水沢農業高校では、岩手県立大学と連携したデータサイエンス講座が行われています。農業や食品の学びと情報技術を結びつけ、実際のデータを使って考えた過程を、大学の推薦で伝える準備ができます。対象校に限られる取り組みですが、学習と探究のつなげ方は進路選びの参考です。
水沢農業高校のデータサイエンス講座の対象と学び
2026年度DXハイスクール事業の一環で、水沢農業高校の農業科学科・食品科学科の全生徒が対象です。一般の高校生を全国から募集する講座ではありません。大学の案内は全3回の予定で、初回が2026年7月17日に実施されたことを公表しています。
学校の公式報告によると、初回は両学科共通で農業分野のデータ収集・分析の基礎を学びました。日本の農業の課題や県内のスマート農業にも触れています。次回は農業科学科向けにドローンで得たデータの活用を学ぶ予定とされました。2026年7月時点の公表内容では、初回を実施し、残る講座を計画する段階でした。
出典:岩手県立大学ソフトウェア情報学部・2026年7月22日・水沢農業高校でのデータサイエンス講座
出典:岩手県立水沢農業高等学校・2026年7月21日・DXハイスクール事業の出前授業
プログラムの経験を、志望理由の根拠へ
公式の事業計画には、作物の育成環境のモニタリング、食品製造データの収集と品質改善などが挙がっています。これらは計画であり、生徒全員が既に実現した実績とは分けて考えましょう。
例えば、自分の実習で生育や温度の記録を残し、条件の違いをグラフで比べる探究が考えられます。講座で教わった内容、自分で集めたデータ、自分の考察を区別することが大切です。食品の研究なら、配合や測定条件をそろえ、結果が変わる理由も考えてみましょう。
資格の学習と成果を組み合わせる
統計検定で学ぶ平均・ばらつき・比較の考え方を、実習データの整理へつなげられます。ITパスポートの情報管理やセキュリティの知識、Pythonでの可視化も一例です。資格名だけでなく、学んだ方法で何を確かめ、どこに限界があったかまで記録しましょう。
学びを生かして考えたい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 学びの生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 岩手県立大学・ソフトウェア情報学部/学校推薦型選抜(専門高校・総合学科) | 農業の情報学習から進学を検討。現役、学校長推薦、入学確約と成績・履修等の条件 |
| 東京農業大学・生命科学部等/総合型選抜全学部 | 食品や生物の探究を自己推薦書・学科別課題へ。2027年卒業見込み・2026年卒業等、合格時入学が前提 |
| 電気通信大学・Ⅰ類/総合型選抜 | 情報分野へ深めた分析を特別活動レポートと動画へ。現役等、入学確約、数学・情報CBT |
岩手県立大学の2027年度要項11ページは、情報に関する科目の例に「農業と情報」を挙げています。農業分野で学ぶ情報技術も、条件を照合してソフトウェア情報学部を検討できる具体例です。
専門高校・総合学科の2027年3月卒業見込み、学校長推薦、入学確約が必要です。成績条件には概評Aによる経路等があります。指定の情報系6学科以外では、情報に関する科目6単位以上の修得・見込みに加え、国・数・理・英・情のうち3教科が各4.2以上、または各4.0以上と所定の情報資格の取得を組み合わせる経路もあります。資格例にはITパスポート等があり、科目・資格は出願前の問い合わせが必要です。
選抜は国語・英語・数学Ⅰ・Ⅱ・Aを中心とする基礎学力問題と、書類・面接です。共通テストは課しません。学校の授業を受けただけで、成績や履修条件まで満たしたことにはならないため、調査書と照合しましょう。
東京農業大学は第一志望で、一次合格時は二次受験、二次合格時は入学が前提です。全体評定の数値条件は設けず、調査書・自己推薦書・学科別事前課題と、口頭試問を含む面接で評価します。食品や生物に関する本人の研究を、志望学科の課題に合わせて説明しましょう。
電気通信大学Ⅰ類は、2027年3月に国内高校等を卒業見込み等の人が対象です。数学Ⅲ・物理・化学の履修が望まれ、数学・情報CBT等と発表・面接・口頭試問で選考します。特別活動レポートと3分以内の動画では、情報工学として深めた分析や制作を伝える準備が考えられます。
各方式の出願条件を満たしたうえで、本人が取り組んだ内容を伝える方法の例です。受講歴だけで一律の加点や合格が保証されるわけではありません。
推薦・総合型には比較的落ち着いた倍率も
2026年度の京都工芸繊維大学工芸科学部・応用生物学域応用生物学課程の学校推薦型選抜・一般プログラムは、受験者30人・合格者15人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の大学入試の実績です。
資格の知識、本人の探究成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。農学を深めたいのか、情報技術を専門にしたいのかを考え、大学の学びと出願条件を比較しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスでプログラムの学びを推薦の実績へ
スキルパスは、理系推薦で伝える実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。農業・食品への関心に合う資格を選び、統計や情報の知識を実習で使えるようにする学習から支えます。
講座や学校の実習の後は、本人の記録を基に、追加で調べたい問いを整理します。Pythonのグラフや比較表を作り、データを選んだ理由と結果の意味を自分で説明する練習もできます。
出願時には、農業や食品の経験を情報系へ発展させた理由、大学で深めたい内容を一貫させます。志望理由書だけでなく、分析方法の理解を問う発表・口頭試問まで、本人の成果に合わせた対策が可能です。
スキルパスはオンラインの個別指導で、資格対策、活動の整理、大学別の志望理由書・発表・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


