機械の状態を点検し、測定結果から変化の理由を考える経験は、大学の機械・電気・制御分野にもつながります。機械保全技能検定で学んだことを、理系の総合型選抜・公募推薦に生かしてみませんか。
「何を点検したか」に加えて、「どの条件で測り、どう判断したか」を説明できると、志望理由が具体的になります。2027年度の3大学の方式と、経験をまとめる方法を紹介します。
機械保全技能検定で学ぶこと
機械保全技能検定は、厚生労働大臣指定試験機関の公益社団法人日本プラントメンテナンス協会が実施する国家検定です。設備の故障や劣化を防ぎ、正常な状態を維持するための技能を評価します。
特級、1・2・3級があり、3級は機械系保全作業と電気系保全作業です。3級の受検に必要な実務経験年数は問われません。設備診断作業は1・2級で、3級の区分はありません。
学科と実技があり、作業によって試験方法が異なります。出願書類には級と作業区分を正確に記載しましょう。学校で学んだ内容と合う作業を選び、主催者の現行要項で受検条件を確認してください。
出典:日本プラントメンテナンス協会「機械保全技能検定・試験要項」
保全の学習を生かして比較したい大学
| 大学・方式 | 経験を伝える場面 | 準備したい内容 |
|---|---|---|
| 長岡技術科学大学・第1学年公募推薦 | 推薦書・専門の基礎的な口述 | 機械や電気の理解と測定経験 |
| 芝浦工業大学工学部・総合型選抜 | スクーリング後の課題発表 | 機器の状態から問いを立てた学習 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜(AO) | 活動報告書・プレゼンテーション | 点検や制御で工夫した過程 |
表は保全の学習を関連分野の実績資料にまとめる進路の例です。級ごとの固定加点を示したものではありません。
長岡技術科学大学は専門の理解を口述で確認
長岡技術科学大学の2027年度第1学年学校推薦型選抜では、推薦書の評価を裏づける例に技能資格を挙げています。工業科で学んだ人は、機械工学分野や電気電子情報工学分野などを検討できます。
工業等の学科・総合学科のルートは、2027年3月卒業見込み、全体評定4.0以上と学校長推薦などが条件です。総合学科には専門教科20単位以上などの条件があり、出身学科による分野制限もあります。
共通テストは課さず、推薦書・調査書60点、小論文60点、面接180点で選考されます。機械分野の基礎的な試問は数学・物理・英語で、電気電子情報分野では数学と電気回路またはプログラミングの基礎を問います。合格後の入学確約が必要で、他の国公立大学への重複推薦はできません。
出典:長岡技術科学大学「2027年度第1学年学校推薦型選抜学生募集要項」1〜3・18〜19ページ
芝浦工業大学は体験から深めた学びを発表
芝浦工業大学の2027年度工学部総合型選抜は、高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象で、志望課程のサマースクーリング修了が必要です。
例えば機械工学課程では、数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、物理基礎・物理・化学基礎・化学の履修が条件です。高校のカリキュラム上履修できない場合の代替手続もあります。英検CSE1728以上など、所定の英語資格基準のいずれかも満たす必要があります。
一次は書類・自己推薦動画、二次は小論文とプレゼンテーション・面接です。第一志望とし、合格後の入学を確約する方式です。点検や測定で得た関心を、スクーリングとその後の課題にどう生かしたか整理しましょう。
東京電機大学は探究・活動の経験を説明
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、探究や資格・活動経験などを評価します。機械系・電気系の保全で学んだことを、関心のある学系の内容と結びつけて考えられます。
高校等卒業者・2027年3月卒業見込み者などが対象です。高校卒業資格によるルートでは数学・外国語が各3.3以上。例えば工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。
一次は事前課題・活動報告書等、二次は発表と口頭試問を含む面接です。口頭試問は学系によって異なり、機械工学系は数学Ⅰ・Ⅱ、物理基礎・物理が範囲です。理工学部は他大学と併願できます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
点検・測定の記録を志望理由へ
学校の実習用機器で点検項目を整理し、測定条件と値、機器の状態を記録する活動が考えられます。これは今後の活動例です。先生の指導のもと、値の変化と、判断に使った基準を残しましょう。
「点検で気づいた課題→調べて確かめたこと→大学で深めたい機械・電気の学び」をつなげると、自分の経験から志望理由を説明できます。共同作業では、自分の担当と改善した点を明確にしてください。
スキルパスでは、資格・評定・履修科目から出願先を一緒に考えます。実績づくりから志望理由書・小論文・面接まで、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


