帝京平成大学の総合型選抜は、基礎能力検査・個別面接・書類審査で総合的に判定します。面接時間と筆記の内容は学科・コースで異なるため、志望先の区分を確認して準備することが大切です。
短い面接でも、志望する理由と、その理由につながる本人の経験を具体的に説明できるよう練習しましょう。 以下の質問・回答は独自に作成した架空の練習例で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型選抜の個別面接|約8分と約5分の区分
面接官2名・受験生1名の個別面接
2027年度の総合型選抜では、次の区分ごとに個別面接の時間が案内されています。学校推薦型選抜の公募制も、同じ区分で約8分または約5分の個別面接です。
| 主な対象 | 面接時間の目安 |
|---|---|
| 薬学部、ヒューマンケア学部 | 約8分 |
| 健康メディカル学部の健康栄養・心理・言語聴覚・作業療法・理学療法、医療科学の救急救命士・臨床工学 | 約8分 |
| 健康医療スポーツ学部の柔道整復・リハビリテーション・看護、医療スポーツの救急救命士 | 約8分 |
| 人文社会学部、共創学部、健康メディカル学部医療科学のスポーツサイエンス | 約5分 |
| 健康医療スポーツ学部医療スポーツのスポーツ・トレーナー、アスリート、動物医療 | 約5分 |
スポーツ・トレーナーコースは、2027年4月の名称変更後の表記です。健康メディカル学部のスポーツサイエンスコース等と、似た名称だけで同じ選考内容だと判断しないよう注意してください。
答えの暗記だけでなく、理由の説明も練習
まずは、何を学びたいか、なぜその分野なのか、これまで何に取り組んだかを整理してみましょう。短く答えたあと、根拠や具体例を尋ねられても説明できるよう、本人の活動記録や調べた資料を読み返すことが役立ちます。
この記事の質問例は練習用の提案です。大学が同じ質問をする、決まった数の質問をする、といった意味ではありません。
基礎能力検査・Web入力と面接をつなげる
医療系等は総合型で2科目・2時間
約8分の面接を行う区分では、総合型の基礎能力検査は2科目・2時間です。国語・英語・数学・生物・化学から選択しますが、薬学科は化学が必須で、両看護学科では国語と英語の組み合わせを選べません。
約5分の面接を行う区分では、原則として実る学び入試の1科目・1時間、または小論文入試1時間から選択します。小論文は300字以上400字以内の指定です。実る学び入試の選択肢には国語・英語・数学・生物・化学・日本史・情報がありますが、共創学部デジタル共創学科では数学か情報を選びます。
小論文のテーマには、総合的な探究の時間に関わるもの等があります。実際に取り組んだ探究を、目的・方法・結果に分けて説明する練習は、面接の準備にも役立ちます。ただし、公式に示されていない質問内容まで決めつける必要はありません。
志望理由200字以内・活動報告600字以内
総合型選抜では、志望理由200字以内、活動報告600字以内をWebで入力します。面接ではこれらと矛盾する説明にならないよう、入力した内容を保存して読み返してみましょう。
受賞や資格取得の経験を使う場合も、名称を並べるだけでなく、何を学び、どこを工夫したかを整理してください。共同活動なら、本人の担当と他の参加者の担当を区別することが大切です。
大学は、生成AIの利用についても、提出書類の内容に関する責任は本人にあり、不正やミスマッチがないよう確認・検討した内容を提出するよう求めています。例文や回答例を、自分の実績として流用するためのものではありません。
外部検定の得点換算と面接の経験例を区別
英語・数学・情報には、所定の資格・検定を利用する得点換算制度があります。対象例は英検2級合格以上、実用数学技能検定2級合格以上、ITパスポート合格等です。2024年4月1日以降に受験したものが対象で、出願時に所定の申請と証明書類の提出が必要です。
制度を利用しても、当日の筆記試験は必ず受験します。検定の換算点と、対応する科目の当日得点の高い方が採用されます。選択できる科目も学科・コースによって異なります。
一方、化学検定・生物検定や情報オリンピック等は、本人が取り組んだ学習の説明例として考えられます。ここで紹介した任意の経験が、同じ得点換算制度の対象になるという意味ではありません。
公募推薦の違いと今後の出願日程
公募制は学校長の推薦が必要
学校推薦型選抜の公募制は、学校長の推薦を受けた者が対象です。所定の学歴等の共通出願資格も確認してください。調査書の全体の学習成績の状況に基準はなく、他大学との併願が可能です。
公募制の基礎能力検査は1科目・1時間で、総合型の医療系等の2科目と異なります。薬学科は化学のみ、それ以外の約8分面接の区分は国語・英語・数学から1科目を選びます。
