愛知県立芸術大学の面接・口述対策では、美術と音楽、さらに専攻・コースごとの選抜内容を確認しましょう。作品や演奏について尋ねる試験と、書類・小論文を踏まえた口述では、説明する内容が異なります。
制作や演奏の結果だけでなく、本人が何を考え、どこを試し、見直したかを説明しましょう。 活動を通して生まれた疑問と、大学で専門的に学ぶ理由をつなげることが大切です。
以下は独自に作成した架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。本人の作品・演奏・学習の経験に置き換えて練習してください。
美術・音楽の総合型と公募推薦の面接・口述
美術学部の総合型|5専攻で第2次選考の内容が異なる
2027年度の美術学部総合型は、日本画・彫刻・デザイン・陶磁・メディア映像が対象です。第1次選考では、自己アピール資料と書類を審査します。第1次選考の合格者が、第2次選考を受験します。
- 日本画:平面作品の審査500点と面接500点です。平面表現への探究心や意欲等も確認します。
- 彫刻:小論文400点と面接600点。第1次選考の1,000点を持ち越し、合計2,000点で最終判定します。
- デザイン:作品審査を含む面接1,000点です。コミュニケーションや、デザインを研究する意欲等を確認します。
- 陶磁:立体の実技500点と面接500点です。陶磁表現への探究心やコミュニケーション等も確認します。
- メディア映像:発想課題の実技500点と面接500点です。研究する意欲やコミュニケーション等を確認します。
作品の搬入や、当日に持ち込める資料等の指定も専攻によって異なります。作品の説明を練習するとともに、提出物の条件と当日の指示を確認してください。
音楽学部の総合型|作曲と声楽
音楽学部の2027年度総合型は、作曲専攻の作曲コースと声楽専攻です。本選考は2026年11月28日・29日の日程で、専攻ごとに試験を行います。
作曲コースは提出作品等による書類選考の後、器楽曲作曲400点と口述600点で審査します。口述は、提出した3作品と、当日の器楽曲作曲の解説が中心です。
声楽専攻は書類選考の後、自由曲800点、面接100点、音楽の基礎的能力試験100点で審査します。面接の一部を2日目に実施する場合もあるため、日程の案内を確認してください。
音楽学部の公募推薦|音楽学・弦楽器・管打楽器
2027年度の学校推薦型は、作曲専攻の音楽学コースと、器楽専攻の弦楽器・管打楽器コースが対象です。
- 音楽学:音楽学の基礎的能力試験300点、口述500点、音楽の基礎的能力試験200点。口述には、提出した小論文や書類に関する質疑を含みます。
- 弦楽器:課題曲・自由曲600点、面接と初見視奏を合わせて200点、音楽の基礎的能力試験200点。初見視奏はヴァイオリン・ヴィオラ・チェロが対象で、面接冒頭に実施します。
- 管打楽器:書類・録画等の選考の後、課題曲700点、面接100点、音楽の基礎的能力試験200点で審査します。
いずれも、口頭説明だけで実技や基礎能力試験を代替できるわけではありません。出願条件、課題曲、提出する録画や書類は、専攻・コースの該当欄を確認してください。
作品や演奏と、大学で学ぶ理由をつなげる
美術|表現の選択を言葉にする
何を表現したかったのか、なぜその素材・構成・技法を選んだのかを整理しましょう。制作途中の試行錯誤や、変更した理由も振り返ってください。
「見れば分かる」と考えず、作品のどこに注目してほしいのかを説明する練習が大切です。一方で、作品にない意図を後から作って加える必要はありません。実際の制作と、振り返って気付いたことを区別してください。
音楽|解釈や研究の根拠を説明する
楽譜や資料から何を読み取り、演奏や作曲でどう試したかを整理しましょう。音楽学では、提出した小論文の問い、用いた資料、根拠、まだ検討できていない点を説明できるようにしてください。
専門用語を多く使うことだけが、理解の深さを示すわけではありません。自分の言葉で説明し、大学でどのような基礎や方法を学びたいかまで考えましょう。
コンクール・制作・協働の実績を整理する
受賞歴だけで活動を説明しない
本人の役割、表現上の課題、改善のために試したことを具体的に説明しましょう。 コンクールや展覧会等の結果がある場合も、それに向けた準備と学びを振り返ってください。
受賞歴がない場合は、授業、継続的な制作・練習、読書・調査等の経験を整理できます。ここで挙げた実績を、必須条件や加点とする説明ではありません。
他者からの助言と、本人の判断を区別する
共同制作や合奏等では、全体の成果と自分の担当を分けてください。指導者や仲間から受けた助言に対し、何を理解して、どのように試したかも説明の材料になります。
うまくいかなかった試みも、何が課題として残ったかを説明できれば、大学で学ぶ理由を考える手掛かりになります。
面接・口述の想定質問と回答例
質問1|この作品の意図と、制作中に変えた点を説明してください
…(本人の作品)…では、…という経験から…を表現したいと考えました。最初は…を試しましたが、…という点が意図と合いませんでした。
…を比較し、…を変更しました。現在も…は課題です。大学で…を学び、表現の方法をさらに検討したいです。
質問2|立体・デザイン・映像等の制作で、何を工夫しましたか
…(本人の制作)…では、…という形や構成を選びました。…を試すと、見る位置や使う場面によって…が変わると気付きました。
…を修正しましたが、…はまだ十分に確かめられていません。大学では…を専門的に学び、表現や方法を選ぶ理由を深めたいです。
質問3|作曲した作品について、どのように考えたか教えてください
…(本人の作品)…では、…という素材を…のように展開したいと考えました。…の部分を試し、…という理由で構成を変更しました。
一方で…については、狙いを十分に実現できていません。大学で…の基礎と方法を学び、聴こえ方と構成の関係をさらに考えたいです。
質問4|音楽学の小論文では、何を問い、どう調べましたか
…(本人の小論文)…では、…を問いにしました。…という資料を比較し、…と考えました。
ただし…の資料は十分に調べられておらず、結論には限界があります。大学で資料の読み方や研究方法を学び、…を検討したいです。
質問5|演奏や練習の過程で、考え方が変わった経験はありますか
…(本人の演奏・練習)…では、最初…と解釈していました。楽譜や資料を確認し、…という助言も受けて…を試しました。
…の違いに気付きましたが、…はまだ課題です。自分の演奏を振り返りながら、基礎と表現の両方を学び続けたいです。
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スキルパスの総合型・推薦面接対策|活動と志望理由を説明する
提出した作品・小論文・活動記録と、本人の口頭説明を一致させましょう。 専攻の実技や基礎能力試験の準備も続け、追加の質問に自分の言葉で答える練習を進めてください。
スキルパスでは、本人の活動・学習経験を振り返り、志望理由や口頭説明の準備を支援しています。経験を大きく見せるための作り話を加えず、本人が考えた過程と、大学で学ぶ理由を整理します。
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