愛媛大学の面接対策では、総合型Ⅰ・Ⅱと、公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱを区別する必要があります。学部だけでなく、同じ学科のコースや方式によって、集団面接・口頭試問・実技などの組み合わせも異なります。
活動の成果を話す準備と、指定された教科の知識を説明する準備を並行して進めましょう。 資格名や参加歴だけではなく、本人が何を考え、試し、学んだかを整理することが大切です。
以下の質問・回答例は練習用の架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型Ⅰ|教育・社会共創・医学部看護学科
教育学部|地域教員希望枠
特別支援、小学校、初等中等教科の各サブコースが対象で、面接と提出書類などによって選抜します。
人口減少の著しい地域での地域創生に関わる教育活動・ボランティアの参加経歴と、その証明などが出願条件に含まれます。愛媛県の教員を目指す理由に加え、活動で出会った課題と、教育を通じて考えたいことを整理してください。
総合型Ⅱの集団面接や実技を、そのままⅠの試験内容と考えないよう注意が必要です。
社会共創学部|小論文・面接・グループディスカッション
産業イノベーション、環境デザイン、地域資源マネジメントの3学科が対象です。小論文、面接、グループディスカッションと、提出書類などで選抜します。
地域の課題を扱った探究では、調査で分かったことと、自分の解釈を分けて説明しましょう。討論では自分の主張だけでなく、他の人の意見や根拠を受けて考えを深める練習も役立ちます。
医学部看護学科|面接の後に課題レポート・発表
総合型ⅠAは地域特別枠、ⅠBは社会人枠です。第1次選抜では面接と書類など、第2次選抜では小論文、課題レポートの作成、プレゼンテーションなどを行います。
課題レポートは事前提出ではなく、試験で作成した内容に沿って発表する形式です。準備した志望理由だけでなく、その場で文章や資料を理解し、根拠を説明する練習も必要です。
ⅠAには、愛媛県内の中山間地域や離島などの地域医療への貢献、入学後の所定のプログラム受講などの確約条件があります。看護への関心と、地域で働くことへの理解を切り離さず考えてください。
総合型Ⅰ|工学部の口頭試問
機械工学・知能システム学・海事産業特別
面接には数学と物理の口頭試問を含みます。数学はⅠ・Ⅱ・A・Bの数列・Cのベクトル、物理は物理基礎が指定範囲です。
解答だけを暗記するのではなく、条件を整理し、式を使う理由や単位まで説明する練習が役立ちます。制作の実績がある人も、使った原理を高校の教科に結び付けて説明しましょう。
化学・生命科学
面接には化学・化学基礎の口頭試問を含みます。実験や観察の経験は、比較した条件、結果、そこから言える範囲を整理してください。
理科検定の物理・化学の学習などを題材にする場合も、取得級だけでなく、理解した内容を説明することが大切です。これらの資格を一律の必須条件や加点対象として紹介しているわけではありません。
総合型Ⅱ|共通テストと学部別の面接
法文学部と社会共創学部
法文学部の昼間主・夜間主コースでは、当日に面接調書を作成し、口頭試問を含む面接を行います。活動や社会への関心を、書いた内容と矛盾なく説明できるようにしてください。
社会共創学部は産業マネジメント、地域資源マネジメントの2学科が対象で、面接などを課します。総合型Ⅰとは対象学科の組み合わせが違います。
教育学部|集団面接・発表・実技を区別
特別支援教育は面接、小学校教育と言語社会教育・科学教育の各教科、体育・保健体育は集団面接です。
家庭はプレゼンテーションを含む面接、音楽は面接と音楽実技、図画工作・美術は美術実技と面接を行います。自分のサブコース・教科で必要な準備を確認しましょう。
医学科・工学部・農学部
医学科は総合問題、面接、共通テスト、書類などで選抜します。愛媛県内の医学・医療への貢献や、卒業後の県内の医育・医療機関への勤務の確約など、出願条件への理解も必要です。
工学部は化学・生命科学、海事産業特別、デジタル情報人材育成特別プログラムが対象です。面接と、共通テスト・書類などによって選抜します。
