弘前医療福祉大学は、2027年度の総合型を「資格・検定・ボランティア型」「探求学習型」「キャリアアップ・社会人型」に変更しています。保健学部の看護学科、医療技術学科の作業療法学専攻・言語聴覚学専攻が対象です。
方式によって、出願できる条件も面接の時間も異なります。本人の活動と条件を照らし合わせ、提出書類の内容を説明できるよう準備しましょう。
この記事は2027年度の総合型と、公募の学校推薦型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型|資格・検定・ボランティア型と探求学習型
資格・検定・ボランティア型は個別面接15分程度
資格・検定・ボランティア型は、出願書類40点、うち調査書20点・志願理由書20点、小論文30点、面接30点の計100点で選考します。小論文は60分・800字以内、個別面接は15分程度です。
出願には、2027年4月1日時点で満23歳未満であることと、高校卒業・卒業見込み等の大学入学資格を満たすことに加え、指定された活動等のいずれかに該当する必要があります。
例えば英検準2級以上、8時間以上のボランティア活動、大学・短大等への在籍経験、上級救命講習の修了等が示されています。これらをすべて満たすという意味ではありません。該当する要件と証明書類を確認してください。
ボランティアは、学校行事としての活動やインターンシップが対象に含まれません。実際の活動時間、内容、証明書の扱いを事前に確かめましょう。面接では、参加した事実と、その経験から本人が学んだことを分けて説明する練習が役立ちます。
探求学習型は書類による一次判定と20分程度の個別面接
探求学習型は、調査書20点・志願理由書20点・課題の要旨25点の書類65点と、面接35点で選考します。書類による一次判定後に、20分程度の個別面接を行う方式です。小論文はありません。
課題の要旨は、高校の総合的な探究の時間で取り組んだ、または取り組んでいる課題をまとめるもので、分野は問いません。図表・写真等を含め、A4用紙5枚以内で作成します。面接では、その要旨についても質問されます。
2027年4月1日時点で満22歳未満等の出願条件があります。資格・検定・ボランティア型とは年齢条件も異なるため注意が必要です。
Ⅱ期の出願とオンライン受験
両型ともⅠ期は専願、Ⅱ期は他大学との併願が可能です。Ⅱ期は2026年12月1日から12月11日までの必着で、試験は12月19日。探求学習型の一次判定通過通知は12月16日です。
Ⅱ期は会場での受験かオンライン受験かを出願時に選びます。オンラインの場合、インターネットにつながるカメラ・マイク付きパソコンが必要です。郵送やメールで届く大学の案内に従って準備してください。
社会経験がある人向けには、キャリアアップ・社会人型もあります。2027年4月1日で社会経験が1年以上等の条件があり、小論文100点・面接50点、個別面接15分程度で、履歴書も参考資料とします。高校生向けの型と同じ条件ではありません。
公募推薦|書類・小論文・10分程度の個別面接
全体の学習成績の状況3.6以上等が条件
公募推薦は、2027年3月卒業見込み、学校長の推薦、合格した場合の入学確約、全体の学習成績の状況3.6以上等が出願条件です。推薦人数にも制限があるため、高校の先生と相談して準備しましょう。
選抜は調査書・推薦書100点、小論文100点、面接50点の計250点。小論文は60分・800字以内、個別面接は1人10分程度です。各試験項目に著しく低い得点がある場合は、不合格になる場合があるとされています。
日程と会場を総合型と区別
公募推薦Ⅰ期の出願は2026年11月2日から11月9日までの必着、試験は11月14日です。本学のほか地方会場も設けられています。Ⅱ期は12月1日から12月11日までの必着、試験は12月19日で、会場は本学です。
総合型のオンライン受験の案内を、公募推薦にもそのまま当てはめないでください。受験する方式の会場・集合時刻を確認する必要があります。
学科・専攻別|医療への関心を本人の経験で説明
看護学科|関心を持った後の学習や活動
看護に関心を持ったきっかけと、その後に調べたこと、参加した活動、学んだ内容を整理しましょう。生物検定・化学検定等の学習経験が実際にあれば、理解が深まった内容と、大学で学びたいことを振り返れます。
