愛知県の「知の探究講座」は、大学で講義を受け、実験や制作、発表まで取り組む高大連携事業です。短い見学で終わらず、夏休みから秋へ学びを積み重ねられます。
大学で学んだ内容を自分の探究へ発展させ、資格の実績も組み合わせて理系推薦を目指しましょう。何に疑問を持ち、どう試し、何が分かったのかを記録すると、志望理由書や面接で伝えられる経験が具体的になります。
2026年度は7大学で7〜10日間の学び
愛知県教育委員会の2026年度案内では、県内の高校生が対象で、全学年から参加できる講座です。募集は5月、開講式は7月19日。申し込みは在籍校で確認する形になります。豊田工業大学の案内にも、学校を通した応募が示されています。
2026年度は118人が参加し、夏休みから2学期にかけて7〜10日間の実験・実習等に取り組む計画です。県のリーフレットでは、全ての実施日への参加が必要とされています。講座別発表会と、翌1月10日の全体発表会も含め、学校行事と両立できるかを考えて選びましょう。
協力大学は、愛知教育大学、豊橋技術科学大学、名古屋工業大学、愛知県立大学、豊田工業大学、名古屋外国語大学、藤田医科大学です。理数・工学だけでなく、教育や福祉、リベラルアーツ、看護・リハビリテーションの講座もあります。
出典:愛知県2026年度開講案内・2026年度講座リーフレット・豊田工業大学の応募・日程案内
講座で得た問いを本人の成果へ
豊橋技術科学大学の講座では、ロボットの仕組みやプログラミングを学び、グループで製作して性能を競う計画が紹介されています。名古屋工業大学では、物質や材料の合成・分析・計算等に触れ、発表や情報活用の学びへつなげる構成です。
愛知教育大学の2026年度報告では、数学の講義やワークで法則を予想し、発見する探究に取り組んだ様子が紹介されています。講座で与えられた答えだけでなく、疑問や予想がどう変わったのかも残せます。
グループ全体の成果と、自分が担当して考えた部分を分けて記録することが大切です。例えばロボットなら、動作のどこを直し、比較の条件をどうそろえたのか。材料なら、測定値の違いから何が言え、何がまだ分からないのか。こうした記録が次の研究計画にも役立ちます。
出典:2026年度講座リーフレット・愛知教育大学の2026年度実施報告
研究・制作の経験を生かして目指す大学
| 大学・2027年度の方式 | 講座の経験との接点 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 名古屋工業大学・創造工学教育課程の公募推薦 | 分野を結び付けた探究、協働の経験を資料・面接へ | 概評A・B、英語外部試験、学校長推薦、数学・理科 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | データの分析や制作を活動報告・発表へ | 現役等、入学確約、CBT、口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 実験・制作と技術への関心を活動報告へ | 数学・外国語3.3、履修条件、事前課題 |
本人の活動内容と各方式の評価項目を合わせ、出願条件もそろえて考えます。参加学年によって出願する入試年度も異なるため、2027年度の例を準備の目安にしてください。
名古屋工業大学は工学への関心と協働を伝える
2027年度の創造工学教育課程の公募推薦は、材料・エネルギーコースと情報・社会コースが対象です。高校等の普通科、理数に関する学科、専門学科、総合学科の卒業者・2027年3月卒業見込み者で、学習成績概評A又はB、学校長の推薦が必要です。
英語外部試験は英検準2級など、要項に示された基準を満たす必要があります。推薦人数は1校4人以内、各コース2人以内です。一次の書類選考に続き、数学・理科の筆記試験と集団面接を行い、共通テストは課しません。筆記の理科は物理又は化学で、数学Ⅲまでを含む基礎学力も準備します。
集団面接の評価内容には「チームワーク」「リーダーシップ性」があります。共同制作で何を提案し、他の人の意見を受けてどう改善したかを整理すれば、講座の経験を具体的に伝えられます。合格後の入学手続と、他の国公立大学の選抜に関する制限も要項で確認する必要があります。
出典:名古屋工業大学2027年度公募推薦要項6〜7・14〜16ページ
他大学にも探究と資格を組み合わせる
電気通信大学Ⅰ類の2027年度総合型選抜では、特別活動レポートと3分以内の活動PR動画を提出します。高校等を2026年度中に卒業する人などが対象で、合格時の入学確約が必要です。数学・情報のCBT等と、二次の発表・面接・口頭試問で選考し、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部の2027年度AOは、既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では、数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要で、事前課題、活動報告、発表・面接等へ備えます。理工学部は他大学との併願が可能です。
例えば統計検定で学んだ比較や推測を測定データの整理に使う、プログラミングの学習を制御や可視化へ使う、といった組み合わせが考えられます。資格名に加え、実際に使った知識と結果まで示す準備です。
出典:電気通信大学2027年度総合型選抜要項・東京電機大学2027年度AO要項
倍率が落ち着いた理系推薦も比較する
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
資格と研究・制作の成果を早くから育て、科目や出願条件に合う理系推薦を選ぶことで、名門理系大学を狙う戦略が考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで講座・資格・推薦対策をつなぐ
スキルパスは、大学推薦につながる実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。関心に合う講座の選び方、応募前の学習、本人の研究・制作、書類・面接までを支えます。
材料やエネルギーなら物理・化学、ロボットならプログラミング、測定や比較なら統計の学習が候補です。講座で経験した課題をもとに、自分で検証できる問いを考え、条件・結果・改善を記録します。
体験を参加歴で終わらせず、学びを使った実績として説明できる形へ育てる指導です。発表で問われる理由や数学・理科の基礎も含め、オンラインで徹底伴走します。
講座選びと推薦の準備は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


