清泉女子大学の総合型選抜は、10月1期、10月2期、11月期、12月期で試験内容や面接時間が異なります。面接を中心とする自己アピール方式と、筆記試験もある方式を分けて準備しましょう。
本人の活動や学習を、志望する領域で学びたい理由につなげて説明することが大切です。この記事は2027年度の公式募集要項を基にした対策ガイドです。質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、公式の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型選抜の方式別・面接時間と配点
面接時間はすべて同じではない
| 日程・方式 | 面接と書類審査 | 面接以外の試験 |
|---|---|---|
| 10月1期・課題図書方式 | 10分程度・50点 | 指定図書に関する小論文60分・50点 |
| 10月1期・自己アピール方式 | 15〜20分・100点 | 面接・書類審査で選考 |
| 10月2期・小論文方式 | 10分程度・100点 | 小論文60分・100点 |
| 10月2期・英検方式 | 10分程度・100点 | 所定の外部検定試験換算点100点 |
| 11月期・基礎学力1教科〈特待〉方式 | 15〜20分・50点 | 基礎学力試験1教科60分・100点 |
| 12月期 | 10分程度・50点 | 小論文60分・50点 |
面接では、志望動機や勉学以外の活動等について質問すると示されています。資格や活動も面接点の中で評価する構成ですが、英検方式の語学検定の換算点は別に設けられています。
11月期は、今年度の入試ですでに合格した領域へ出願する場合、合格済みの入試の面接点を換算して使い、当日の面接は不要です。同じ領域で複数の合格がある場合は最も高い面接点を用います。初めてその領域を受験する人まで面接不要になるわけではありません。
小論文・基礎学力試験も準備
課題図書方式は指定図書を事前に読み、小論文に向けて内容の理解と本人の意見を整理する必要があります。10月2期と12月期の小論文も、文章・資料を理解し、自分の考えを記述する試験です。
11月期の基礎学力試験は、国語、英語、地理歴史から1教科を試験開始後に選択します。地理歴史は日本史探究または世界史探究です。国語は現代文のみですが、他教科も含めた正式な出題範囲は要項で確認してください。
地球市民学部特別入試の面接
授業体験とレポートを伴う方式
派遣優遇チャレンジ方式は、地球市民学部の地域共生領域とソーシャルデザイン領域が対象です。事前学習に加え、当日は60分のゼミ形式の授業、60分の授業レポート、10分程度の面接を行います。配点はレポート100点、面接100点です。
面接では提出書類や勉学以外の活動に加え、海外・国内協力隊派遣、観光キャリアインターンシップに向けた学習意欲や学部への適性を確認します。英語外部検定のスコアは面接の中で、地域共生領域が最大40点、ソーシャルデザイン領域が最大20点まで評価する構成です。
これは10月2期の英検方式と同じ試験ではありません。指定された動画等による事前学習と、当日の授業・レポートにも準備が必要です。派遣優遇も希望者全員に付くものではなく、入試成績等による選考があります。
入学時の領域と将来の関心
総合文化学部の募集領域は日本文化、国際文化、文化史です。国際文化領域では、出願時に専攻言語として英語かスペイン語を選びます。地球市民学部の募集領域は地域共生とソーシャルデザインです。
大学は2027年4月から地球市民学部に公共創造領域を展開する予定と案内しています。ただし、2027年度の入試は従来の2領域で実施し、公共創造領域は3年次進級時に選べる専門領域という位置付けです。「公共創造領域の入試」に直接出願する構成と混同しないようにしましょう。
志望理由・資格・活動の整理
志望領域と活動を結び付ける
資格名や活動名だけを並べず、本人が何に関心を持ち、何を試し、どんな問いが残ったかを整理してみましょう。例えば文化史への関心なら、見学した場所の紹介にとどまらず、読んだ資料や比較した内容、自分の考察まで振り返る練習が役立ちます。
地域や社会に関わる活動では、本人が担当した仕事と、団体全体の成果を分けて説明してください。活動から分かったことを、志望領域の教育内容と照らし合わせることが大切です。
