奈良県次世代教員養成塾の前期プログラムは、奈良県内の高校等に在籍し、奈良県の教員を志望する生徒が対象です。講座の修了と、理数・情報の得意分野を生かした活動を組み合わせることが、教員養成系大学への推薦対策につながります。
奈良県次世代教員養成塾・前期プログラムで学べることと参加条件
募集は高校2年生の時に学校を通じて行われます。公式の基本案内は6月頃としていますが、第9期の概要では6月に県内高校へ発表、7月募集、8月面接、9月受講者決定という流れです。申込時は自分の高校で、その期の手続きを確認しましょう。
第9期は2026年10月から2027年7月までの全10回を予定。奈良教育大学、奈良女子大学、県内大学等が担当し、教員像、道徳、異文化理解、科学と教育などを扱います。各回に交流・体験・振り返りがあり、最後は理想の教員像を発表する構成です。
修了認定には、各回への参加、講座の課題等の提出、発表・討論が関わります。講座だけでなく、自主的な体験や学校での学びを含むポートフォリオも作成します。出席した回数と、学びをまとめた成果の両方を意識する準備が大切です。予定は変更される場合があります。
2026年に高校2年生として受講する期と、2027年度大学入試に出願する修了者は別の学年です。入試で必要な修了時期から逆算して計画しましょう。
出典:奈良県立教育研究所・対象と募集、現行の講座案内、第9期プログラム概要
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば「理科の実験を、子どもが自分で考えたくなる授業にするには」という問いが考えられます。講座で体験した学び方を振り返り、予想を立てる場面や、結果を比較する説明の工夫を教材案へ反映する方法です。
観察記録を図にした教材を試作し、改善前後の違いを残しましょう。何を体験し、なぜ教え方を変えたかまで説明できれば、教員を目指す理由を本人の行動で伝えられます。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
数学検定や統計検定の学習は、測定結果や教育に関する公開データの読み取りに生かせます。情報系資格で学んだ知識から、理科の観察結果を比較するプログラムへ発展させる方法もあります。
資格、教材、受講の振り返りをばらばらに並べず、子どもの理解を支えたいという関心でつなげましょう。講座修了の証明と、自分が追加で取り組んだ活動の成果は分けて示すと、本人の工夫が伝わります。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 経験を生かす方向 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 奈良教育大学・総合型意欲重視型 | 前期修了と理数科目・教職の学び | 修了等、全体3.5、専修別基準、入学確約 |
| 横浜国立大学教育学部・専門領域枠 | 教職セミナーと理科・技術の活動 | 受講等の証明、全体3.5、入学確約 |
| 宇都宮大学共同教育学部理科・総合型A一般 | 理科の活動と教えることへの関心 | 現役等、概評B、活動発表、入学確約 |
奈良教育大学の2027年度総合型選抜・意欲重視型は、要項7ページ(PDF10頁)に「前期プログラム修了者」を出願資格の一つとして挙げています。修了が入試の出願条件につながるプログラムです。
高校卒業者・2027年3月卒業見込み等の共通資格に加え、全体評定3.5以上、教職への強い意欲、合格時の入学確約が必要です。理科教育専修は数学・理科・英語のいずれか1教科以上が3.8以上、数学教育専修は数学4.0以上。心理学専修にも科目評定の条件があります。他の専修には専修別の追加基準を設けていません。
意欲重視型は専修別の試験と提出書類で評価し、共通テストは課しません。理科教育は講義後のレポート、数学教育は問題の解決過程の説明などがあるため、受講内容を自分の言葉で考える練習が大切です。
横浜国立大学教育学部の総合型選抜では、専門領域枠の出願条件に、全国の教員養成系大学・学部や教育委員会の教職セミナー等への参加、または教職コース等の履修・単位修得があります。受講等を証明する資料も必要です。理科・技術など、自分が学びたい専門領域に合わせて活動を整理しましょう。
高校卒業者・2027年3月までの卒業見込み等が対象で、全体評定3.5以上、教員志望、入学確約が必要です。高大接続活動等の書類と小論文による一次選抜の後、個人面接があります。共通テストは課しません。地域教員希望枠は活動・就職希望に別の条件があります。
宇都宮大学共同教育学部の理科分野では、総合型選抜A(一般)で自然科学の活動を発表できます。2027年3月卒業見込み等、合格時の入学確約、学習成績概評B以上が必要です。講義レポートと、理科の活動報告書に基づく発表・面接で、知識や考え方、教えることへの関心を評価します。共通テストは不要です。
出典:宇都宮大学・2027年度要項24〜25・36〜37ページ
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、横浜国立大学教育学部自然・生活系教育コース技術専門領域の総合型選抜(専門領域枠)は、受験者11人・合格者6人で実質倍率1.83倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、理科・数学・技術などの志望専修に合わせて、資格学習と教材制作の計画を立てます。Pythonでデータを扱う場合も、グラフを作るだけで終えず、数値の意味を理解し、子どもへの説明を考える練習へ進めます。
ポートフォリオでは、体験の感想から、本人の問いや考えの変化を取り出します。修了の証明、学校での成績、自主活動を大学別の書類へ整理し、講義レポート、発表、面接まで対策します。教職への意欲を、得意科目の理解と具体的な行動で示すための準備です。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


