南九州大学の食品開発キャンプは、食品づくりや品質管理について、講義と実習で学ぶ高大接続プログラムです。2026年は春・夏に各2日間実施され、夏は高校生6人が修了しました。
食品の実習で生まれた疑問を、資格学習と本人の分析へつなぎ、推薦で伝わる実績を育てましょう。参加・修了だけで終えず、学んだことを学校の探究や自分の研究へ発展させることが、大学で学ぶ理由につながります。
春は商品開発、夏は食品の品質管理を2日間学ぶ
2026年のスプリングキャンプは3月21〜22日、サマーキャンプは7月19〜20日に、宮崎キャンパスで開催されました。食品開発に関心のあるすべての高校生が対象で、県立農業大学校の在籍生や過年度生も参加できる案内です。
対面で先着15人程度、参加費は無料で、移動費・宿泊費は自己負担です。現役大学生が学習や実習をサポートします。
春は野菜果実飲料の商品開発をテーマに、商品開発の講義、飲料を作る演習、加熱殺菌、官能評価や振り返りを行う構成でした。
夏は食品の品質管理がテーマです。トマトジュースの製造工程や異物混入を題材に、検出・分析・推定の考え方を学びます。実験、グループディスカッション、要因解析、発表へと進む内容です。
食品を作る体験に加え、結果を整理し、原因や対策を考えて伝える実習である点が特徴です。公式の実施報告でも、製造工程や加熱殺菌、異物混入を想定した要因解析を体験したと紹介されています。
出典:南九州大学・食品開発キャンプ2026・サマーキャンプ2026実施報告
修了証と、入学後の単位認定は条件を分けて考える
参加者には修了証が発行されます。また、春・夏のすべてを修了し、参加申し込み時に高大接続科目等履修願書を提出した人は、南九州大学へ進学した場合、1年生科目2単位として認定される制度があります。
片方のキャンプへの参加だけで、2単位が認定される制度ではありません。修了証、春夏の修了、所定の願書、進学後の単位認定という条件を分けて確認してください。
2026年のキャンプは食品開発科学科が主催しています。一方、実施報告では、2027年4月開設予定の地域創成学科への進学を考える高校生に向けた高大接続講義と説明しています。2027年度の入試は、地域創成学科など、受験する学科の要項から確認する必要があります。
食品の学びを、資格と本人の探究へ発展させる
例えば、実習で食品の品質管理に関心を持ったなら、学校で行う調査や公開資料を使い、工程ごとの確認事項や、考えられる要因を整理する探究が考えられます。大学で教わった説明と、自分で調べて考えたことを分けて記録しましょう。
化学検定や生物検定の学習は、食品や成分、微生物について理解を深める準備になります。統計検定の学習なら、比較条件や記録のばらつき、グラフの読み方を考え、本人の探究に生かす方法があります。
情報系にも関心があれば、公開データを集計・可視化するプログラムや、観察記録を整理する仕組みを作る発展も考えられます。資格の知識を、本人が行った比較・考察・制作で示すことを意識してください。
食品・地域の探究から考える大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | キャンプ・成果の生かし方 | 主な条件・選考 |
|---|---|---|
| 南九州大学地域創成学科・総合型探求評価型Ⅰ・Ⅱ期 | 学校の探究・課題研究へ発展させ、本人の成果を資料と発表へ | 第一志望・専願、2025年以降卒業等、研究活動の条件、発表・質疑・書類 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人のデータ分析・情報制作を活動資料へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT、発表・口頭試問 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 集計・可視化の試作を課題・活動報告へ | 数学・外国語各3.3以上、課程別履修条件、発表・面接等 |
入学後の単位認定と、大学入試での選考は別です。本人の研究内容と各方式の条件を照合し、提出できる成果を準備してください。
南九州の探求評価型は、一定期間の研究を評価
2027年度要項は、探求について「一つのテーマで一定期間行った研究活動」と説明しています。キャンプをきっかけに、学校の探究学習・課題研究として問いを深め、本人の担当や結果を説明できる準備が大切です。
出願資格は、高校の探究学習・課題研究で一定の評価や資質を得た人、または研究で得た資質や結果を明確に表現できる人で、大学を第一志望とする専願です。卒業年度は2025年以降の高校卒業者、または2027年3月卒業見込みの人が対象です。同一学科の総合型選抜を再受験することはできません。
Ⅰ・Ⅱ期は、探求活動報告書、自作の発表資料、志望理由書、調査書を提出します。資料はA4スライド数枚、またはA3ポスター1枚程度で、出願時に提出する必要があります。対面の発表と質疑応答、書類を合わせて判定し、地域創成学科は発表・質疑90点、書類10点です。
Ⅱ期は2026年11月2〜9日が書類必着、試験は11月15日です。Ⅲ期は共通テストも使うため、Ⅰ・Ⅱ期と同じ選考として準備しないようにしてください。
出典:南九州大学2027年度入学試験要項・2頁、11〜13頁
情報系推薦と、低倍率の理系方式も比較する
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等で選考します。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件があり、事前課題、活動報告、発表・面接等で選考します。他大学との併願も可能です。
両大学の2027年度出願は2026年9月上旬でした。春夏の受講後も、出願時点までに本人が行った活動だけを示す必要があります。今から参加や制作を計画する場合は、翌年度以降の募集と入試条件を確認してください。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
高校1・2年生から資格と本人の探究、数学・理科の基礎を積み重ね、条件と分野が合う低倍率の方式を比較すれば、名門理系大学を推薦で狙う戦略も考えられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで参加計画・資格・探究・発表まで
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。参加できる時期や出願条件を整理し、資格学習と本人の食品・データ探究を組み合わせるところから支えます。
実習で生まれた問い、本人が集めた資料、比較条件、結果と考察を整理し、活動報告や図表へ。大学に合わせて志望理由書や発表資料を整え、自分の担当や考えを質疑・面接で説明する練習までつなげます。
体験を本人の研究へ発展させ、大学で学ぶ理由まで伝わる実績へ育てる支援です。オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


