奈良学園大学の総合型選抜では、教育や医療に関心を持った理由と、これまでの経験を具体的に説明する準備が大切です。「人を支えたい」という希望に加え、相手と関わる中で何を考え、どう行動したのかを振り返ってみましょう。
2027年度の公式入試情報を基に、総合型の基礎学力・セミナー・ピアノ実技の各方式と、公募推薦の違いをまとめました。学科・専攻・専修に合わせた質問・回答例も紹介します。
以下の質問・回答例は独自の架空の練習用です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に経験し、調べ、考えたことを入れてください。
奈良学園大学は総合型の個人面接と公募の集団面接を分ける
| 方式 | 面接等の選考 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 総合型・基礎学力方式 | 個人面接20分100点、基礎学力100点、調査書50点 | 中等音楽専修は音楽実技50点もある |
| 総合型・セミナー方式 | 個人面接20分100点、セミナー課題100点、書類審査 | セミナー50分を受講し、課題に60分で解答 |
| 総合型・ピアノ実技方式 | 個人面接20分100点、ピアノ実技100点、書類審査 | 乳幼児教育専修が対象 |
| 公募推薦・リハビリテーション学科 | グループ面接20分50点と学科試験 | 理学療法・作業療法の専攻を選んだ理由を整理 |
総合型の基礎学力方式は専願・併願を選べます。セミナー方式とピアノ実技方式は専願です。エントリーシートを提出した後、所定の期間に出願する必要があります。
公募推薦の人間教育学科と看護学科には面接がありません。看護学科を第一志望としていても、リハビリテーション学科を第二志望とする場合は面接が必要です。第二志望を含めて受験内容を確かめてください。
総合型は個人面接、公募推薦のリハビリテーション学科はグループ面接です。志望学科と方式に合わせた練習が必要です。
エントリーシートの自己アピールを具体的に説明する
総合型のエントリーシートには、志望理由と自己アピールの欄があります。自己アピールの例には、クラブ活動、生徒会活動、社会活動、取得資格、特技等が示されています。
面接の練習では、「活動の目的」「本人の役割」「難しかったこと」「試した方法」「気づいたこと」「大学で深めたいこと」を整理すると、書いた内容を具体的に説明しやすくなります。役職や資格を並べるだけでなく、行動を一つ取り上げて振り返ってください。
教育では、教職への意欲と学び続ける姿勢、医療では、人を支えることへの関心、他者との協働、自分の考えを伝える力等がアドミッション・ポリシーに示されています。本人の経験と、志望先が求める姿勢とのつながりを考えてみましょう。
2学部の学科・専攻・専修別の質問例と回答例
人間教育学科・乳幼児教育専修:子どもへの関わりをどう工夫しましたか
……(本人の読み聞かせや交流等)……では、……(子どもによって異なる反応)……がありました。私は……(言葉や進め方を変えたこと)……を試し、相手の様子を見ながら関わる大切さを感じました。大学では乳幼児の発達と教育を学び、一人ひとりに合った関わり方を考えたいです。
人間教育学科・小学校専修:分からない相手にどう説明しましたか
……(本人の学習支援や学校活動)……で、私は……(説明しても伝わらなかった経験)……がありました。……(図や具体例を使った工夫)……を通じ、自分が理解することと相手の理解を支えることの違いに気づきました。大学では子どもの学びを支える教育の方法を学びたいです。
人間教育学科・中等国語専修:文章の解釈の違いをどう考えましたか
……(本人の読書や発表活動)……では、同じ文章でも……(意見が分かれた点)……がありました。……(実際の漢字検定等の学習)……も参考に、本文のどこを根拠にしたかを伝え合いました。大学では国語と教育を学び、生徒が根拠を持って考えを伝えられる授業について考えたいです。
人間教育学科・中等数学専修:答えに至る考え方をどう伝えましたか
……(本人の問題演習や学習支援)……で、私は……(説明の難しかった考え方)……に向き合いました。……(実際の数学検定等の学習)……で別の解法を知り、図や式の意味を説明し直しました。大学では数学を深く学び、生徒の理解に合う説明の方法を考えたいです。
