名古屋市立大学の「大学丸ごと研究室体験」は、市立高校の生徒が大学の研究室で実験に取り組む高大連携講座です。実験で何を確かめ、どんな疑問が残ったかを説明する経験は、生命科学や農学、化学系の大学を目指す理由につながります。
大学丸ごと研究室体験で学べることと参加条件
2015年度から続く、名古屋市立大学と名古屋市教育委員会の企画です。医学部医学科・薬学部・総合生命理学部の研究室で、高校生のグループを1〜3日間受け入れます。
2026年は7月21日〜8月21日に22講座を開講する案内が公表され、菊里・向陽・桜台・名東の4校から計127人の参加が予定されました。参加対象は名古屋市立高校の生徒です。在籍校の担当の先生に、参加できる講座と日程を確認してください。
例えば「生体内での遺伝子の働きを調べてみよう」は7月30・31日、「生物多様性とDNA研究」は8月6・7日の2日間です。見学だけで終わらず、実際の研究方法や結果の考え方に触れられる講座があります。次年度の日程や募集条件は、大学と学校の新しい案内で確認しましょう。
実験の経験を、志望理由の根拠へ
DNAやタンパク質の研究を体験したら、実験の目的、比較した条件、観察結果と解釈を分けて記録しておきましょう。「面白かった」という感想を、どの結果に驚き、なぜそう考えたかまで具体化できます。
その後、関連分野の公開データや文献を読み、大学で学んだ考え方で自分でも調べ直す方法があります。実験で学んだ内容と、自分が追加で考察した部分を分けることが、志望理由書や面接で説明するときに役立ちます。
資格と研究・実験の成果を組み合わせる
生物分野なら生物分類技能検定の学習を通じて基礎知識を整理し、データを比較するなら統計検定の学習を組み合わせる方法があります。資格の難しさだけにこだわらず、実験の理解や追加の分析に役立つ学習を選びましょう。
生命科学の学びを生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 千葉大学・園芸学部応用生命化学科/総合型選抜 | 大学等主催の理科研究や科学技術関連セミナー等への参加を証明。共通テストと入学確約が必要 |
| 東京農業大学・生命科学部等/総合型選抜全学部 | 自己推薦書と学科別の事前課題で関心を具体化。2027年卒業見込み・2026年卒業等が対象で、合格時の入学が前提 |
| 日本大学・生物資源科学部バイオサイエンス学科等/総合型選抜 | 志望理由書・小論文と実験実習、発表・口述試問で評価。高校卒業者・2027年卒業見込み等、第一志望・入学確約が必要 |
千葉大学の2027年度園芸学部要項3ページには「セミナー・社会活動等に参加した者」とあります。大学が主催する生命科学の実験講座で学んだ内容について、受講を証明する資料と、目的・方法・結果の概要を整理する準備が考えられます。
指定する共通テストの受験も必要です。応用生命化学科は5教科7科目の段階表示の合計45以上、かつ化学・生物・外国語の各段階表示7以上が最終合格の基準です。書類・面接の選考に加え、教科学習も続けましょう。
出典:千葉大学・2027年度園芸学部総合型選抜要項3・7〜8ページ
東京農業大学の総合型選抜全学部は、全体評定の数値要件を設けていません。第一志望とし、一次合格者は二次を受験し、二次合格時は入学することが前提です。調査書・自己推薦書・学科別事前課題と、口頭試問を含む面接で評価されます。活動を通じて生まれた関心を、出願学科の課題に合わせて考え直すことが大切です。
出典:東京農業大学・2027年度総合型選抜全学部要項4・6〜8ページ
日本大学生物資源科学部では、一次の書類選考後、学科の内容に関連する実験・実習・演習と、それに関する発表・口述試問があります。バイオサイエンス学科等は1日、動物・獣医保健看護学科は2日間です。出願時の小論文も学科別なので、志望理由と専門分野の理解をそろえる準備が必要です。
出典:日本大学・2027年度生物資源科学部総合型選抜要項1ページ
参加歴や資格名に一律の加点が付くという説明ではありません。各方式の要件を満たしたうえで、活動の中身を伝える方法の例です。
理系推薦には倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格、実験・探究の成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。興味と大学の評価内容が合う方式を考えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで大学での学びを推薦の実績へ
スキルパスは、理系の資格対策と実績の組み合わせ方を熟知した対策塾です。参加前には、生物や化学の基礎を確認し、講座で知りたいことを具体化する準備から支えます。
参加後は、研究室での指導を踏まえて実験記録を整理し、関連する文献や公開データを用いた探究へつなげます。数値を扱う場合は、統計の考え方やPythonでの図表作成も補い、観察した事実からどこまで説明できるかを検討できます。
出願時には、体験をきっかけに生まれた疑問を、大学で学びたい内容へ結びつけます。自己推薦書や志望理由書を整えるだけでなく、実験の原理、結果の読み方、今後確かめたいことを、自分の言葉で答える練習を重ねます。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策から探究、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


