北海道医療大学では、2027年度の総合型選抜に、スタンダード型、探究学習活用型、基礎学力評価型、オンライン活用型があります。学科や実施月によって試験内容が異なり、個人面接の練習だけでは対応できない方式もあります。
本人の経験から専門職や学問に関心を持った理由を説明し、学科・方式に合う準備を進めましょう。 医療や福祉への思いに加え、何を調べ、何を学び直す必要があると考えたかを具体的に伝えることが大切です。
この記事は2027年度の総合型と、公募の学校推薦型である一般推薦を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型|4つの方式と、学科ごとの面接・発表
スタンダード型は10月|看護はグループ討議
薬学科・歯学科では、理科小テストと15分程度の個人面接があります。福祉マネジメント学科、臨床心理学科、リハビリテーション科学部の各学科、臨床検査学科、臨床データサイエンス学環では、課題レポートと15分程度の個人面接です。
看護学科は、グループ討議50分と課題レポートによる選考です。他学科と同じ個人面接だと思い込まないよう注意が必要です。相手の意見を聞き、理由を添えて自分の考えを伝える練習も役立ちます。
探究学習活用型は10月|発表7分以内と質疑応答
全学部・学環で、探究学習のプレゼンテーション7分以内と、質疑応答5~10分程度があります。発表・質疑100点と出願書類100点の計200点で選考します。
テーマは医療・福祉に関する内容である必要はありません。本人が行った探究の課題設定、方法、結果、残った問いを説明しましょう。無理に医療の話に変えるより、本人の取り組みを正確に振り返ることが大切です。
基礎学力評価型は12月・1月・3月|面接約15分
基礎学力試験100点、個人面接30点、出願書類20点の計150点です。面接は15分程度で、志望理由と学修意欲を中心に質問します。
12月は全学部・学環が対象ですが、1月・3月は薬学科、歯学科、福祉マネジメント学科、臨床心理学科、臨床データサイエンス学環が対象です。基礎学力試験の選択科目も学科によって違います。
オンライン活用型|講義を見て面接、または探究発表
対象は福祉マネジメント学科、臨床心理学科、臨床データサイエンス学環です。面接タイプでは、約30分のオンライン講義を視聴した後、20分程度のオンライン面接があります。講義の内容を理解し、自分の考えを整理する練習が必要です。
10月には、探究発表7分以内・質疑応答5~10分程度をオンラインで行う探究学習活用タイプもあります。講義視聴後の面接タイプとは別です。通信環境や接続テスト等の大学の案内も確認してください。
出願前エントリーと一般推薦|面接免除の範囲に注意
エントリー面接と、試験当日の面接を区別
総合型では、薬学部の同窓会・同窓生推薦選抜、歯学部、福祉マネジメント学科に出願前エントリー制度があります。対象や手続はそれぞれ異なります。
所定のエントリーを行った薬学部・歯学部では、当日の面接を免除する扱いがあります。福祉マネジメント学科では、面接または筆記試験の一方を選ぶ扱いがあります。ただし、探究発表やオンライン面接まで一律に免除されるわけではありません。本人が利用する制度の条件を確認してください。
一般推薦は、面接に加え学力試験または小論文
薬学部・歯学部は基礎学力テストと調査書の計300点に、面接の結果を総合して判定します。それ以外の学部・学環は、小論文と調査書の計200点に、面接の結果を総合して判定します。調査書の評価に用いる教科は学部・学環で異なります。
一般推薦の面接に、総合型の面接時間や配点をそのまま当てはめないでください。 試験日は2026年11月22日です。出身学校長の推薦等の条件を確認し、志望分野の理解と学力・記述の準備を並行しましょう。
活動報告書・探究の振り返りから面接準備を進める
専門職の仕事内容と、自分の経験を照合
医療や福祉に関わりたい理由だけでなく、その学科を選ぶ理由まで調べましょう。理学療法・作業療法・言語聴覚療法、臨床検査、看護、福祉等の役割を一つの仕事として説明しないようにしてください。
見学で見たこと、教わったこと、本人が実際に行ったことも区別が必要です。資格を持たない本人が診療・検査・支援を独力で行ったような経験を作らず、個人を特定できる患者情報も使わないでください。
実績は、取得した結果と学んだ過程の両方を整理
