茨城大学の志望理由書では、地域の調査、授業での探究、ものづくりなど、自分が続けてきた活動から学びたい課題を説明すると説得力が増します。人文社会科学・教育・理・工・農の5学部と地域未来共創学環について、実績を中心にした例文を紹介します。
AI時代の志望理由書では、将来の目標を支える「自分が実際に取り組んだこと」が重要です。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
茨城大学の志望理由書|実績と大学での学びをつなぐ書き方
AIで整えた将来像だけでは、差がつきにくい
生成AIを使えば、社会課題や将来の仕事について、整った文章を作れます。だからこそ、「将来は最先端の技術で社会に貢献したい」という文章だけでは、あなた自身が見えてきません。
一方、自分で取った資格、作った作品、実験の失敗、改善のために比較したデータには、その人の行動が表れます。「なぜその分野なのか」「入学後も学び続けられるのか」を伝えるには、過去の取り組みを根拠にすることが重要です。
私はAIに興味があります。貴学で最先端の情報技術を学び、社会に貢献できる人材になりたいです。
私は図書の検索アプリを制作しました。検索が遅くなる原因を調べ、処理方法を見直した経験から、アルゴリズムとデータ構造を体系的に学びたいと考えています。
資格の取得で終わらず、学んだことを使う
ITパスポート、統計検定、数学検定などの資格は、学習の積み重ねを示す実績になります。さらに、その知識を探究や制作に使えば、志望分野への関心を具体的に説明できます。
たとえば統計を学んだなら、集めたデータのばらつきや、結果をどう解釈したのかまで書くと、取り組みが具体的に伝わります。プログラミングなら、何を作り、どこでつまずき、どう直したのかが大切です。取得した資格と、その知識を自分で考えて使った経験を組み合わせることが、実績重視の志望理由書の出発点です。
以下は、学部ごとの学びに合わせて設定したモデルケースです。資格・活動・成果は、自分自身の経験に置き換えてください。
人文社会科学部の志望理由書例文
実績の軸:商店街調査/公開資料の比較/発表資料
例文 01|商店街の聞き取りから地域政策へ
私は地域の商店街で続く空き店舗の問題を、住民の暮らしと政策の両面から考えたいと思い、貴学人文社会科学部を志望します。高校の探究で商店主への聞き取りを担当したことがきっかけです。
当初は来街者が減った原因を人口減少だけで説明していました。しかし、店舗ごとの営業時間や交通手段を整理すると、高齢者が買い物に行きにくい時間帯があると分かりました。自治体の統計と聞き取り結果を区別してまとめ、校内発表では調査対象の偏りも説明しました。数字と当事者の話を照らし合わせる必要性を学びました。
貴学では社会の仕組みと人々の生活を結び付けて学び、地域調査の方法や政策の検討に必要な知識を身に付けたいです。高校で集めた事例を出発点に、商業の活性化と生活支援を両立できる条件を考え、根拠を示して地域の課題を説明できる人になりたいと考えています。
この例文のポイント:聞き取りをした事実に加え、最初の思い込みがどう変わったかまで書くと、大学で調査方法を学ぶ理由が伝わります。
教育学部の志望理由書例文
実績の軸:学習支援/教材の改良/児童の反応の記録
例文 02|算数の教材づくりから学習支援へ
私は子どものつまずきを捉え、理解に合った説明ができる教員になりたいと考え、貴学教育学部を志望します。地域の学習支援で分数の計算を教えた際、答えを出せても意味を説明できない子どもがいたことが出発点です。
そこで紙を折って量を比べる教材を作りました。最初は図を見せるだけでしたが、子ども自身に操作してもらい、どこで迷ったかを記録する方法に変えました。説明の順番を変えると反応も変わり、同じ教材が全員に合うわけではないと気付きました。活動後には担当者と記録を共有し、次回の説明を見直しました。
貴学では教科の専門知識と子どもの学びを支える方法を学びたいです。教材の面白さだけでなく、どの理解を促したかを確かめる力を養い、子どもの言葉や表情を根拠に授業を改善できる教員を目指します。
この例文のポイント:「子どもが好き」で終わらず、教材を改善した過程と学習の捉え方を示しています。
理学部の志望理由書例文
実績の軸:河川の水質測定/反復実験/測定記録
例文 03|水質測定のばらつきから化学の探究へ
私は身近な環境で起こる変化を、再現できる実験で説明したいと考え、貴学理学部を志望します。高校の科学部で河川の水質を調べ、測定値の違いをどう解釈するかに関心を持ちました。
