と個人面接・調査書等で選抜します。幼児教育の区分には、大学が用意する素材を使い、指定された年齢の乳幼児への表現を問う課題を含む口頭試問もあります。
香川県教員希望枠では、香川県の教育に貢献する意欲なども評価します。本人の経験から、なぜその教育分野・地域で学びたいかを説明しましょう。
推薦Ⅰ・法学部|問題解決型のグループ討論
小論文と、グループディスカッション方式の面接などを行います。提示された社会の問題を理解し、解決の方策を話し合う形式で、相手を論破するディベートとは異なります。
討論は40~60分程度で、その年度のテーマは事前に送付されます。他の人の意見を整理し、議論を進める練習も大切です。
推薦Ⅰ・経済学部|個人面接
小論文、10分程度の個人面接、調査書などで選抜します。志望理由書・推薦書を踏まえた質問への応答、分かりやすさや説得力、社会問題への関心などを評価します。
推薦Ⅱ・医学科と、面接を課さない4学部
医学科は、英語の総合問題Ⅰ、日本語による理科系の論述の総合問題Ⅱ、面接などで選抜し、共通テストも利用します。面接では、志望理由書・推薦書・調査書を重要な資料として、医師・医学研究者としての適性を確認します。
地域枠では香川県による面接もありますが、募集は調整中の記載があるため、最新の公表を確認してください。
法学部、経済学部、創造工学部、農学部の推薦Ⅱは、筆記試験・面接を課さず、共通テストと書類などで選抜します。同じ学部の総合型や推薦Ⅰの面接を、推薦Ⅱにもあると考えないことが大切です。
実績を使った想定質問と回答例
理科検定の物理・化学・生物、情報オリンピック予選Bランク、探究や制作は、本人の理解と試行錯誤を説明する題材になります。ただし、全方式の必須条件や一律の加点対象ではありません。
本人が確かめた事実と、そこから考えたことを分けて説明してください。
質問1|なぜ、その学部・コースを志望するのですか
…(本人の学習・活動)…から、…に関心を持ちました。…を調べて、…という疑問が残りました。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。現在は…を復習しています。
質問2|制作や研究で、その方法を選んだ理由は何ですか
…(本人の制作・研究)…では、…を確かめるために…を比較しました。私は…を担当しました。
…という結果でしたが、…の条件は検証できていません。次は…を確かめたいです。
質問3|その式や知識を使って、説明してください
…(練習で扱った問題)…では、…という条件があります。そのため、…と考えました。
…が変わった場合には、この説明が成り立つか確かめ直す必要があります。
質問4|他の人の意見から、何を考えましたか
…(本人の話し合い)…で、…という意見を聞きました。自分には…の視点が足りませんでした。
…を確認し、考えを修正しました。…については、追加の情報を調べたいです。
質問5|大学で学ぶ必要があると感じたことは何ですか
…(本人の資格・探究・活動)…では、…まで取り組みましたが、…の理由を十分に説明できませんでした。
知識を覚えるだけでなく、…を体系的に学びたいです。志望する…の教育内容も確認しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
作品・ポスター・レポートの発表と、口頭試問の指定範囲を確認しましょう。 持参機器や資料の部数、使えるメモなどは大学の最新の受験案内に従ってください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。AIで文章を整える場合も、大学の書類作成の規定に従い、本人が根拠を説明できる内容か確かめましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、学部・方式に合わせた発表や質疑応答を練習します。
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