北海道旭川西高校は、普通科と理数科の探究を学校全体へ広げてきたSSH指定校で、2026年度から第Ⅳ期に入っています。学校公表の2025年3月卒業生等の大学実績と、令和7年度の探究活動をもとに、研究の方法と考察を理系推薦へ生かす準備を紹介します。

2025年3月卒業生等の大学別表には、北海道大学5人進学・室蘭工業大学7人進学。SSHでは地域での課題発見や、大学生TAとの対話を通じた探究に取り組んでいます。

北海道旭川西高等学校の大学合格・進学実績

令和6年度=2025年3月卒業生と過年度卒業生の合計です。2025年3月26日出力の学校公式大学別一覧を使用しています。

大学合格者延数進学者数
北海道大学5人5人
室蘭工業大学8人7人
北見工業大学3人3人
金沢大学4人4人
名古屋工業大学1人1人
公立はこだて未来大学2人2人
北海道科学大学58人9人

出典:北海道旭川西高等学校・令和6年度大学別進学状況一覧(2025年3月26日出力)。

令和6年度は2025年3月卒業の結果であり、2026年3月卒業の結果ではありません。北海道大学は当年卒3人・過年度2人の合計です。合格と実進学を別の列にしています。

同じ大学でも合格者延数と進学者数は異なる場合があります。自分が志望する学部の内容を調べ、学校の探究で扱った地域・生命・数理・情報などの関心を、大学でどのように深めたいかを考えてみましょう。

学校の大学実績と、これから出願する総合型・公募推薦の条件は分けて確認しましょう。 出願資格・評価資料・学力試験・合格後の入学条件は、大学と選抜方式によって異なります。

北海道旭川西高等学校の旭西カリキュラムのSSH探究

令和7年度=2025年度のSSH実施報告をもとに、普通科・理数科共通の探究と理数科のSS研究を紹介します。

活動名対象・時期公式資料で確認できる内容
探究基礎普通科・理数科1年次学校周辺の課題発見フィールドワークと、地元企業との交流会を実施。
SS研究理数科・対象学年別1年次のフィールドワークや基礎実験から、2年次の中間発表、3年次の英語発表へ接続。
大学との協働対象生徒・令和7年度大学教授の統計講座や、北海道教育大学旭川校の学生TAによる探究支援を実施。

出典:北海道旭川西高等学校・令和7年度SSH研究開発実施報告書(第3期・5年目)、科学技術振興機構・令和8年度SSH指定校一覧(2026年10月1日更新)。

地域で見つけた問題を研究の問いへ変えるには、調べられる範囲を決め、比較や測定の方法を考える必要があります。企業や大学生からの助言を受けて、何を絞り込み、どのように調査をやり直したかも、自分の学びとして振り返ってみてください。

SSHの研究経験を、総合型・公募推薦に生かす

研究テーマの名前だけでなく、自分が考えたこと、確かめた方法、結果から分かったことを説明しましょう。

地域の問題に気づいたことと、確かめるために取った方法を分けて説明しましょう。 問いを立てた理由、測定・調査の条件、比較したデータ、結果から考えられることを整理すると、探究の中身が伝わります。

統計講座の内容を研究へ使ったなら、グラフの見た目だけでなく、どの値を比較し、ばらつきや標本の偏りをどう考えたかを振り返ってみてください。助言を聞いた経験と、自分で検討・修正した部分を分けることも大切です。

理数科のSS研究と普通科の課題探究では、履修科目や研究内容が異なります。自分が実際に履修した科目と担当した活動から、大学で学びたい内容を説明できるようにしておきましょう。

チームで研究した場合は、共同の成果と自分の担当を分けて整理しておきましょう。うまくいかなかった実験や予想と異なった結果も、原因をどう検討したかを示す材料になります。

資格・コンテスト・探究を深める活動例

以下は、これからの学習や活動を考えるための例です。この学校の生徒が取得・受賞した実績を示すものではありません。

生命・化学

生物検定・化学検定の学習を、地域の生物や環境の調査へ生かす方法が考えられます。採取や測定の条件、安全面、比較の根拠まで残しておくと、資格で学んだ知識と実験の関係が具体的になります。

物理・数理

物理検定や数学・統計の学習を進めるなら、研究で使うモデルや計算の前提も調べてみてください。測定値が予想と違った理由を検討する経験は、口頭で研究を説明するときにも役立ちます。

情報

データ処理のプログラムを自作したり、情報オリンピックの問題へ挑戦したりする方法も考えられます。ここに挙げた資格やコンテストは今後の活動例で、学校の取得・受賞実績とは別です。

資格の取得や大会への参加で終わらず、学んだ知識を自分の研究や分析に使った経験まで整理することが大切です。

総合型・公募推薦を目指すための準備

志望する学部・学科の募集要項で、出願資格と評価内容を早めに確認しておきましょう。

確認したいこと準備のポイント
出願資格学科・課程、卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など
学力の確認数学・理科・英語、口頭試問・学力試験・共通テストの有無
研究や活動の資料問い・研究方法・結果・考察、本人の役割、提出できる資料の範囲
志望理由高校の研究で生まれた関心と、大学で学びたい授業・研究分野とのつながり
日程と入学条件出願期間、試験日、合格後の入学条件、他大学との日程

SSHでの活動だけで合否が決まるとは限りません。研究の説明と基礎学力、志望理由書・面接を合わせて準備してください。

次の3大学は、これから志望校を考えるための参考です。この学校の過去の進学先を追加しているものではありません。各大学の記事と募集要項を読み、自分の研究分野や出願条件との相性を確かめてください。

北海道大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

室蘭工業大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

金沢大学の志望理由書例文を読むスキルパスの理系特化推薦対策

北海道旭川西高等学校のSSH活動と大学進学でよくある質問

進学実績は何年度のものですか?

令和6年度の大学別一覧で、2025年3月卒業生と過年度卒業生の合計です。合格者延数と進学者数を区別し、2026年3月卒業生の結果には読み替えていません。

普通科の探究も推薦の準備に使えますか?

普通科・理数科共通の探究基礎や課題探究も、自分が立てた問いと方法を説明する材料になります。出願資格や提出できる研究資料は大学・方式ごとに確認してください。

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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