約5分面接の区分は、実る学び入試の国語・英語・数学から1科目、または小論文入試から選択します。ただし、デジタル共創学科の実る学び入試は数学か情報です。総合型と同じ科目を自由に選べるとは限らないので注意してください。
公募制は調査書と推薦書を提出し、総合型のWeb入力とは必要書類が異なります。また、学内の志望先は第1志望のみで、総合型の第2・第3志望選択と混同しないようにしましょう。
今後は公募制と総合型Ⅱ期を確認
| 方式 | 出願期間・締切日必着 | 試験日 | 合格発表 | 入学手続締切 |
|---|---|---|---|---|
| 公募制 | 2026年11月1日〜13日 | 11月22日 | 12月1日 | 12月8日 |
| 総合型Ⅱ期 | 2026年11月16日〜12月4日 | 12月11日・12日 | 12月15日 | 12月22日 |
出願期間の最終日は、Web登録が16時までです。必要書類の郵送等も期間内必着となります。総合型Ⅰ期の試験はすでに実施済みのため、これからの出願を検討する人はⅡ期の期間と、志望学科の案内を確認してください。
総合型は第2・第3志望を選択できる区分もありますが、薬学部と健康医療スポーツ学部医療スポーツ学科アスリートコースは第1志望のみです。アスリートコースには競技実績または顧問の推薦等の追加条件もあるため、他のコースと同じ条件だと思い込まないよう確認しましょう。
志望学科の面接時間・選択科目・提出内容をセットで確認し、筆記と面接の両方を準備することが大切です。 詳細は公式の総合型選抜、学校推薦型選抜公募制、2027年度入学者選抜要項で確認できます。
質問例と回答例|実際の経験から志望理由へ
次の例は本人の経験を振り返るための練習用です。省略部分には事実を当てはめ、経験していない活動や取得していない資格を加えないでください。
質問1|この学科・職種を志望する理由は何ですか
…(本人の経験や調査)…を通して、…(志望分野の役割)…に関心を持ちました。…(自分で学んだこと)…から、…(さらに学びたい疑問)…があります。貴学の…(確認した学科の教育内容)…で、基礎から理解を深めたいです。
薬剤師、看護師、理学療法士等を同じ役割として説明せず、志望職種の仕事と大学で必要になる学びを確認してみましょう。
質問2|理科や数学の学習で工夫したことはありますか
…(本人が取り組んだ授業・探究・検定学習等)…で、…(理解が難しかった点)…がありました。私は…(比較や計算、実験記録等の工夫)…に取り組み、…(説明できるようになったこと)…を学びました。まだ…(理解が十分でない点)…もあり、学習を続けています。
化学検定・生物検定等を受けた人は、級や結果だけでなく、実際に学んだ内容を振り返ってください。実験したことと、本や授業で学んだことは区別して話しましょう。
質問3|共創学部で、デジタル技術を使って何を考えたいですか
…(本人が気付いた身近な問題)…について、…(実際に行った調査や制作)…に取り組みました。…(結果や利用者の反応)…から、…(改善すべき点)…があると考えています。大学では…(学びたい技術や考え方)…を学び、課題を捉える力を深めたいです。
ITパスポートの学習や情報オリンピックへの挑戦経験がある場合も、知識をどの部分で使ったかを整理しましょう。参加した経験と、獲得した成績を混同しないことが大切です。
質問4|人文社会分野への関心につながった活動はありますか
…(本人の学校行事・地域活動・調査等)…で、…(教育、文化、経営、観光等の疑問)…を持ちました。私は…(本人の担当と工夫)…に取り組み、…(気付いたこと)…を学びました。経験だけで判断できない点を、大学で…(専門的に学びたい内容)…から考えたいです。
簿記や語学等の学習経験を使う場合も、志望学科とどのようにつながるかを具体的に説明してみてください。
質問5|他の人と協力するとき、大切にしていることは何ですか
…(本人が参加した活動)…で、…(意見や役割の違い)…がありました。私は…(相手に確認したこと)…をもとに、…(本人が取った行動)…に取り組みました。その経験から、…(協力について学んだこと)…を大切にしています。
医療・スポーツ等の分野でも、本人の行動を中心に説明しましょう。他者の病歴等の個人情報を詳しく明かす必要はありません。資格や受賞の有無にかかわらず、実際の経験から考えることが大切です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、実績の整理と面接練習を進める
志望理由と活動報告を読み返し、本人がしたこと、根拠として確認したこと、大学で学びたいことを整理してみましょう。答えが長くなる場合は、最初に要点を述べ、その後に実際の経験を説明する練習が役立ちます。
スキルパスでは、本人の学習・活動経験を整理し、志望学科に合わせて自分の言葉で説明する面接練習を支援します。 出願準備について、下のフォームからご相談ください。


