北杜市立甲陵高校では、自然科学だけでなく、統計データを使う地域医療の研究もSSHの課題研究から生まれています。2026年入試の学部別合格表と研究発表の受賞例を紹介し、データの分析を志望理由へつなげる準備を考えます。
2026年入試の国公立大学合格は72人。SSH課題研究Ⅰで取り組んだ医師数と平均寿命の分析が、県の探究発表会で優秀賞を受賞しています。
北杜市立甲陵高等学校の大学合格実績
以下は、学校公式の令和8年度大学入試合格速報からの抜粋です。学部等の単位と現役内数は原典に合わせています。
| 大学・学部等 | 既卒を含む合格 | うち現役 |
|---|---|---|
| 東京大学 理科一類 | 2人 | 2人 |
| 東北大学 理学部 | 1人 | 1人 |
| 山梨大学 医学部医学科 | 7人 | 6人 |
| 山梨大学 工学部 | 2人 | 1人 |
| 電気通信大学 Ⅰ類 | 1人 | 1人 |
| 東京理科大学 創域理工学部 | 5人 | 5人 |
| 芝浦工業大学 システム理工学部 | 3人 | 1人 |
合格者数は既卒を含み、現役は内数です。学部等の行を大学全体の人数とはしていません。国公立72人・私立236人は延べ合格で、大学校を含む合計310人とは区別しています。
複数分野の学部への合格例が掲載されています。統計を使った研究なら、医学・生命科学・情報・社会科学など、同じ問いを異なる専門から学ぶ可能性も比較してみましょう。
学校の合格実績と、これから出願する総合型・公募推薦の条件は別です。出願資格、提出できる研究資料、学力試験、合格後の入学条件を方式ごとに確かめましょう。
北杜市立甲陵高等学校のSSH探究・研究発表
以下は、2025年度のSSH課題研究Ⅰと、2026年3月26日の山梨県高校生探究発表会の学校報告をもとに整理した活動です。
| 活動名 | 対象・時期 | 公式資料で確認できる内容 |
|---|---|---|
| 医療圏を単位とする研究 | 当時1年生・SSH課題研究Ⅰ | 長野県の二次医療圏について、医師数と平均寿命の関係を統計データで分析。 |
| 県の探究発表会で発表 | 2026年3月26日 | スライド発表部門の地域課題分野に出場し、部門2位にあたる優秀賞を受賞。 |
出典:北杜市立甲陵高等学校・SSH課題研究Ⅰ・県高校生探究発表会で優秀賞(2026年4月6日)、科学技術振興機構・令和8年度SSH指定校一覧(2026年10月1日更新)。
地域データを使うときは、何を一つの単位として比べたかが重要です。相関が見られても原因を断定できるとは限らないため、他に影響する条件やデータの限界も考えてみましょう。
SSHの研究経験を、総合型・公募推薦に生かす
研究テーマの名前だけでなく、自分が考えたこと、確かめた方法、結果から分かったことを説明しましょう。
医師数と寿命のように複数の要因が関わるデータでは、数値の定義、集計範囲、調べた年をそろえてみてください。選んだ指標と分析方法の理由を示すと、単なる表の紹介から自分の考察へ進められます。
志望理由書では、高校で取り組んだ問いから、大学で学びたい理論や研究方法へつなげてみてください。活動名に加え、自分が考え、試し、修正した過程を具体的に伝えることが大切です。
チームで研究した場合は、共同の成果と自分の担当を分けて整理しておきましょう。うまくいかなかった実験や予想と異なった結果も、原因をどう検討したかを示す材料になります。
資格・コンテスト・探究を深める活動例
以下は、これからの学習や活動を考えるための例です。この学校の生徒が取得・受賞した実績を示すものではありません。
情報・数理
情報オリンピックの問題学習や統計の学習を、探究データの整理・解析と組み合わせる方法が考えられます。予選Bランクなどの成績を得た場合は、参加年度・部門・正式な成績区分を確認し、自分の経験として正確に記しましょう。
物理・化学
物理検定・化学検定の学習を、研究で扱った現象の説明や測定法の検討へ生かしてみてください。資格名を並べるだけでなく、学んだ知識が実験のどこに役立ったかが大切です。
生命・環境
生物検定の学習を地域の環境調査へつなげる場合は、観察した日時・地点・方法をそろえ、参考文献と自分で集めた情報を区別しましょう。これらは今後の活動例で、学校の取得・受賞実績を示すものではありません。
資格の取得や大会への参加で終わらず、学んだ知識を自分の研究や分析に使った経験まで整理することが大切です。
総合型・公募推薦を目指すための準備
志望する学部・学科の募集要項で、出願資格と評価内容を早めに確認しておきましょう。
| 確認したいこと | 準備のポイント |
|---|---|
| 出願資格 | 学科・課程、卒業年度、評定、履修科目、資格、学校長の推薦など |
| 学力の確認 | 数学・理科・英語、口頭試問・学力試験・共通テストの有無 |
| 研究や活動の資料 | 問い・研究方法・結果・考察、本人の役割、提出できる資料の範囲 |
| 志望理由 | 高校の研究で生まれた関心と、大学で学びたい授業・研究分野とのつながり |
| 日程と入学条件 | 出願期間、試験日、合格後の入学条件、他大学との日程 |
SSHでの活動だけで合否が決まるとは限りません。研究の説明と基礎学力、志望理由書・面接を合わせて準備してください。
次の3大学は、これから志望校を考えるための参考です。この学校の過去の進学先を追加しているものではありません。各大学の記事と募集要項を読み、自分の研究分野や出願条件との相性を確かめてください。
北杜市立甲陵高等学校のSSH活動と大学進学でよくある質問
合格表は大学全体の人数ですか?
この記事は原典の学部等の行を抜粋しています。例えば東京大学理科一類2人は、東京大学全体の合格人数を意味しません。
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