鳴門教育大学の学校教育学部は、公募の学校推薦型Ⅰ型・Ⅱ型で選抜します。Ⅰ型は共通テストを課さず、Ⅱ型は共通テストを課す方式です。どちらも面接がありますが、募集する専修・コースと、組み合わせる試験は異なります。
「教員になりたい」という思いを、本人が学び、行動してきた経験から説明しましょう。 教科の知識や実技を問うコースでは、志望理由の受け答えだけでなく、その試験に合わせた準備も必要です。
以下の質問・回答例は、練習用の架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
推薦Ⅰ型|地域教員希望枠・算数科・数学科
学校教育実践コース・地域教員希望枠
小論文と面接などで選抜します。面接では、志望動機、学ぶ意欲、コミュニケーション能力に加え、本学教職大学院へ進学したい理由も確認します。
出願には、大学主催の「徳島で輝く先生になる!鳴教プロジェクト」の修了などの要件があります。徳島県の小学校教員として課題に取り組む熱意と、教職大学院への進学を志望することも求められます。
地域の学校について何を学び、どのような課題に関心を持ったのか整理しましょう。単に地元が好きという話にとどめず、本人が見聞きしたことと、資料から理解したことを区別して説明してください。
算数科教育・数学科教育コース
数学Ⅰ・数学Aの記述試験と面接などを課します。面接では教育への関心・意欲と、算数・数学の教員としての資質や能力を評価します。
問題を解く力に加え、なぜその考え方になるかを説明する練習が役立ちます。教える相手がつまずいた場合、どのように説明を変えられるかも考えてみましょう。これは練習の提案であり、実際の出題内容ではありません。
推薦Ⅰ型|図画工作科・美術科・技術科
図画工作科教育・美術科教育コース
鉛筆デッサンと面接などで選抜します。面接では教員としての資質・能力と、持参した作品を踏まえた美術への意欲、感性、思考力、表現力などを評価します。
高校在学中に制作した美術・工芸などの作品から、携行できる主要作品3点を持参する規定です。本人の作品であることについて、出身学校長の証明書も必要です。
作品のテーマ、素材や表現方法を選んだ理由、制作中に変更した点を整理してください。完成品の説明だけでなく、試した過程も振り返りましょう。
技術科教育コース
小論文と面接などで選抜します。小論文では、ものづくり・情報の知識や理解、高校などで学んだ数理・科学の内容の定着を確認します。
面接では、技術科教育を志す意欲や資質に加え、これまでのものづくり・情報に関する取り組みも尋ねます。制作物の機能だけでなく、本人の担当、工夫、検証した結果を説明できるようにしましょう。
推薦Ⅱ型|幼児・国語・英語・社会・理科
幼児教育専修・特別支援教育専修
幼児教育専修の面接は、乳幼児への理解、教育への熱意、論理的思考・判断・表現などを評価します。特別支援教育専修では、教員としての資質・能力と、特別支援教育への意欲を確認します。
本人が子どもと関わって考えたことを、経験の範囲を越えて断定せず説明してください。特定の子どもの個人情報を出さずに、学んだ点を話す練習も大切です。
国語科・英語科・社会科教育コース
国語科は小論文と、国語の基礎学力に関する試問を含む面接です。読んだ文章の内容と、自分の解釈を分けて説明する練習が考えられます。
英語科は、基本的で平易な英語を用いた面接で、英語を指導するための資質・能力を評価します。難しい英語表現を暗記するだけでなく、質問を理解して、自分の考えを伝える練習をしましょう。
社会科は小論文と面接を行い、社会への関心や教育への意欲などを確認します。社会の問題について、複数の立場と資料を踏まえて考える準備が役立ちます。
理科教育コース
面接には、理科の基礎学力に関する試問が含まれます。観察・実験で分かったことと、そこから考えたことを区別し、使った知識や根拠を説明する練習が必要です。
理科検定の物理・化学・生物の学習も、理解を確かめる題材になります。資格の取得自体を、面接の基礎学力への準備と同じものだと考えないことが大切です。
推薦Ⅱ型|音楽・体育・保健体育・家庭科
音楽科教育コース
実技と面接などを課します。実技は、声楽・ピアノ・管楽器・弦楽器から選ぶ演奏、楽典、指定された歌唱です。受験曲目調査票の提出や、伴奏譜・楽器の準備については要項を確認してください。
面接では、教育への関心・意欲と、これまでに経験した音楽活動などを確認します。演奏実績に加え、練習で何を工夫し、他者とどう関わったかを振り返りましょう。
体育科教育・保健体育科教育コース
実技検査と面接などで選抜します。面接では、学校教育や保健体育科教育の基礎的な内容と、これまでの体育・スポーツ活動の実績を尋ねます。
競技成績だけでなく、安全への配慮、練習の改善、仲間との協力など、本人が考えて行動したことも整理してください。
家庭科教育コース
小論文と面接などを行います。面接には家庭生活・社会生活に関する家庭科の基礎学力の試問が含まれます。学習した内容を生活の問題と結び付け、どのような根拠から考えたか説明してみましょう。
実績を使った想定質問と回答例
探究、制作、地域活動、部活動、資格・コンテストなどは、本人の学びを説明する題材になります。理科検定や情報オリンピック予選Bランクなどの学習も、志望分野に合う場合に振り返ってみましょう。これらが全コースの必須条件や、一律の加点対象になるわけではありません。
成果だけでなく、誰に何を伝えようとし、どのように工夫したかも整理してください。
質問1|なぜ教員を目指すのですか
…(本人が学びや活動で経験したこと)…から、…に関心を持ちました。…を調べ、…という疑問が生まれました。
貴学の…で…を学び、子どもの学びをどのように支えられるか考えたいです。
質問2|活動や制作で、何を工夫しましたか
…(本人の活動・作品)…では、…を目指しました。…がうまくいかず、…を変えて試しました。
…は改善しましたが、…は十分に確かめられていません。次は…を確認したいです。
質問3|その考え方を、分かりやすく説明してください
…(練習で扱った教科の内容)…は、…という条件から説明できます。例えば…の場合、…になります。
もし…が分かりにくければ、…の図や具体例を使って説明し直したいです。
質問4|人と協力するとき、何に気を付けましたか
…(本人の共同活動)…で、…という意見を聞きました。自分が重視していた…だけでは不十分だと気付きました。
…を確認し、…の方法に変えました。自分の担当は…で、…は他の人が担当しました。
質問5|大学では、何を学ぶ必要があると考えますか
…(本人の経験)…では、…まで取り組みましたが、…の理由は十分に説明できませんでした。
経験だけで判断せず、…について専門的に学びたいです。志望する…の教育内容も確認しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
Ⅰ型・Ⅱ型の募集コース、教科の試験、実技、持参する作品を確認しましょう。 出願できるのはⅠ型・Ⅱ型のいずれか一つ、かつ一つの募集単位です。準備する資料や集合場所は、大学の最新の受験案内に従ってください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。AIで文章を整える場合も、大学の書類作成の規定を確認し、本人が説明できる内容か確かめましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の経験を振り返り、志望する専修・コースに合わせて質疑応答を練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