生物・化学・物理の学習や検定、統計検定、ITパスポート、情報系コンテスト等は、本人が取り組んだ場合の経験例です。大学がこれらを一律に必須としている、あるいは必ず加点するという意味ではありません。
学んだことを探究にどう使ったか、どの方法ではうまくいかなかったかも説明しましょう。グループの成果なら、自分の役割を分けて整理してください。
発表資料は、出願時の条件に合わせて準備
探究学習活用型では、発表資料を出願書類とともに提出します。提出後の修正・差替えや、当日の新しい資料の配付はできません。発表資料と、手元の確認資料の条件を分けて確認し、資料を見せなくても方法や結果を説明する練習を重ねましょう。
学部・学環別の質問例と回答の組み立て方
以下は本人の経験で練習するための例です。取得していない資格や、実際には行っていない活動を加えないでください。
質問1|薬学を学びたい理由を説明してください
…(本人が薬に関心を持った経験)…をきっかけに、…(化学・生物の学習や読書)…に取り組みました。…(理解できたこと)…がありましたが、…(まだ説明できないこと)…も残っています。薬学部で基礎から学び、薬の働きを根拠とともに理解したいです。
質問2|歯科医師の仕事の、どこに関心がありますか
…(本人のきっかけ)…から、…(実際に読んだ資料や見学等)…を通じて歯科医療について調べました。…(本人が確認した役割や課題)…に関心があります。歯学部で…(学びたい内容)…を学び、理解を深めたいです。
質問3|看護・福祉への関心は、どう深まりましたか
…(本人の経験)…をきっかけに、…(実際の調査や活動)…を行いました。…(自分とは異なる立場)…から考える必要にも気付きました。志望する…(看護学科または福祉マネジメント学科)…で…(学びたい内容)…を学び、本人の思いを踏まえて考える力を身に付けたいです。
この例を両学科で使い回さず、本人が目指す専門と経験に合わせて具体的にしてください。
質問4|心理学で、どんな問いを考えたいですか
…(人の心に関心を持った経験)…から、…(実際の学習や読書)…に取り組みました。…(気付いたこと)…がありましたが、身近な例だけで人の心理を決めつけられないとも考えました。大学で研究方法を学び、…(本人の問い)…を根拠から考えたいです。
質問5|リハビリテーションの中で、その学科を選ぶ理由は何ですか
…(本人のきっかけ)…から、…(志望する専門職)…の役割を調べました。…(実際に確認した内容)…に関心を持ちましたが、…(まだ学ぶ必要がある点)…もあります。大学で…(志望学科で学びたい内容)…を学びたいです。
質問6|臨床検査への関心と、理科の学習を説明してください
…(本人のきっかけ)…から、…(生物・化学の学習や探究)…に取り組みました。…(実際に行った比較や検証)…を通じて、条件をそろえる重要性を学びました。臨床検査学科で…(学びたい内容)…を学び、結果を正確に理解する力を磨きたいです。
質問7|臨床データサイエンスで、どんな問いを深めたいですか
…(本人が医療とデータに関心を持った経験)…から、…(実際の統計学習や制作)…を行いました。情報オリンピック等の学習で得た…(実際の知識)…を使いましたが、…(データや方法の限界)…もあります。大学で医療と情報の基礎から学び、…(深めたい問い)…を考えたいです。
予選Bランク等の結果は、実際に得た場合に限って説明できます。医療データを扱った経験がなければ、扱ったことにせず、本人が用いたデータで振り返ってください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|学習・探究と、専門を学ぶ理由を伝える
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、提出書類や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。本人の取り組みを整理し、発表や追加質問にも根拠を示して答える練習を重ねます。
北海道医療大学では、本人の経験と専門分野への理解を、方式に合う形で伝える準備が大切です。 志望理由だけを暗記せず、探究の方法や学び直したい点も具体的にしましょう。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で実施月と対象学科、出願資格、書類・発表資料の条件、受験票や接続テストの指示を確認してください。