採水した場所ごとの数値を比べたところ、同じ試料でも測定のたびに結果が変わりました。試薬の量、測定までの時間、器具の洗浄手順を記録し直し、条件をそろえて繰り返しました。その結果、環境の違いと操作による誤差を分けて考える必要があると分かりました。発表では都合のよい結果だけを選ばず、測定の限界も示しました。
大学では化学の基礎と実験方法を体系的に学び、観測した現象を物質の性質から説明したいです。自分の測定では判断できなかった変化を、複数の方法で検討する力を身に付け、環境に関わる研究に取り組みたいと考えています。
この例文のポイント:成功した結果だけでなく、ばらつきに向き合った実績から理学の学びにつなげています。
工学部の志望理由書例文
実績の軸:電子工作/温度の記録/制御プログラムの改良
例文 04|温室の換気装置から制御技術へ
私は使用する環境に合わせて安定して動く装置を設計したいと考え、貴学工学部を志望します。高校で小型温室の換気装置を製作した経験から、機械と制御を一緒に学びたいと思うようになりました。
温度センサーの値に応じてファンを動かしましたが、設定温度の近くで起動と停止を繰り返しました。動作時刻と温度を記録し、起動と停止の基準を分けてプログラムを改良しました。さらにセンサーの位置でも値が変わり、プログラムだけでなく設置条件まで考える必要があると分かりました。設計図と変更履歴を残し、文化祭で動作を説明しました。
貴学では工学の基礎を固め、装置の構造、電気的な特性、制御の考え方を学びたいです。試作品が動いたという段階から、安全性や消費電力も含めて評価できる段階へ進み、農業や生活を支える機器の開発に関わりたいと考えています。
この例文のポイント:試作品と変更履歴を実績にし、工学で評価すべき条件を理解した過程を示しています。
農学部の志望理由書例文
実績の軸:栽培実験/生育記録/条件の比較
例文 05|野菜の栽培記録から土壌と生育へ
私は栽培条件と作物の生育の関係を調べ、安定した食料生産に役立てたいと考え、貴学農学部を志望します。高校で葉物野菜を育て、同じ種でも生育に差が出たことに疑問を持ちました。
水やりの量を変えて草丈や葉の枚数を記録しましたが、最初の実験では日当たりも異なっていました。その反省から鉢の配置を見直し、土の状態や気温も記録しました。条件を一つずつ確かめる難しさを知り、収穫量だけでよしあしを判断せず、生育の途中を継続して見るようになりました。結果は写真と測定表を使って発表しました。
貴学では植物や土壌の仕組みと、生産現場の課題を結び付けて学びたいです。高校で十分に調べられなかった養分や微生物の働きにも理解を広げ、環境への負担と生産性を両方考えられる力を身に付けたいと考えています。
この例文のポイント:農業への関心を、条件をそろえて記録した活動で裏付けています。
地域未来共創学環の志望理由書例文
実績の軸:来場者調査/集計/運営の改善提案
例文 06|地域イベントのデータから事業の改善へ
私は地域の事業をデータと現場の声から改善できる人になりたいと考え、貴学地域未来共創学環を志望します。地域イベントの運営を手伝い、来場者数だけでは活動の成果を判断できないと感じました。
来場した目的や会場内の移動を調べ、時間帯別に集計しました。回答しやすい質問に直すと回答数は増えましたが、参加者だけを調べても来場しなかった人の事情は分かりません。集計結果と調査の限界をまとめ、案内方法と休憩場所の改善を提案しました。数字を出すだけでなく、誰のどの判断に役立つかを考えた経験です。
ビジネスとデータサイエンスを横断して学び、コーオプ実習で実践にも取り組める点に魅力を感じています。分析方法と事業の仕組みを学び、現場で提案を試して確かめたいです。地域の人と協力しながら、継続できる改善策を考える力を養いたいと考えています。
この例文のポイント:学環のビジネス・データサイエンス・実践という特徴と、自分の活動で残った課題を対応させています。
自分の志望理由書に置き換える、5つの確認ポイント
- きっかけ:関心を持った出来事を、短く具体的に書けているか。
- 実績:資格・探究・制作について、自分が担当した内容を説明できるか。
- 試行錯誤:最初の方法、気づいた問題、改善したことが分かるか。
- 大学との接点:活動で残った課題と、志望学科の学びがつながっているか。
- 将来像:過去の経験と大学での学びを踏まえた目標になっているか。
実績から書き始めるための整理メモ
私が取り組んだことは【活動・資格・制作】です。
