岩手保健医療大学の看護学部看護学科では、総合型は視聴覚教材を用いた記述問題と、発表を含む面接で選考します。公募の学校推薦型は、小論文と面接が中心です。面接の時間も総合型と学校推薦型で異なります。
看護を学びたい理由に、これまでの学習や活動から得た気付きを結び付けましょう。 書類に書いた経験を、追加の質問にも本人の言葉で説明できる準備が大切です。
この記事は2027年度の総合型と、公募の一般推薦・地域特別推薦を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用で、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型|記述問題と、発表を含む20分程度の面接
視聴覚教材を用いた記述問題100点・面接100点
総合型の記述問題は90分・100点で、視聴覚教材を使用します。面接は100点で、プレゼンテーションを含め1人20分程度です。自己推薦書、入学試験志願理由書、調査書等も含めて総合的に評価します。
視聴覚教材の内容を理解し、求められたことに沿って書く準備と、自分の経験や考えを口頭で伝える準備の両方が必要です。教材のテーマや問題を推測し、実際の出題として扱わないでください。
自己推薦書の経験を、自分の言葉で説明
自己推薦書は、学業、生徒会、部活動、ボランティア、地域活動、資格・特技、高校で頑張ったこと等から、本人が伝えたいことを600字程度でまとめる様式です。
多くの活動を詰め込むより、本人の役割や工夫が具体的に分かる経験を整理しましょう。何をしたかに加え、困ったこと、試したこと、他者との関わり、学んだことを振り返ると、追加質問にも答えやすくなります。
面接に発表が含まれることは示されていますが、発表部分だけの時間や使用機器等を、他大学と同じ条件で決めないでください。大学からの案内に従って準備する必要があります。
出願資格と日程
総合型は高校卒業・2027年3月卒業見込み等の大学入学資格に加え、合格した場合の入学確約が条件です。出願は2026年10月1日から10月16日までの必着、試験は10月24日、会場は岩手保健医療大学です。
総合型の記述問題と、学校推薦型の小論文は別の試験です。受験する方式の書類・試験内容を確認してください。
公募推薦|一般推薦・地域特別推薦の条件
一般推薦は全体の学習成績の状況3.5以上等
一般推薦は、2027年3月に高校を卒業見込みで、学校長が責任を持って推薦でき、合格した場合に入学を確約できること、全体の学習成績の状況3.5以上等が条件です。
地域特別推薦Ⅰは、2027年3月高校卒業見込み、岩手県内に在住するか岩手県内の高校に通っていること、学校長の推薦、入学確約が条件です。地域特別推薦Ⅱは、岩手県以外の東北地区・北海道の高校に通う卒業見込みの人が対象で、学校長の推薦と入学確約等が必要です。
一般推薦の評定条件を、地域特別推薦にもそのまま当てはめないようにしてください。自分の在住地・在籍校と、受験する区分の条件を確かめましょう。
小論文200点・面接100点
学校推薦型は、小論文200点・面接100点です。小論文は90分、面接は1人15分程度。推薦書、入学試験志願理由書、調査書も含めて総合的に評価します。
出願は2026年11月4日から11月16日までの必着、試験は11月21日、会場は本学です。総合型と面接時間を混同しないようにしましょう。
看護への関心と実績を、どう説明するか
志望理由は、きっかけとその後の行動をつなげる
岩手保健医療大学は、看護師・保健師として地域に貢献する意欲、他者との協力、命や尊厳への配慮、基礎知識や自ら学ぶ力等を求めています。
看護に関心を持った経験だけで終わらず、その後に何を調べ、どう学び、どんな疑問が生まれたかを振り返りましょう。地域活動等も、本人が気付いた課題と大学で学びたいことのつながりを考える材料になります。
資格やコンテストは、学習の過程を説明
生物検定・化学検定等に取り組んだ経験が実際にあれば、何を理解し、どんな内容に関心が深まったかを整理してください。探究やコンテストでも、本人の担当、調べた方法、結果と限界を説明できることが大切です。
ここで挙げた資格や活動は、本人に実際の経験がある場合の例です。全員に必須、または取得すれば加点や合格が保証されるという意味ではありません。
他者への配慮は、実際の場面から振り返る
部活動や学校行事等で、他者の意見を聞き、協力して取り組んだ経験も振り返れます。自分の意見だけを押し通した話を、他者に配慮した経験として書き換える必要はありません。うまくいかなかったことから何を学んだかも整理しましょう。
患者や利用者を特定する情報、本人が行っていない医療行為を、面接の実績に加えないでください。 見学したことと、自分が担当したことを区別することが大切です。
質問例と回答例|自分の経験に置き換えて練習
質問1|なぜ岩手保健医療大学で看護を学びたいのですか
…(本人が看護に関心を持ったきっかけ)…から、…(実際に調べたり学んだりしたこと)…に取り組みました。…(そこで生まれた疑問)…を深めたいと考えています。岩手保健医療大学では…(公式情報で確かめた学び)…に関心があり、理解を深めたいです。
大学の紹介文をそのまま覚えるより、本人の経験から学びたい理由を説明しましょう。
質問2|自己推薦書に書いた活動を説明してください
…(本人の活動)…では、私は…(担当した役割)…に取り組みました。…(困ったこと)…があり、…(本人が実際に試したこと)…を工夫しました。…(結果や反応)…から、…(学んだこと)…がありました。
総合型の発表にもつながる練習例です。書類と説明の内容を一致させ、本人の担当が分かるようにしてください。
質問3|他者と協力した経験を教えてください
…(本人が参加した活動)…で、…(意見や考えが異なった場面)…がありました。私は…(相手の考えを確かめた方法)…を通して、…(実際に協力して取り組んだこと)…を進めました。この経験から…(気付いたこと)…を学びました。
誰の意見を、どのように理解したかまで振り返りましょう。相手の気持ちを勝手に決め付ける必要はありません。
質問4|健康に関する学習や探究から何を学びましたか
…(本人が学んだ内容や探究テーマ)…について、…(実際に使った資料や調査方法)…で調べました。…(確認できたこと)…がある一方、…(まだ分からないこと)…も残っています。大学では…(さらに学びたい内容)…を深めたいです。
検定の学習経験を使う場合も、資格名だけで終わらず、理解した内容を説明してください。独自の観察から医療上の効果を断定しないことも大切です。
質問5|資料から読み取ったことと、自分の意見を説明してください
資料では…(確認できる内容)…が示されています。私は…(本人の意見)…と考えます。その理由は…(根拠)…です。ただし、…(資料だけでは判断できないこと)…もあり、…(さらに確かめたいこと)…を調べたいです。
記述問題・小論文・面接に向けた独自の練習です。実際の視聴覚教材や出題を再現したものではありません。高校の授業等で扱った資料を使って練習してください。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|本人の経験と看護への関心を整理
スキルパスでは、資格・探究等の実績づくりから、志望理由書や面接の準備までを一人ひとりに合わせて支援します。書類に書く経験を振り返り、追加の質問にも本人の考えを伝える練習を重ねます。
岩手保健医療大学では、総合型の発表を含む面接と、学校推薦型の面接・小論文を区別して準備しましょう。 実績の説明とともに、他者への配慮や大学で学びたい理由を具体的に伝えることが大切です。
公式資料
出願前に、最新の公式情報で出願資格、地域特別推薦の条件、提出書類、発表に関する案内、集合時刻と会場を確認してください。