人間教育学科・中等音楽専修:演奏経験から何を学びましたか
……(本人の演奏や合唱等)……では、私は……(担当した役割や練習課題)……に取り組みました。……(実際のコンクールや発表経験)……を振り返り、技術だけでなく、他者の音を聴く大切さを感じました。大学では音楽と教育を学び、生徒が表現する喜びを得られる授業を考えたいです。
保健医療学部・看護学科:相手を理解するために何をしましたか
……(本人が看護に関心を持った経験)……から、私は……(交流や学習活動)……に取り組みました。……(実際の生物検定等で学んだこと)……に加え、相手の話を聞き、自分の理解を確かめる必要を感じました。大学では看護の知識と技術を学び、人の暮らしにも目を向けて支える方法を考えたいです。
リハビリテーション学科・理学療法学専攻:動きを観察して何を考えましたか
……(本人の運動経験や理学療法への関心)……から、私は……(動きや記録の比較)……を振り返りました。……(実際の物理検定等で学んだ内容)……も参考にしましたが、知識だけで人の状態を判断できるわけではないと感じました。大学では身体の機能と理学療法を学び、根拠に基づく支援を考えたいです。
リハビリテーション学科・作業療法学専攻:暮らしの中の困り事にどう気づきましたか
……(本人の交流や地域活動)……で、私は……(人によって使いやすさが違った場面)……に気づきました。……(相手の話を聞いて工夫したこと)……を通じ、できることや大切にしていることを知る必要を感じました。大学では作業療法を学び、その人らしい生活を支える方法を考えたいです。
資格や検定、大会等は、本人が実際に取り組んだ学習・活動経験の例です。所定の出願資格や一律の面接加点を示すものではありません。例文に合わせて、取得していない資格や経験していない活動を書き足さないでください。
セミナーの理解と面接での説明を練習する
セミナー方式は、話を聴くだけで終わる方式ではありません。受講内容を理解し、課題に解答する必要があります。普段の授業や公開講座でも、「中心となる問い」「説明の根拠」「自分が理解できた点と疑問」を短くまとめる練習が考えられます。
個人面接に向けては、自己アピールの内容を丸暗記せず、追加の問いにも自分の言葉で答える練習が役立ちます。「なぜその行動を選んだか」「うまくいかなかったときどうしたか」「大学で何を深めたいか」等を、練習用の問いとして使ってみましょう。
公募推薦のグループ面接では、自分の回答を簡潔に伝えることと、他の人の話を落ち着いて聴くことを練習してください。公式情報で示されていない受験者数や質問内容を、決まっているものとして準備する必要はありません。
自己アピールは、実績の名称だけでなく、本人の行動と学びを具体的に伝えることが大切です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の今後のエントリーと面接日程
総合型3期は、2026年11月9日までエントリー、11月6日~18日出願、11月28日試験、12月3日合格発表です。エントリーと出願は別の手続きです。
総合型4期は、2026年12月1日~2027年2月1日エントリー、2027年1月18日~2月17日出願、2月27日試験、3月4日合格発表です。1期・2期の試験は終了しています。
公募推薦B日程は2026年11月1日~11日出願、11月21日試験、12月1日合格発表です。C日程は11月23日~12月2日出願、12月12日試験、12月17日合格発表です。面接の要否は学科と第二志望の選択も含めて確認してください。
スキルパスでは、資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類と面接まで、大学・学科・方式に合わせて支えます。本人の経験を振り返り、教育や医療で学びたいことへ具体的につなげていきましょう。
奈良学園大学の面接対策は、志望する専攻・専修と方式を確かめ、本人の経験から学ぶ意欲を伝える準備から始まります。
出典:奈良学園大学公式総合型選抜、公募制推薦入試、2027年度募集要項・エントリーシート。


