関西大学のAdvanced Science Programは、併設校の生徒の探究活動を大学が支えるプログラムです。高校だけでは難しい調査や実験にも、大学の研究環境を生かして取り組めます。
研究室での探究に、資格と本人の検証を組み合わせ、理系推薦で説明できる成果を育てましょう。参加した経験を、研究の問い、方法、データ、考察、本人の役割まで伝えることが対策につながります。
併設校の探究を約6か月支えるプログラム
関西大学の高大連携センターは、実施期間を6か月程度とし、開始前の事前学習と最後の成果発表を設けています。大学が高校の探究活動を支援する仕組みで、一般の高校生を対象とする全国公募としては案内されていません。
2026年度の成果報告会は、12月19日に千里山キャンパスで開催予定です。大学教員と併設校教員の指導のもと、大学の研究室で進めてきた探究の成果を発表する案内が公表されています。
報告会の来場対象には一般・高校生等も含まれますが、来場できることと研究プログラムへ参加できることは別です。研究への参加条件、対象学年、テーマや活動日程は、在籍校の案内で確認してください。
同大学のオンデマンド科目を履修する「高大連携特別プログラム」とも別の取り組みです。Advanced Science Programでは、本人が研究にどう取り組んだかを中心に整理しましょう。
出典:関西大学高大連携センター・併設校との連携プログラム・2026年度Advanced Science Program成果報告会
実験の結果と、そこまでの判断を残す
研究を推薦で伝える際は、大学の設備や指導を受けた事実に加え、本人が考えた部分を示すことが大切です。仮説を立てた理由、比較条件、測定や分析で担当した作業、予想と違った結果、その後の修正を記録しましょう。
例えば、温度と装置の出力の関係を調べるなら、測定条件や繰り返し回数をそろえ、ばらつきも含めて結果を比較する方法が考えられます。統計検定の学習を通じて、平均だけでなく散らばりや相関の読み方を学び、本人が集計・可視化した図を作る対策もあります。
これは研究を発展させる例で、実際のプログラムで同じテーマを扱うという意味ではありません。物理検定、化学検定、生物検定なども、自分の研究分野に合う学習として組み合わせられます。
資格で学んだ知識を、実験結果の説明や追加の検証に使うことが重要です。班で研究した場合は、チーム全体の成果と、自分が担当した方法・分析・発表を分けて残してください。
探究成果から目指す大学・方式
| 大学・2027年度の方式 | 研究経験との接続 | 主な条件・準備 |
|---|---|---|
| 関西大学システム理工学部・AO活動実績評価型 | 学術活動の実績と成果を資料で示す | 原則全体3.5以上、活動等の証明、口頭試問を含む面接 |
| 電気通信大学Ⅰ類・総合型選抜 | 本人の分析や制作をレポート・動画へ | 現役等、入学確約、数学・情報CBT |
| 東京電機大学理工学部・総合型選抜AO | 学習と探究を活動報告・課題・発表へ | 数学・外国語3.3、課程別の履修条件 |
参加だけで一定の優遇を得るという意味ではありません。本人の成果と、希望する方式の出願条件・評価資料を合わせて考えましょう。
関西大学のAOは、活動で得た成果も評価
2027年度のシステム理工学部AO活動実績評価型は、高校等の卒業者・卒業見込み者で、全体の評定平均値3.5以上が原則です。外国での教育等により評定を算出できない場合などには例外があります。
これに加えて、学術活動等で活躍した実績、または高度な資格・技能と社会的評価があり、それを証明する資料を提出できることが必要です。要項の例には「本学部が実施するセミナーなどの活動における優れた成果」も挙げられています。
本人の探究について、活動報告書、志望理由書、実績を証明する資料等を整えます。一次は書類選考、二次は口頭試問を含む個人面接です。大学で学びたい理由と、研究で得た疑問がどう結び付くかを説明できるようにしましょう。同学部のデータサイエンス型との併願は認められていません。
出典:関西大学2027年度AO入学試験要項22ページ・出願資格
12月の成果発表と、9月の出願を混同しない
関西大学AOの2027年度出願は2026年9月1〜7日でした。12月19日の成果報告会は出願後の予定であり、発表を終えた実績として9月の出願書類へ含めることはできません。
出願までに行った研究、進行中の活動、その後の発表計画を区別してください。2027年度方式は比較例として読み、主に翌年度以降の推薦に向けた早期準備にも生かせます。
電気通信大学Ⅰ類は2026年度中の高校卒業者等が対象で、合格時の入学確約が必要です。特別活動レポートと3分以内の活動PR動画、数学・情報のCBT、発表・面接・口頭試問等に備え、共通テストは課しません。
東京電機大学理工学部AOは既卒者も対象です。高校卒業資格による出願では数学・外国語各3.3以上と課程別の履修条件が必要で、事前課題、活動報告、発表・面接等で選考します。他大学との併願も可能です。両大学も9月上旬の出願なので、研究実績の時期をそろえる必要があります。
出典:電気通信大学2027年度要項・東京電機大学2027年度AO要項
早期準備で名門理系大学を推薦で狙う
2026年度の愛媛大学工学部機械工学コース総合型選抜Ⅰは受験6人・合格3人で実質2.00倍、熊本大学理学部理学科学校推薦型選抜Ⅱは受験31人・合格20人で1.55倍でした。
高校1・2年生から資格、本人の探究、数学・理科の基礎を育て、出願条件と倍率が合う方式を比較する。研究を継続する時間を確保することで、推薦で目指せる大学の選択肢を広げられます。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで研究・資格・資料・面接まで対策
スキルパスは、推薦で評価される実績の組み合わせ方と資格対策を熟知しています。参加条件と受験時期の整理、資格の基礎学習、本人の探究、成果物、志望理由書、面接まで支えます。
実験なら比較条件、測定記録、本人が作った図を整理し、研究の限界と次の検証を考えます。活動報告には本人の役割と工夫をまとめ、面接では方法を選んだ理由や結果の意味を説明する練習へ進めます。
研究室で得た経験を、本人が考え、確かめ、自分の言葉で伝えられる実績へ育てる対策です。オンラインで徹底伴走します。
資格と本人の探究を生かす推薦対策は、下の無料受験相談フォームからご相談ください。