英検方式と、面接内での資格評価の違い
10月2期の英検方式では、所定の英語4技能検定、またはスペイン語外部検定のスコアを活用できます。対象試験と基準、換算方法は公式の表で確認してください。「英検方式」という名前だけで、実用英語技能検定だけが対象と考える必要はありません。
他の方式で資格や活動を面接点の中で評価することと、英検方式の外部検定換算点は別です。指定されていない資格に独自の加点を当てはめることはできません。本人が取得した資格と、それを示す証明書類を確認しましょう。
10月1期は専願制、10月2期・地球市民学部特別入試・11月期・12月期は他大学併願可能と案内されています。学内の方式・領域の併願にも制限があるため、出願する組み合わせを要項で確認してください。
面接の質問例と回答の組み立て方
以下は公式の過去問ではなく、本人の経験を振り返るための架空の練習例です。…( )…の部分には自分の事実を入れてください。参加していない活動や未取得の資格を、自分の実績として話すことはできません。
質問1|なぜ清泉女子大学のその領域を志望するのですか
…(本人の学習・読書・体験)…を通して、…(関心のある問題)…を考えるようになりました。…(自分で調べたこと)…から、…(さらに学びたい点)…があります。清泉女子大学の…(確認した領域の学び)…を通して、この問いを深めたいです。
領域名を言うだけでなく、本人の関心と教育内容との関係を説明してみましょう。
質問2|活動の中でどんな役割を果たしましたか
…(本人の活動)…で、私は…(担当したこと)…に取り組みました。…(課題)…があり、…(実際に試した工夫)…を行いました。…(分かったこと)…と…(今後の課題)…があり、大学では…(学びたいこと)…を深めたいです。
成果の大きさだけでなく、本人の判断や行動が分かる説明を心がけましょう。
質問3|読んだ本や資料についてどう考えましたか
…(本人が読んだ本・資料)…では、…(主張や事実)…が示されていました。私は…(理由)…から、…(自分の考え)…を持ちました。ただし、…(別の見方や、さらに調べたいこと)…も考える必要があると思います。
課題図書方式等の準備にも役立つ練習です。これは面接の公式出題予告ではありません。著者の主張と本人の意見を分けて話してください。
質問4|資格の学習をどのように生かしましたか
…(本人が取得した資格・スコア)…に向けて、…(実際に学習したこと)…に取り組みました。…(活動や読書に生かした点)…がありました。一方、…(まだ不足している点)…もあり、今後は…(学びたい内容)…を深めたいです。
取得した級やスコアを正確に伝え、資格学習が本人のどんな変化につながったかを振り返ってみましょう。
質問5|地域貢献や国際協力にどう関わりたいですか
…(本人の経験)…を通して、…(関心を持った課題)…があります。…(調べた地域や活動)…について、…(自分の理解)…と…(まだ学ぶ必要があること)…を分けて考えています。大学で…(学びたい内容)…を学び、相手の状況を理解した上で関わりたいです。
地球市民学部を考える際の練習例です。現地での活動経験がなければ経験したように話さず、本人が実際に調べたことから説明しましょう。
今後の日程とスキルパスの準備支援
| 方式 | 出願期間 | 試験日 |
|---|---|---|
| 11月期・基礎学力1教科〈特待〉方式 | 2026年9月11日〜11月11日 | 2026年11月21日 |
| 12月期 | 2026年11月12日〜12月3日 | 2026年12月13日 |
10月1期・10月2期・地球市民学部特別入試の試験は終了しています。出願締切日のWeb登録は正午まで、書類郵送は締切日の消印有効です。登録だけでなく、必要書類の郵送まで済ませる必要があります。
面接の時間割は試験当日に配付され、指定時間の20分前には面接控室で待機するよう案内されています。出願資格、書類、配点、試験当日の案内は清泉女子大学の公式入試要項ページで最新の内容を確認してください。
スキルパスでは、本人の学習・活動を整理し、志望領域と選抜方式に合わせた面接練習を支援します。出願書類と面接で伝えたい内容の整理は、下のフォームからご相談ください。


