富士大学の公開授業「宮沢賢治から考える」は、文学、自然、教育、地域づくりなどから賢治の世界を学ぶ継続講座です。全国の高校生にもオンラインで配信する案内があり、作品への関心を大学の学問へ広げる機会になります。総合型選抜・公募推薦へつなげるなら、授業を聞いた経験を、自分で資料を読み、考察した活動へ発展させましょう。
富士大学の公開授業「宮沢賢治から考える」で学べることと参加条件
2026年前期の授業期間は4月14日〜7月21日、主に火曜日の12時30分〜14時です。授業全体は15回ですが、第1・5・6・15回は大学生のみが対象で、高校生が全15回に参加できるという案内ではありません。
講座では、賢治を育んだ地域、科学や教育、作品の読み方、まちづくりなどを扱います。到達目標には、人間の生き方を多様な観点から考えることと、賢治を通した市民参加のまちづくりについて考えをまとめて述べることが示されています。文学の感想から、自然・社会・地域に関する問いへ広げられる学びです。
公式ページは資料代を1回300円と案内しています。高校生のオンライン受講方法や資料の受取り、費用の扱いは、参加したい回を選んで大学へ確認しましょう。大学の授業を公開する企画であり、受講だけで高校生に大学の単位や入試優遇が与えられるという説明ではありません。
参加した経験を、推薦で伝わる成果へ
例えば、作品に出てくる自然の描写を読み、執筆当時の資料や現在の地域の様子と比べる取組が考えられます。講師の説明、作品の本文、参考文献、自分の観察を区別すると、どこから自分の考察が生まれたかを示せます。
作品を読んだことに加え、何を根拠にどう解釈したかを残すことが重要です。まちづくりに関心があれば、文学作品を伝える展示や観光案内を比べ、誰に何を伝えようとしているかを検討できます。高校での探究として、短い論考や展示案、発表資料にまとめる方法もあります。
資格と研究成果をどう組み合わせるか
語学や漢字の資格学習は資料を正確に読む基礎へ、統計検定の学習は地域の人口・観光等の数値を比べる基礎へつなげられます。自然への関心が深まれば、生物・化学・物理の学習から、作品で生まれた疑問を確かめる方向も考えられます。
以下は2027年度方式の比較です。筑波・南山は2026年9月に該当方式の出願を終え、八戸学院の地域共創学部総合型B日程は11月12〜26日に出願を受け付けます。出願時点までに取り組んだ内容を、本人の活動として説明することが必要です。今後の授業や調査は、高校1・2年生の翌年度以降の準備にもつながります。
研究・学習実績を伝えられる大学3校
| 大学・方式 | 講座から発展させる方向 | 準備の要点 |
|---|---|---|
| 八戸学院大学・地域共創学部 総合型 | 文学・文化と地域の課題 | 入学確約、事前課題、小論文・面接 |
| 筑波大学・比較文化学類 AC入試 | 文学・文化への継続した問い | 最近2年以上、経過・根拠資料 |
| 南山大学・人類文化学科 総合型 | 文化や思想等の具体的テーマ | 書類、小論文、発表と質疑 |
八戸学院大学地域共創学部の2027年度総合型選抜は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、合格時に入学を確約する条件があります。小論文100点・面接100点と、調査書・志望理由書を総合的に審査します。
要項3ページでは「事前課題」の2テーマをともに学習するよう案内しています。準備した記入物は試験中に持ち込めず、提出も不要です。講座で深めた地域や社会への関心を、資料を読んで考え、文章と対話で説明する力につなげる準備が考えられます。
筑波大学の2027年度AC入試要項5ページ(PDF5頁)は、継続的な取り組みから「問題解決能力」を評価するとしています。人文・文化学群比較文化学類の求める活動に合わせ、言語や文化について、自分で資料を比べ、考察を深めてきた過程を説明する方法が考えられます。
対象は最近2年間またはそれ以上にわたる活動です。受講の前後を含め、自分が取り組んできた過程を整理しましょう。高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、共通テストは不要です。自己推薦書・活動経過報告書・根拠資料等による一次選考の後、面接・口述試験があります。
南山大学人文学部人類文化学科の2027年度総合型入試・プレゼンテーション型は、高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象です。専願ではありませんが、総合型入試内は1学科・1試験型への出願となります。
一次は志望理由書・自己推薦書等の書類審査、二次は小論文60分と、日本語による発表10分・質疑10分です。文化人類学・考古学・哲学・言語学のいずれかの具体的なテーマを調べ、自分の考えを説明します。講座で学んだ言語や文化から、資料を比較して問いを深める準備が考えられます。
理系推薦には、倍率が比較的落ち着いた方式も
2026年度入試では、静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。プログラムの参加選考とは別の、大学入試の実績です。
資格、研究で得た成果、基礎学力を早くからそろえることで、名門理系大学も目標にできます。倍率だけで判断せず、本人の分野や評定、発表経験に合う方式を選びましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで、プログラム参加を推薦の実績へ
スキルパスでは、文学作品への関心から本人が調べたい問いを絞り、国語・外国語・理科・統計など必要な学習を組み合わせます。資料を読む順序、比較する対象、数値や観察の記録方法を相談し、講座を受けた後も考察を深める計画へ進みます。
活動報告書では、授業で知ったことと自主的な調査を区別します。志望理由書では、作品や地域を調べる中で残った問いを、大学の文化・社会・自然に関する学問へつなげます。小論文・発表では、別の読み方や資料の限界にも答える練習を重ねます。受講経験を、自分の問いと根拠をもつ探究実績へ育てることを支援します。
スキルパスは、オンラインの個別指導で、学習計画から活動資料、大学別の志望理由書・発表・口頭試問まで徹底伴走します。受講前の準備や、受講後の成果の生かし方を、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