農学部は、知能的食料生産科学、健康機能栄養科学、水環境再生科学の3特別コースが対象です。面接と口頭試問を課し、各分野に関係する高校の教科・科目の知識などを確認します。生物・化学やデータ分析の探究を、志望コースで学びたい内容と結び付けて振り返ってください。
公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱ|面接の違い
推薦Ⅰ|法文・理・工・農
推薦Ⅰは共通テストを利用しない方式です。法文学部は小論文と口頭試問を含む面接など、理学部の生物学・地学は口頭試問を含む面接などで選抜します。
工学部は、電気電子、コンピュータ科学、材料デザイン、化学・生命科学、社会基盤、建築・社会デザインなど、コースごとに口頭試問の指定範囲が異なります。たとえば電気電子は数学・物理基礎や電気回路・英語、コンピュータ科学は数学を問います。志望コースの要項を基に復習範囲を決めましょう。
農学部は総合問題と口頭試問を含む面接などを課します。普通科・理数科等を対象とするAと、専門学科・総合学科を対象とするBでは、出願区分と評価する学習経験にも違いがあります。
推薦Ⅱ|教育・理・医・工
推薦Ⅱは共通テストを利用します。教育学部は対象サブコースで集団面接など、理学部の数理科学・物理学・化学は口頭試問を含む面接などを行います。
医学科は総合問題と面接など、看護学科は小論文と面接などを課します。医学科の学校推薦と地域特別枠を同じ条件として扱わず、勤務や奨学金などの条件は該当する枠の要項で確認してください。
工学部も対象コースで面接を課しますが、口頭試問の扱いは一様ではありません。電気電子では数学Ⅲ・Cを中心とした数学の口頭試問があります。推薦Ⅰや総合型Ⅰの範囲を、そのまま推薦Ⅱに当てはめないことが大切です。
実績を使った想定質問と回答例
実績の名称より、本人の判断・工夫・理解を説明できることが大切です。 情報オリンピック予選Bランクや理科検定の生物・化学なども、実際に取り組んだ経験に限って題材にしてください。
質問1|なぜ愛媛大学の、その学びを志望するのですか
…(本人の探究・学習)…を通じて、…という疑問を持ちました。…までは確認できましたが、…は説明できませんでした。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。教育内容やコースの特色も確認しています。
質問2|活動の中で、自分が考えて変えたことは何ですか
…(本人の活動)…では、初めは…という方法を試しました。しかし、…という問題がありました。
私は…を提案し、…を比較しました。…という結果でしたが、…については追加の検証が必要です。
質問3|その式や原理を使う理由を説明してください
…(練習で扱った問題)…では、…という条件があります。そのため、…の関係を使えると考えました。
…という手順で求めました。単位と、結果が条件に合うかも確認します。
質問4|地域の活動で、相手の意見から学んだことは何ですか
…(本人が参加した活動)…で、…という話を聞きました。当初の自分の考えでは、…の点が抜けていました。
…を調べ直し、…と考えるようになりました。相手の経験と、調査で分かった事実を分けて整理しています。
質問5|資格やコンテストへの取り組みを、入学後にどう生かしたいですか
…(本人の資格学習・コンテスト)…で、…に取り組みました。…はできましたが、…の理由を十分に理解できていません。
大学では…を体系的に学び、…を検証したいです。結果だけでなく、考えた手順を残すようにしています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
方式・コースごとの口頭試問の範囲と、発表・実技の準備物を確認しましょう。 試験当日の案内や資料の扱いは、大学の最新の通知に従ってください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。AIで文章を整える場合も、大学の書類作成の規定を守り、本人が根拠を説明できる内容に限ることが必要です。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を振り返り、学部・方式に合った発表や質疑応答を練習します。
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