中京大学には、大学の講義を受けてから出願する総合型選抜「高大接続入試」があります。事前体験型は講義レポート、単位認定型は単位の修得が、出願につながる仕組みです。
大学の授業を理解し、自分の考えを根拠とともに書く準備が大切です。情報・統計などの資格学習や本人の探究を重ねれば、講義を理解する基礎と、志望理由の具体性を育てられます。
事前体験型と単位認定型の違い
2027年度の事前体験型は、国際・心理・経営・現代社会・工・スポーツ科学の6学部が対象です。出願する学部の講義を受け、講義レポートを提出する必要があります。単位認定型は経済・総合政策の2学部で、所定の講義を受け、単位を修得することが条件です。
講義は無料ですが、入試への出願は別の手続です。入学検定料は1受験35,000円。講義の申し込みだけで出願したことにはなりません。両型とも学内外の併願が可能です。
工学部の講義対象は高校3年生です。経営・スポーツ科学の講義は高校1・2年生も受講可能ですが、その受講だけでは出願できません。希望者多数の場合、1・2年生の受講を断る場合もあります。高校生なら全学部の講義に同じ条件で参加できるわけではありません。
出典:中京大学・2027年度高大接続入試案内31〜32ページ
工学部は講義レポートと数学・論述を準備
2027年度入試に向けた工学部の講義は2026年8月24日、申し込みは6月1日〜7月21日でした。出願は10月14〜21日、筆記試験は11月21日、合格発表は12月4日です。現在、この回の講義申込・出願は終了しています。
選考は出願書類、講義レポート、数学基礎学力型問題による総合判定です。数学Ⅰ・Ⅱ・ⅢとA・B・Cの指定範囲に加え、志望理由や学部・学科の研究内容についての論述問題にも備える必要があります。筆記試験は90分です。
高校・中等教育学校を2027年3月卒業見込み等の現役生が対象です。書類は調査書、志望理由書、学修計画書等を提出します。工学部には、この型の出願条件として全体評定の数値基準は示されていません。経営学部の3.2以上という条件とは区別してください。
出典:中京大学・工学部事前体験型の2027年度日程・選考内容・高大接続入試案内
前年の講評から、理解と考察の書き方を学ぶ
大学は2026年度入試の実績として、数理モデリングとデータベースに関する講義を紹介しています。これは前年の実施例で、2026年夏の講義テーマと同じと決めることはできません。
その講評では、授業の要点をつかみ、自分の考えを具体例や根拠とともに論理的に説明することが求められています。どの仕組みを理解し、何が疑問として残ったかを、感想から一歩進んで整理する練習に使えます。
例えば数学のモデルなら、どの条件を単純化したのかを考える。情報システムなら、データを保存する仕組みを身近なサービスと結び付けて説明する。教わった内容と本人の考察を分けて書ける力を、日頃の授業や探究で育てましょう。
資格・探究から比較したい大学3校
| 大学・2027年度の方式 | 学びを伝える方向 | 主な準備 |
|---|---|---|
| 中京大学工学部・高大接続入試事前体験型 | 指定講義の理解と本人の考察 | 講義受講・レポート、現役等、数学・論述 |
| 電気通信大学情報理工学域Ⅱ類・総合型選抜 | 情報技術を使う制作・分析 | 現役等、入学確約、活動資料・発表 |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 本人の技術的な学習・探究 | 数学・外国語各3.3、履修条件、事前課題 |
ITパスポートやプログラミングの学習は、情報の仕組みを理解する基礎になります。統計検定を学び、公開データをPythonで整理してみる方法もあります。資格名を並べるだけでなく、学んだ知識を使って何を調べ、結果をどう考えたかまで残しましょう。
電気通信大学の2027年度総合型選抜Ⅱ類は、2027年3月高校卒業見込み等と合格時入学確約が条件です。活動実績報告書、3分以内の自己PR動画、書類選考後の発表・面接・口頭試問に備えます。大学での体験に加え、本人が続けた制作や検証を説明する準備が考えられます。
出典:電気通信大学・2027年度総合型選抜要項3・7〜9ページ
東京電機大学理工学部の2027年度AOは既卒者も対象で、他大学と併願できます。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要です。事前課題・活動報告・発表・面接等で評価されるため、資格の勉強と本人の制作を、志望する分野につなげる準備が重要です。
高校1・2年は基礎と本人の実績を育てる時期
将来の工学部講義に向けて、数学・情報の基礎を学び、自分の問いで調査や制作に取り組む方法があります。上の大学方式は2027年度の比較例です。今後の受講や出願は、自分の受験年度の条件で計画する必要があります。
中京大学の講義レポートを、そのまま他大学の実績資料に使えると決めることもできません。課題の利用条件を確かめ、本人が別に続けた探究・制作と、出願までに得た成果を整理することが大切です。
2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科・学校推薦型選抜Ⅱは、受験4人・合格2人で実質倍率2.00倍でした。資格・探究・基礎学力を早くから準備すれば、倍率の落ち着いた名門理系大学の推薦も視野に入ります。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで講義前の学習から出願まで対策
スキルパスは、実績の組み合わせ方と資格対策、大学ごとの書類・面接対策を熟知しています。講義を理解するための数学・情報の基礎、資格学習、本人の制作や分析を、一人ひとりの関心に合わせて準備できます。
講義レポートに向けては、要点をつかみ、根拠と考察を分けて書く練習を重ねます。本人が独力で講義や課題に取り組める力を育て、学修計画書や論述問題でも、学びたい内容を具体的に説明する準備へつなげます。
実績づくりと基礎学力を並行して準備する皆さんに、オンラインの個別指導で徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


