東京都立大学生命科学科の高校生ゼミナールは、大学の講義と実験を体験するプログラムです。生物の学びを深め、本人の研究につなげることが、総合型選抜や公募推薦を考えるうえで大切です。主催校のゼミナール入試との関係も確認しましょう。
東京都立大学生命科学科・高校生ゼミナールの対象と学び
2026年度は、全日制高校2・3年生、定時制・通信制高校3・4年生、中等教育学校5・6年生が対象です。受講料は無料で、対面実験への交通費は自己負担です。入試への出願を考えていない生徒も参加できます。
講義は6月の土曜3回、オンラインで計6コマ。定員は250人以内で、応募多数の場合は申込時に記す生物への関心で選考します。実験は7月30・31日の2日間、南大沢キャンパスで実施する募集でした。定員60人以内で、講義の感想やレポートを参考に選考します。
実験の予定テーマは、ショウジョウバエの分類と、DNA・タンパク質の分析です。各講義・実験後にレポートを提出します。2026年度の募集は終了しており、次年度の条件は新しい受講案内で確認しましょう。
出典:東京都立大学・2026年度生命科学科高校生ゼミナール受講案内
出典:東京都立大学・2026年度高校生ゼミナール・公式実施ページ
プログラムの経験を、志望理由の根拠へ
例えば分類の実習から、どの特徴を手掛かりに違いを判断したかを振り返る方法があります。自分で観察を続ける場合も、対象や記録の条件をそろえ、写真や表から何が分かるかを考えてみましょう。
大学で教わったことと、自分で調べたり考察したりしたことを分けて残すことが大切です。予想と違った結果や、次に確かめたいことも、研究の説明に役立ちます。
資格の学習と成果を組み合わせる
生物・化学の検定学習を、講義や実験の原理を理解する準備と組み合わせられます。統計検定で学ぶ分布や比較、英検などで培う英語力も、データや論文を読む際に役立ちます。Pythonで観察記録を可視化する追加の探究も一例です。
学びを生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 活動の生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 東京都立大学・理学部生命科学科/総合型選抜ゼミナール入試 | 国内高校等の2027年3月卒業見込み。所定の自然科学の講義6時間以上と実習8時間以上、入学確約が必要 |
| 千葉大学・園芸学部応用生命化学科/総合型選抜 | 大学等主催の理科研究や科学技術関連セミナー等への参加を証明。共通テストと入学確約が必要 |
| 東京農業大学・生命科学部等/総合型選抜全学部 | 自己推薦書と学科別事前課題で活動を説明。2027年卒業見込み・2026年卒業等、合格時入学が前提 |
東京都立大学の2027年度要項6ページでは、「自分で行った実験や観察・調査による研究内容」を口頭発表するとあります。受講で学んだことから、自分が取り組んだ研究の目的・方法・結果を説明する準備が必要です。
この入試の出願条件は、2025年9月1日以降に大学・大学院・公的研究機関・公益法人が提供する自然科学の講義6時間以上と実習8時間以上で、本学の高校生ゼミナールも含みます。受講修了等を示す資料と、講義・実習の概要を提出します。
一次は書類選考です。二次の「生命科学科ゼミナール」では約10分の研究発表と討論を行い、その成績と口頭試問を含む面接で評価されます。共通テストは課しません。受講した経験と、自分で研究した成果の両方を説明できる準備が大切です。
千葉大学の2027年度園芸学部要項3ページには「セミナー・社会活動等に参加した者」とあります。大学主催の科学活動の参加記録をそろえ、学びをどう深めたかを伝える準備が考えられます。
応用生命化学科では共通テスト5教科7科目の段階表示合計45以上、かつ化学・生物・外国語の各段階表示7以上も必要です。書類・面接と併せて教科学習も続けましょう。
東京農業大学の総合型選抜全学部は、全体評定の数値要件を設けていません。第一志望で、一次合格時は二次を受験し、二次合格時は入学することが前提です。調査書・自己推薦書・学科別事前課題と、口頭試問を含む面接で評価します。活動から生まれた関心を、志望学科の課題に合わせて説明しましょう。
各方式の出願条件を満たしたうえで、本人が取り組んだ内容を伝える方法の例です。受講歴だけで一律の加点や合格が保証されるわけではありません。
推薦・総合型には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部・応用生物学域応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格の学習、実験・観察の成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率に加え、自分の活動と大学の学びが合うかを確かめましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、理系の資格対策と推薦で伝える実績の組み合わせ方を熟知した対策塾です。受講前には、生物・化学・数学の基礎を確認し、資格学習と実験で深めたい問いを関連づける準備から支えます。
受講後は、実験ノートや観察記録を整理し、公開データの分析や文献調査など、本人の疑問に合う追加の探究を考えます。結果と考察を区別し、根拠のある研究資料にまとめる練習もできます。
出願時には、資格、講義・実習、本人の研究を結びつけた書類を準備します。発表の構成、方法を選んだ理由、研究の限界や次の課題を問う口頭試問まで、大学別の評価に合わせて練習します。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策、活動の整理、大学別の志望理由書・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


