信州大学のMy探究ベーシック講座は、テーマの見つけ方や研究方法を学ぶ、次世代STEAM教育プログラムの講座です。研究の進め方を学び、自分の課題で試した過程を残すことで、総合型選抜や公募推薦へつなげる準備ができます。
信州大学My探究ベーシック講座で学べることと参加条件
2026年度は、高校生を対象に無料のオンデマンド講座として実施しました。受講期間は4月30日〜7月13日、申込締切は5月30日です。定員制限はなく、関心のある高校生が受講できる仕組みです。
必修講座は探究の進め方を学ぶ30分前後の1回、選択講座はテーマに合う研究方法を学ぶ30分前後の1回です。自然科学の探究、心理的な実験や調査、身近な課題を解決する仕組みの開発などが、選択講座の例に挙げられています。
受講後に1,200字程度のレポートを提出すると、大学から受講修了証が授与されます。短い講座とレポートで探究の準備を学び、その後の研究へ生かす構成です。長期間の研究成果まで講座内で完成させる制度とは分け、本人が実際に取り組んだ内容を記録しましょう。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば教室の換気と室温に関心があるなら、「何を変えて何を比べるか」を講座の考え方に沿って検討できます。測定が許可された範囲で条件をそろえ、結果を記録し、説明できない差があれば計画を修正する探究へ進めます。これは受講後の発展例です。
推薦の資料には、最初の計画、助言を受けて見直した点、実際の方法と結果を残します。計画を立てた経験と、検証して得た成果を分けて示すことが大切です。修了レポートをそのまま提出するだけでなく、大学の様式に合わせて自分の活動を振り返りましょう。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
統計検定の学習は、測定値のばらつきや比較方法の理解に役立ちます。物理・化学・生物の検定は、研究対象の原理を学び直す選択肢です。情報系の研究なら、基本情報技術者やプログラミングの学習を、データ処理や試作品へ使う方法もあります。
資格で学んだ理論を研究に使い、実験で出た疑問を資格学習へ持ち帰ると、学びがつながります。実施済みの研究と、これからの資格取得や発表の予定は区別して記載します。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 講座から発展させる成果 | 主な確認条件 |
|---|---|---|
| 信州大学サステナブル社会協創学環・総合型Ⅱ | 自分で計画し見直した探究の経験 | 卒業年、評定3.6、入学確約、共通テスト |
| 工学院大学情報学部・探究成果活用型 | 理数系の研究を実行し発表 | 現役等、発表経験、課程別評定 |
| 東京電機大学理工学部・総合型(AO) | 課題設定から検証・制作の過程 | 数学・外国語各3.3、所定の履修 |
信州大学サステナブル社会協創学環の2027年度要項21ページ(PDF21頁)は、発表に「総合的な探究の経験」と成果を含めるよう求めています。ベーシック講座で学んだ研究計画を、自分の探究でどう試し、何を見直したかを説明する方法が考えられます。
総合型選抜Ⅱは、2025年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業者・卒業見込み等が対象で、全体評定3.6以上、合格時の入学確約等が必要です。一次は書類と、7分の発表・口頭試問を含む面接。最終選考には指定の共通テスト6教科8科目を使い、換算950点中520点以上が必要です。講座の修了証は、これらの条件を代替するものではありません。
工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。
出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ
東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。
出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、愛媛大学工学部工学科・機械工学コースの総合型選抜Ⅰは、受験者6人・合格者3人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、講座で考えた研究計画を読み解き、本人が継続できる問いと検証方法を一緒に考えます。必要な数学・理科・情報の基礎や資格対策を進め、Pythonによる集計や可視化、簡単な制作を通して、計画を実行する経験へつなげます。
研究ノート、データ、改善した理由を整理し、活動報告書と発表資料にまとめます。大学の評価内容に合わせ、研究の目的、方法を選んだ理由、結果の限界を自分の言葉で答えられるよう練習します。受講で得た考え方を、継続した研究と本人が説明できる成果へ育てる支援です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