これらの検定を取得すれば、資格・検定・ボランティア型の出願条件を満たすという意味ではありません。出願資格の判定には、公式の要件を使ってください。
作業療法学専攻|生活や活動に目を向ける
作業療法への関心は、本人が実際に学んだことや見聞きした経験をもとに説明しましょう。生活上の困り事をどう捉え、どのような知識が必要だと考えたかを整理すると、学びたい理由を具体的に伝えられます。
ボランティアに参加した場合も、専門職の行為を本人が担当したように説明しないでください。自分の役割と、そこから考えたことを分けることが大切です。
言語聴覚学専攻|コミュニケーションへの関心
言語聴覚分野への関心を持ったきっかけと、実際に調べた内容を整理しましょう。コミュニケーションに関する探究等があれば、調べ方、本人の工夫、残った疑問を説明する材料になります。
患者や利用者の情報を守り、実際には行っていない支援や医療行為を実績に加えないことが大切です。 探究でも、観察した事実から効果や原因を断定し過ぎないようにしてください。
質問例と回答例|出願書類から追加質問へ
質問1|活動を通じて、何を学びましたか
…(本人が実際に参加した活動)…で、私は…(自分の役割)…を担当しました。…(印象に残った出来事)…から、…(考えたこと)…がありました。今後は…(志望学科・専攻で深めたい内容)…を学びたいです。
資格・検定・ボランティア型を念頭に置いた練習例です。活動内容と証明書類が一致していることも確かめましょう。
質問2|探究の方法と、まだ分からないことを説明してください
…(本人の探究テーマ)…について、…(実際に行った調査方法)…で調べました。…(確認した結果)…が得られた一方、…(十分に調べられなかったこと)…は課題として残っています。次は…(本人が考える方法)…で確かめたいです。
探求学習型に向けた練習例です。提出した要旨の図表についても、作成方法と読み取れる内容を説明できるようにしてください。
質問3|看護学科で学びたい理由を教えてください
…(看護に関心を持ったきっかけ)…から、…(その後に学んだことや活動)…に取り組みました。…(本人が気付いたこと)…を通じ、…(さらに知りたいこと)…が生まれました。大学では…(公式情報を確かめた学び)…を深めたいです。
誰にでも当てはまる将来像だけでなく、本人の経験と学びたい理由を結び付けましょう。
質問4|作業療法について、どのような関心がありますか
…(本人が関心を持った経験)…をきっかけに、…(実際に調べた内容)…を学びました。…(生活や活動について気付いた点)…に関心があります。一方、…(まだ理解が十分でない内容)…もあり、大学で基礎から学びたいです。
専門知識を持っているように装う必要はありません。調べて分かったことと、今後学ぶ必要があることを説明しましょう。
質問5|言語聴覚分野を志す理由を教えてください
…(関心を持ったきっかけ)…から、…(本人が読んだ資料や取り組んだ学習)…を通じて、…(分かったこと)…がありました。特に…(関心のある内容)…を深めたいです。大学では…(公式情報で確かめた学び)…を通して理解を広げたいと考えています。
各回答は本人の経験に置き換えて練習してください。実際にその質問が出ると断定するものではありません。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|実績と学びたい理由を言葉に
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、志望理由書や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。提出する活動や探究を振り返り、追加の質問にも本人の言葉で説明できるよう練習を重ねます。
弘前医療福祉大学では、資格・活動の要件を確認する準備と、経験から何を学んだかを説明する練習を両立しましょう。 探求学習型は要旨、公募推薦は小論文も含め、方式に合わせた準備が必要です。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で出願資格、必要な証明書、課題の要旨、オンライン受験の条件、集合時刻と会場を確認してください。


