大学の授業を体験し、その学びをレポートや面接で伝える。愛知学院大学の「高大接続型入試(事前体験型)」は、その準備が出願前から始まる方式です。資格の知識や本人の探究を、講義の理解と自分の考察につなげることが大切になります。
事前体験型講義は、6学科の出願につながる
2027年度要項では、日本文化、英語英米文化、グローバル英語、心理、健康栄養、総合政策の6学科が事前体験型を実施します。高校3年生と高校卒業後1年以内の人を対象とし、2026年8月22日に日進キャンパスで講義を行う案内です。申込期間は7月1日〜8月18日でした。
心理学科は「高校生のための心理学」と課題レポート、健康栄養学科は血糖値と食事に関する講義などを掲載しています。総合政策学科では、中山間地域の過疎化、AI時代の小論文をテーマとする講義が並びます。
出願する学科が実施する講義への参加が条件です。歴史・商・経営の事前課題型や、健康科学科の自己考察型とは別の制度なので、学科と方式を対応させて確認しましょう。
レポートは、その場で提出する学科と後日提出の学科がある
英語英米文化、心理、健康栄養の3学科は、講義内でレポートを作成し、その日に提出します。選考に用いる書類となり、出願時に作り直す必要はありません。
日本文化とグローバル英語はA4用紙1枚・両面、総合政策は手書きなら400字詰め原稿用紙5枚以内、ワープロならA4用紙1枚・両面使用可で合計2000字以内です。課題の内容は各学科の講義で案内されます。
講義前には、関連する基礎知識と、説明の要点を正確に捉える練習を積んでおきたいところです。聞いた内容と自分の考えを区別し、根拠を示して書く力は、当日作成するレポートでも重要です。
出典:愛知学院大学・事前体験型講義と課題レポートの案内7ページ
資格と探究を、講義を理解する基礎へ
心理分野なら、統計検定で学ぶデータの比較や集計を、公開調査の読み取りに使う準備が考えられます。英語分野なら英検の学習を、ことばと文化の関係を調べる活動へつなげられます。
総合政策に関心がある場合は、ニュース時事能力検定の学習と、地域の人口・交通・産業等の調査を重ねる方法があります。Pythonで公開データを図表にするなら、集計年や対象、数値からいえることの限界まで説明しましょう。
これらは本人が発展させる学習例です。資格名だけを並べず、学んだ方法を何に使い、どんな疑問が生まれたかまで整理すると、大学で学ぶ理由が具体的になります。
講義と本人の活動を生かす大学3校の比較例
| 大学・方式 | 主な条件と、学びの伝え方 |
|---|---|
| 愛知学院大学・心理学科等/高大接続型入試(事前体験型) | 出願学科の講義参加、高校卒業等の資格が必要。既卒は卒業後1年以内。学科の方針を理解し、合格した場合の入学が条件 |
| ICU・教養学部/総合型英語外部試験利用 | 全体4.1以上、所定の英語公式スコア、第一志望・入学確約等が必要。継続活動と小論文で関心を伝える |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 高校卒業等、日本語または英語で大学で学ぶ能力、第一志望・入学確約が必要。本人の活動と学習計画を資料へ |
愛知学院大学の2027年度要項6ページは「出願学科が実施する事前体験型講義に参加した者」を条件としています。参加が出願の前提であり、レポートや書類、二次選考の対策まで必要です。
心理学科では、一次で学習成績30点と出願書類70点を評価し、二次で60分・800字の小論文50点と、20〜30分の個人面接50点を課します。二次の内容や配点は学科で異なるため、心理学科の基準を6学科共通とは考えないことが大切です。
出典:愛知学院大学・2027年度総合型選抜要項6・14ページ
ICUは2024年4月1日〜2027年3月31日の高校卒業・修了等が対象で、過去にICU総合型へ出願していないことも条件です。2024年10月1日以降の所定の英語公式スコア、推薦状2通、小論文等を提出し、書類選考後に日本語の対面面接があります。自己活動歴は少なくとも2・3週間以上の教科外活動が対象で、単日の講義だけで条件を満たすものではありません。
出典:ICU・2027年度総合型要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCは、志望理由・学習計画や活動資料などの書類選考後に面接を行います。志願者を客観的に知る2人の評価者が必要で、2親等内の親族は評価者になれません。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年入学)8・10・18〜20ページ
2027年度要項は準備の比較例です。2026年の講義をこれから受講できるという意味ではなく、次回日程は新しい公表を待つ必要があります。他大学で生かす場合も、提出期限までに本人が行った活動だけを整理しましょう。
分析を深めて理系を目指す場合の推薦例
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。愛知学院大学の倍率とは別の結果です。データを用いる探究から情報・数理へ関心が深まった場合は、資格、分析・制作、数学や英語を早くから学び、名門理系大学を目指す道もあります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで講義の学びを推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から関心分野と必要な基礎学力を整理し、資格、本人の調査、参加できるプログラムを組み合わせて準備できます。
講義前は資料の読み取りや、自力で要点と根拠を整理する論述練習を支えます。本人が提出する課題は、大学のルールに沿って自分の言葉で作成することが前提です。面接では、講義で考えたこと、本人が調べたこと、大学で深めたい問いを区別して説明できるように備えます。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


