畿央大学のリーダーシップ選抜では、高校時代の活動と、志望する学科への理解を自分の言葉で伝える準備が大切です。役職や受賞歴だけを並べず、本人が何を考え、どのように取り組んだのかを説明しましょう。
2027年度の公式募集要項を基に、活動アピール・セミナー・ものづくりの各方式と、2学部5学科の質問・回答例をまとめました。2次選考には、個人面接形式の口頭試問と小論文があります。
以下の質問・回答例は独自の架空の練習用です。過去問、出題予告、合格者の回答ではありません。省略部分には、本人が実際に経験し、調べ、考えたことを入れてください。
畿央大学の面接はリーダーシップ選抜の2次選考
| 方式 | 1次選考 | 2次選考の準備 |
|---|---|---|
| 活動アピール方式 | 活動内容・自己アピール文等100点と志望理由書の段階評価 | 活動の証明資料と書いた内容を自分で説明できるようにする |
| セミナー方式 | セミナー課題100点と志望理由書の段階評価 | 授業の要点を理解し、自分の考えと分けて説明する |
| ものづくり方式 | 制作課題100点と志望理由書の段階評価 | 人間環境デザイン学科限定。説明を理解して制作する過程を振り返る |
2次選考は全方式共通で、小論文100点と口頭試問100点です。1次選考の結果、志望理由書、調査書等も踏まえて最終合否を判定します。口頭試問は、受験生1名に複数の面接員が対応する個人面接形式です。
1次選考で複数の方式に合格しても、2次選考の受験は1回です。リーダーシップ選抜は他大学との併願が可能です。
公募推薦選抜は基礎学力テスト等による選考で、面接はありません。自己推薦書の提出があることと、面接を実施することは別です。
口頭試問では、学科への理解と高校時代の活動を、提出書類に基づいて具体的に説明する準備が必要です。
活動アピールは証明資料と本人の説明をそろえる
活動アピール方式では、学術・探究、学業成績、部活動、文化・芸術・スポーツ、生徒会、社会貢献、外部検定、留学、専門学科、所定のオープンキャンパスのレポート等に関する条件があります。対象となる高校在学中の活動を確認し、自己アピール文を800字以内でまとめます。
活動証明資料には、活動内容と期間、本人の関わりが分かるものを準備してください。団体の成果を説明する場合も、自分が担当したことを区別する必要があります。
大学は、口頭試問で学科・学問への理解、活動が具体的に身についているか、志望理由を明確に表現できるか、問いに的確に応じられるか等を評価すると案内しています。覚えた回答に話を戻そうとせず、質問の内容を聴いて答える練習が大切です。
健康科学部・教育学部5学科の質問例と回答例
健康科学部・理学療法学科:動きや記録を振り返って何を考えましたか
……(本人の運動経験や理学療法への関心)……から、私は……(動作や練習記録の比較)……に取り組みました。……(実際の物理検定等で学んだこと)……を参考にしましたが、人の状態は一つの数値だけで判断できないと感じました。大学では身体の機能と理学療法を学び、根拠に基づく支援を考えたいです。
健康科学部・看護医療学科:相手の状況を理解するために何をしましたか
……(本人が看護に関心を持った経験)……から、私は……(交流や学習活動)……に取り組みました。……(実際の生物検定等の学習)……に加え、相手の話を聴き、自分の理解を確かめる大切さを感じました。大学では看護の知識と技術を学び、他の専門職とも協力して人を支える方法を考えたいです。
健康科学部・健康栄養学科:食について調べて何に気づきましたか
……(本人が食生活に関心を持った経験)……から、私は……(記録や資料の比較)……を進めました。……(実際の化学検定や生物検定等で学んだこと)……を参考にしましたが、生活習慣や好みの違いも考える必要を感じました。大学では栄養と健康を学び、根拠と暮らしの両方を踏まえた支援を考えたいです。
健康科学部・人間環境デザイン学科:使う人の立場から何を改善しましたか
……(本人の建物や空間への関心)……から、私は……(観察や模型制作)……に取り組みました。……(実際の物理検定等で学んだ内容)……も参考に、……(使いやすさを考えて変えた部分)……を比較しました。大学では環境と健康の関わりを学び、住む人や使う人の立場から空間を考える力を深めたいです。
教育学部・現代教育学科:相手の理解に合わせてどう伝えましたか
……(本人の学習支援や学校活動)……で、私は……(説明しても伝わらなかった経験)……がありました。……(実際の数学検定等の学習)……で知った考え方も参考に、図や具体例を使って説明を変えました。大学では教育について学び、子どもの理解や発達に合う関わり方を考えたいです。
資格・検定は、本人が実際に取り組んだ学習経験の例です。ここで挙げた検定がすべて所定の出願条件や一律の加点になるという意味ではありません。取得していない資格や経験していない活動を、例文に合わせて書き足さないでください。
小論文と口頭試問は問いに沿って答える
2次選考の小論文は90分で、学科別の課題について1200字以内で論述します。複数の問題がある場合も、合計1200字以内です。自分の知識を並べる前に、何を問われているかを確かめましょう。
口頭試問でも、準備した長い回答をそのまま話すより、問われたことに答え、その根拠として経験を伝える練習が役立ちます。「その方法を選んだ理由」「別の方法との違い」「本人が担当した部分」「大学で学び直したいこと」等を、練習用の問いとして考えてみてください。
セミナー方式は、約60分の授業後に60分で課題へ解答します。授業中のメモは解答中に閲覧できます。ものづくり方式は、説明を含む約120分で制作する方式です。完成した結果に加え、説明を理解して考える過程も振り返りましょう。
口頭試問も小論文も、質問の意図を捉え、自分の考えを根拠とともに伝える練習が大切です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
2027年度の日程と次年度に向けた準備
2027年度リーダーシップ選抜の1次出願は2026年9月7日~16日、セミナー・ものづくりの試験は9月27日でした。2次出願は10月5日~9日、試験は10月18日で、これらの出願・試験は終了しています。最終合格発表は11月1日です。
次年度に向けては、新年度の要項が公開された段階で、方式と条件を改めて確認してください。活動アピール方式では証明資料をそろえる必要があるため、活動の記録、本人の役割、結果を継続して残しておくと準備に役立ちます。
2027年度の公募推薦C日程は、2026年11月7日までインターネット出願、11月15日試験です。出願書類は締切翌日の消印有効です。こちらは面接のあるリーダーシップ選抜とは別の選考です。
スキルパスでは、資格、探究、制作、コンテスト等の実績づくりから、書類と面接まで、大学・学科・方式に合わせて支えます。本人の活動を振り返り、学びたい分野へ具体的につなげていきましょう。
畿央大学の面接対策は、本人の活動を具体的に振り返り、学科への理解と学ぶ目的を自分の言葉で伝える準備から始まります。
出典:畿央大学公式リーダーシップ選抜、2027年度リーダーシップ選抜募集要項、公募推薦選抜。