その中で、私は【自分の役割と工夫】を担当しました。
【記録・比較・発表】を通して、【得た力・気づき】がありました。
一方、【今の知識では解決できない課題】が残りました。
そこで、茨城大学【志望学科】で【関連する学問・技術】を学び、【取り組みたいこと】につなげたいと考えています。
このメモが埋まらない場合は、文章を飾る前に、実績の整理や追加の取り組みが必要です。途中の作品や失敗した実験にも、自分で考えた過程が残っています。完成度だけでなく、何を確かめ、次にどう直すのかまで振り返ってみてください。
AI時代の志望理由書対策は、実績づくりからスキルパスへ
志望理由書は、提出直前の添削だけで完成するものではありません。書く根拠となる資格や活動を積み上げ、その経験から大学で学びたいことを見つける準備が重要です。AIで文章を整えやすくなった今こそ、自分の言葉で説明できる実績が強みになります。
理系大学院講師が中心のスキルパスでは、志望分野に合わせた資格取得や探究・制作の計画から、活動の振り返り、志望理由書、面接まで一貫して対策します。情報系ならプログラムとデータ、機械系なら試作と検証、建築系なら調査と提案というように、学部の学びに合う実績づくりから相談できます。
スキルパスのカリキュラムなら、資格取得の設計から学修計画書の作り込み、小論文・面接対策まで一貫して仕上げられます。実績作りが重要ですが、コツさえつかめば誰でも簡単にできます。
総合型×理系×実績
実績づくりから志望理由書まで
- STRENGTH 01総合型選抜に特化
志望理由書・面接・小論文・実績作りまで、専門講師が一貫してサポートします。
- STRENGTH 02理系志望に最適化
プログラミング・データサイエンス・IT資格など、理系大学が評価する実績作りに直結します。
- STRENGTH 03実績を志望理由書へ
資格や探究・制作の経験を振り返り、志望学科で学びたいことにつなげます。
実績と大学での学びのつながりが重要です。資格・探究・制作から書類・面接まで、志望分野に合わせて一貫して対策します。
実績づくり・志望理由書を相談する
國武 塾長現役私立大学兼任教員/入試制度研究者・社会工学専攻講師紹介を見る
オンライン個別指導
オンラインだからこそ、理系の専門家から学べる
地理的条件に縛られず、日本全国から
理系の第一線で活躍する講師が集結
現役の研究者大学院生エンジニアが直接指導
- 全国どこからでも受講
- 徹底伴走
- 質問は24時間受付
完全個別指導
一人ひとりの実績と志望校に合わせて、マンツーマンで対策します。
実績づくりから出願まで
資格やコンテストの実績づくりから、志望理由書・面接・小論文までを一貫して支えます。
茨城大学の志望理由書でよくある質問
大きな受賞歴がないと、実績重視の志望理由書は書けませんか?
全国大会での入賞だけが実績ではありません。資格の取得、自分で制作した作品、継続した観察や実験、改善の記録も、取り組みを示す材料になります。規模よりも、志望分野との関係と、自分の工夫を具体的に書くことが大切です。
資格は、たくさん並べた方がよいですか?
志望分野に関わる資格を中心に、なぜ学び、どの活動に使ったのかまで示す方が、学習の意味が伝わります。取得数を増やすことだけを目的にせず、探究や制作と組み合わせて実績を積み上げましょう。
同じ情報系の活動を、複数の学部の志望理由に使えますか?
使えます。ただし、学びたい内容は学部・学科に合わせて具体化する必要があります。アプリ制作でも、情報工学ならシステムの仕組み、経営デザインなら運営上の課題、ロボティクスなら機体と制御との関係が中心になります。
例文を参考にした後、面接に向けて何を準備すればよいですか?
活動の記録、制作物、比較したデータなどを見返し、「なぜその方法を選んだか」「何がうまくいかなかったか」「大学では何を学びたいか」を説明する練習が役立ちます。書いた文章と、実際に取り組んだことが一貫しているか確認してください。
大学公式情報で学部の学びを確認
例文は学部の学びにつながる経験を整理するためのモデルケースです。志望学科の学びと、出願する方式の提出書類・様式を確認し、自分の経験に合わせて具体化してください。
学部構成・学びの確認:2026年10月17日。
茨城大学の志望理由書・実績づくりを無料相談
「今ある活動をどう書けばよいか」「これから何に取り組めばよいか」と迷っている方は、無料受験相談をご利用ください。志望学部と現在の経験に合わせて、資格・探究・制作から志望理由書までの準備を相談できます。

