ものづくりの経験を、大学で工学を学ぶ理由へつなげたい。大阪産業大学の「新エネルギービークルプロジェクト」は、藤井寺工科高校の電動二輪車開発を支える高大連携に取り組んでいます。自分の担当と、試して考え直した過程を示すことが、推薦入試で工業高校の学びを伝える準備になります。
藤井寺工科高校の開発を、大学が技術面から支援
大学の2026年9月10日の公式記事では、大阪府立藤井寺工科高校との高大連携協定を紹介しています。高校は2026年度に、電気エネルギーを使う電動二輪車の開発へ取り組む計画です。
大学側の新エネルギービークルプロジェクトは、技術的な支援や体験聴講等を通じて、高校の実学的な学習を支えるとしています。特定の高校との連携であり、全国の高校生が自由に申し込む募集講座ではありません。
協定で示された開発計画と、実際に得られた成果は分けて読む必要があります。 公式記事だけで、高校生の車両が既に完成した、全員が同じ制作を修了したとはいえません。参加する生徒は、学校の担当や指導計画を確認しましょう。
大学の助言と、本人の判断を制作記録へ
開発に関わる場合は、担当した課題、考えた案、大学等から教わった内容、修正した理由を残す方法があります。チーム全体の完成物だけでなく、自分がどこを理解し、何を判断したかを示すことが大切です。
例えば、模型やシミュレーションで仕組みを比較し、条件を変えると何が変わるかを図表で説明する探究が考えられます。設計の意図、記録、予想と結果、残った課題を一緒にまとめることが、活動報告や口頭試問の準備になります。これは本人が発展させる学習例です。
大学生のプロジェクトの成果と、高校生本人の成果も区別しましょう。制作途中であれば、その時点で確認できたことと、これから確かめたいことを分けて伝えられます。
工業系の資格を、原理と分析を説明する力へ
情報技術検定や計算技術検定、数学検定などの学習を、計算や情報処理の基礎を確かめる準備に使えます。物理の学習と組み合わせ、エネルギーの仕組みを理解し、制作で使う知識を言葉で説明してみましょう。
統計検定の知識を記録のばらつきへ、Pythonをデータの整理や可視化へ生かす方法も一例です。条件が異なる記録を単純に比べず、分析した範囲も示します。資格、本人の制作・分析、考察を結びつけることが目標です。
制作の成果を生かす大学3校の比較例
| 大学・方式 | 主な条件と成果の伝え方 |
|---|---|
| 電気通信大学・情報理工学域Ⅱ類(融合系)/総合型選抜 | 日本の高校等を2027年3月卒業・修了見込み等が対象。合格時の入学確約が必要。本人の分析・制作を活動資料へ |
| 工学院大学・情報学部/探究成果活用型 | 現役、理数分野の探究発表または外部コンクール等への提出経験、課程別の学習成績・履修条件が必要 |
| 東京電機大学・理工学部/総合型AO | 高校卒業等が対象。高校卒業資格のルートは数学・外国語各3.3以上、課程別履修条件あり。併願可能 |
電気通信大学の2027年度要項7ページは、活動例に「他大学でのスクーリング・セミナー参加」を挙げています。授業の学びから情報工学の研究へ進んだ場合、本人のコード、分析結果、方法を選んだ理由を活動実績報告書へ整理する準備が対応します。
対象は日本の高校等を2027年3月卒業・修了見込みの人(2026年度の途中卒業等を含む)です。Ⅱ類は3分以内の自己PR動画などの書類で一次選考し、二次は発表と口頭試問を含む面接。Ⅰ類のCBTとは異なります。出願は2026年9月1〜3日必着で、既に終了しています。
工学院大学情報学部は、全体評定が普通・理数科3.2以上、専門学科3.5以上。その他の学科は、数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと指定理科1科目群を両方履修・履修見込みなら3.2、それ以外は3.5以上です。一次は英語・数学と書類、二次は発表と質疑応答があります。
東京電機大学理工学部の履修条件は、普通科が数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・Cと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、理数科が理数数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、工業・総合・情報等は数学Ⅰ・Ⅱと英語コミュニケーションⅠです。一次の事前課題・活動報告等と、二次の発表・口頭試問を含む面接へ備えます。
出典:東京電機大学・2027総合型選抜要項6〜9・23ページ
以上は2027年度要項による比較例です。協定記事の公開日は2026年9月10日で、電気通信大学の9月初めの出願は既に終了しています。この公表後に進める開発の成果を、以前の出願へ遡って提出することはできません。主に翌年度以降も見据え、実際の期限までの本人の成果を準備しましょう。
名門理系大学を目指し、早期に準備する
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。本プログラムの参加条件とは別の入試結果です。資格、本人の分析・制作、数学や英語を早くから育てることで、理系推薦にも進路の選択肢が広がります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで授業の学びを推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から、参加できる企画、必要な資格・基礎学力、本人が調べたい問いを整理して、受講前の準備を支えます。
活動後は、制作の記録と大学の助言、本人の分析を見直し、比較・検証・考察を含む報告へ発展させます。志望理由書、発表、口頭試問では、大学から学んだ知識と本人が工夫した内容を分け、方法を選んだ理由まで説明できるよう練習します。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の書類・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


