岩手県立大学の面接対策は、看護・社会福祉・ソフトウェア情報・総合政策の各学部で準備の内容が異なります。総合型では、講義を受けて考える試験や、事前提示された問題への口頭試問もあるため、志望理由の暗記だけでは十分ではありません。
実績を紹介するだけでなく、知識を使い、考え、説明する過程まで練習しましょう。 活動で工夫したことと、大学で深めたい疑問を整理することが大切です。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。公式の選抜方法と、独自の練習方法を分けて紹介します。
2027年度の総合型|3学部の試験を区別する
社会福祉学部|講義理解力試験と面接
第1次の書類選考を経て、第2次では講義理解力試験と面接を行います。講義理解力試験は、実際に講義を受け、その内容について記述する試験です。提出書類も合わせて評価します。
ソフトウェア情報学部|数学Ⅰ・情報Ⅰの口頭試問
書類による第1次選考の後、第2次は面接と提出書類で選考します。面接中には数学Ⅰ・情報Ⅰの基礎学力に関する口頭試問があります。問題は第1次合格者に事前提示され、第2次で口頭の解答を求めます。
総合政策学部|面接中に幅広い口頭試問
第1次は書類、第2次は口頭試問を含む面接です。教科の内容に限らず、思考力や日本語による理解・表現などを中心に、幅広く質疑応答を求めます。自分の活動や関心を、理由を添えて説明する練習が役立ちます。
公募推薦|学部ごとに筆記と面接の組み合わせが異なる
一般の推薦は、4学部の配点を確認する
看護学部は基礎学力問題300点・面接50点、社会福祉学部は小論文100点・面接50点です。総合政策学部は総合問題150点・面接50点です。
ソフトウェア情報学部は基礎学力問題100点と、書類・面接による総合判定資料100点です。この100点を、面接だけの配点と誤解しないことが大切です。
専門高校・総合学科の推薦も、学部と履修条件を確認する
専門高校・総合学科の区分は、社会福祉学部とソフトウェア情報学部で実施します。前者は小論文・面接、後者はこの区分の基礎学力問題と書類・面接を用います。出身学科や履修等の条件も、募集要項で確認してください。
看護学部を志望する場合は、公募推薦の内容を確認しましょう。総合型を実施する3学部と混同しないことが大切です。
学部別に整理したい実績と学習の過程
ソフトウェア情報|正解だけでなく、考えた理由を説明する
制作したプログラムがあれば、入力、処理、出力を短く説明し、うまく動かなかった原因をどう調べたかを整理しましょう。基本情報技術者等の資格学習や、日本情報オリンピック予選Bランク等の経験も、取り組み方を振り返る題材になります。
事前提示の問題に取り組む練習では、解答だけを覚えず、用いた考え方、条件、別の方法を説明してみてください。自分が理解していない解説を、そのまま暗記することは避けましょう。
社会福祉・総合政策|資料の内容と自分の意見を分ける
講義や資料を読む練習では、何が説明されていたかと、自分がどう考えたかを区別しましょう。地域の調査や統計学習の経験があれば、比較した対象、分かったこと、まだ確かめたいことを整理してください。
調べた範囲と限界を明確にし、結論に至った理由を自分の言葉で説明しましょう。 他の立場や異なる資料からは、別の説明ができないかを考える練習も役立ちます。
看護|人との関わりと、基礎学習を結びつける
活動先で相手の話を聞いた経験や、健康への関心が深まった経験を振り返りましょう。自分の想像と相手の希望が違った場面では、何を確かめ、どう考え直したかを整理できます。
理科検定の生物分野等の学習も、人体や生命に関する疑問を考えた題材になります。ただし、看護の推薦には基礎学力問題もあるため、資格学習だけで筆記対策を置き換えないことが大切です。
学部・方式に合わせた想定質問と回答例
質問1|情報分野で、どのような活動をしてきましたか【ソフトウェア情報】
…(本人の制作・大会経験)…では、…を解決しようとしました。例えば、日本情報オリンピック予選で…に取り組み、Bランクという結果でした。
ただ、…の問題は解けませんでした。…を学び直して原因を考え、次は…を確かめたいと思いました。大学では…を体系的に学びたいです。
質問2|問題を解くとき、考え方をどう確かめていますか【口頭試問の練習】
…(本人が取り組んだ問題)…では、まず…の条件を確認し、…という方法で考えました。…の場合を調べると、…と説明できます。
一方で、…の条件では同じ方法が使えません。使える範囲と理由を確認し、別の方法でも結果を確かめるようにしています。
質問3|福祉について、経験から何を学びたいと思いましたか【社会福祉】
…(本人の活動)…で、…という話を聞きました。自分は…を想像していましたが、相手は…を大切にしていると分かりました。
経験だけでは…を理解できないと感じ、…の資料を調べました。貴学で…を学び、人の生活や希望を考える視点を深めたいです。
質問4|地域や社会の課題を、どのように考えてきましたか【総合政策】
…(本人の調査)…で、…と…を比較しました。…という違いがありましたが、…の条件も影響した可能性があります。
今回調べた範囲では、…までは判断できません。別の立場からも情報を集め、大学で…を学んで考えたいです。
質問5|看護への関心を、どう深めましたか【看護】
…(本人のきっかけ)…から、…を学びました。理科の学習で知った…を参考に、…を調べました。
…は理解できましたが、人の状況を理解するには…も必要だと感じました。貴学で…を学び、自分の思い込みだけで判断しない姿勢を深めたいです。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
志望理由、活動の実績、口頭で説明する内容が、本人の経験と理解に基づいているかを確認しましょう。 その場の質問に応じて、考えた過程を説明し直す練習が大切です。
資格・大会の例は、すべての受験生に同じ実績が必要という意味ではありません。出願要件に資格を用いる場合は要項と照合し、実際の取得結果や活動のみを取り上げてください。回答例を本人の経験として流用しないことも大切です。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の経験と学びたい内容を整理し、根拠を添えて答える練習を進めます。
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