PICASOは、奈良女子大学と附属中等教育学校が連携する、5・6年生のための2年間の文理統合探究コースです。附属校の生徒を対象とする学びで、全国の高校から一般に申し込む講座ではありません。分野をまたぐ問いを、調査・分析・発表まで深めることが、総合型選抜で伝えられる実績につながります。

文理統合探究PICASOコースで学べることと参加条件

大学教員と附属中等教育学校の教員が協働して、授業や評価方法を開発しています。文系・理系の知識を別々に増やすだけでなく、両方の視点から問いや研究方法を考える点が特徴です。

2026年度のシラバスでは、文学部、生活環境学部、理学部、工学部の教員による講義と、個人の探究を組み合わせています。5年生は研究計画を立てて成果発表へ進み、6年生は個人研究を続け、発表や論文提出に取り組む構成です。大学アドバイザーの助言を受ける機会もあります。

講義で視野を広げることと、自分の研究を継続することの両方を意識しましょう。教員からの助言を受け、問いや方法をどう変えたかを残すと、完成品だけでは見えない本人の判断を伝えられます。受講科目の内容や日程は、その年度のシラバスで確認できます。

ここでは、PICASOで取り組んだ研究を、公募型の総合型選抜等へ生かす方法を紹介します。研究の分野に合わせて大学・学部を選ぶことが大切です。

出典:附属中等教育学校・高大接続研究、2026年度シラバスのPICASO欄(PDF117〜118頁)

参加した経験を、推薦で伝わる成果へ

例えば、地域の文化施設の情報が高校生に届きにくい理由を調べる探究が考えられます。公開されている案内文の比較や利用者の視点からの検討に、データの集計や情報画面の試作を組み合わせる方法です。

人数の少ない調査から広い結論を出さず、調査対象や方法の限界も記録しましょう。文章の意味を読む視点と、数値を確かめる視点を行き来し、問い、方法の変更、根拠のある提案までまとめると、文理統合の経験が伝わります。

資格と研究成果をどう組み合わせるか

統計検定の学習は、割合や分布を読み、比較方法を選ぶ練習に生かせます。情報処理系資格やプログラミングを学び、公開データを整理するコードや、情報を見つけやすくする画面へ発展させる方法もあります。

英語資格の学習から海外の研究例を読めば、国内の事例と比べた問いも考えられます。資格で学んだことを、研究のどの場面で使ったかを説明しましょう。資格名と研究題名を並べるだけでなく、自分の作業と改善を示すことが大切です。

研究・学習実績を伝えられる大学3校

大学・2027年度の方式経験を生かす方向主な条件
筑波大学知識情報・図書館学類・AC入試情報の伝達や知識に関する継続研究最近2年以上の活動、書類と面接・口述
工学院大学情報学部・探究成果活用型理数探究と情報分析・発表現役、探究と発表、課程別評定
東京電機大学理工学部・総合型AO分析・制作を活動報告と発表へ数学・外国語各3.3、課程別履修等

筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。情報学群知識情報・図書館学類の求める活動に合わせ、地域の情報をどう届けるかという問い、調査や分析の結果、改善案に至った理由を説明する方法が考えられます。

対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。

出典:筑波大学・2027年度AC入試要項5〜7ページ

工学院大学情報学部の探究成果活用型は、2027年3月卒業見込みで、理数系の探究と学内外発表または外部コンクール等への提出経験が必要です。全体評定は普通科・理数科3.2、専門学科3.5以上です。その他の学科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上となります。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答です。

出典:工学院大学・2027年度探究成果活用型要項4〜5ページ

東京電機大学理工学部の総合型選抜(AO)は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。高校卒業資格のルートは数学・外国語が各3.3以上。普通科は数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業科・総合学科等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠの履修が必要です。事前課題・活動報告等と、発表・口頭試問を含む面接で選考し、他大学と併願できます。

出典:東京電機大学・2027年度総合型選抜要項4・6〜9ページ

理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も

2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。

資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。

出典:令和8年度 入学試験に関する調査資料(PDF6頁)

FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます

  1. STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦

    理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。

  2. STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦

    大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。

  3. STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる

    志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。

  4. 合格第一志望
    合格へ

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スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ

スキルパスでは、本人の関心と研究の進み具合を確かめ、資格学習、Pythonによる分析、制作物を組み合わせます。学校や大学から受けた助言を踏まえ、自分の考察を深めるための学習計画を立てます。

分析では、データの集め方、比較の条件、結果から言える範囲を一つずつ確認。研究計画書や活動記録を読み返し、本人が決めたこと、試して変えたことを成果資料へ整理します。提出先に合わせて志望理由書と発表の構成を変え、口頭試問で方法や限界を説明する練習まで支援します。

学校の探究と、資格対策で身につけた専門知識をつなげる支援です。情報系へ進むなら分析やシステム、生活・環境の分野なら暮らしの課題など、大学でさらに学びたい内容まで具体化しましょう。

スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。

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