フランス語を学んでみたい高校生にとって、大学の授業で話し、文化や文学に触れる経験は、志望理由を考えるきっかけになります。白百合女子大学の「フランス語サマースクール」は、修了した経験を同大学の総合型選抜で生かせる企画です。資格と、その後も続けた学習・探究を重ねて準備しましょう。
2日間、習熟度に合うクラスで学ぶ
2026年度は8月4・5日に開催され、37人の高校生が参加しました。初心者、準初心者、経験者の3クラスがあり、初めてフランス語を学ぶ人から、日常的に話す機会がある人まで、それぞれの段階に合う授業を受けています。
2日目の午後は、どのクラスもフランス語のスピーチに挑戦しました。語学だけでなく、フランス文学、食文化、言葉と世界のつながりを考える探究も含まれています。終了時には修了証が渡されました。
話す練習や発表まで取り組むことが、このプログラムの学びです。2026年度の実施は終了しており、次回の対象・日程・費用は大学の新しい案内で確認してください。
出典:白百合女子大学・2026年度フランス語サマースクール実施報告
白百合の総合型は、修了と資格を別の型で評価
2027年度出願要項15ページは、フランス語サマースクールに過去1度でも参加し、「修了(単位取得)」した人を、文学部フランス語フランス文学科の探究評価・高大接続型の対象に挙げています。
活動・探究評価方式には、活動評価型、資格評価型、探究評価・高大接続型の3つがあり、いずれかを選びます。資格評価型では、同学科に限り仏検4級以上、DELF/DALFのA1以上なども対象です。これは高校在学中の取得が条件で、修了に仏検を追加取得することが必須という意味ではありません。
同方式は女子の高校卒業者・2027年3月卒業見込み等が対象で、他大学との併願が可能です。小論文は60分・800字以内、面接は20分。エントリーシートをもとに、活動や経験から何を得たかを伝える準備が必要です。
出典:白百合女子大学・2027年度出願要項3・14〜16ページ
体験後の学習を、本人の探究へ
例えば、スピーチで表現しにくかったことを調べ直し、修正前後を比べる方法があります。文化に興味を持ったなら、日本語とフランス語の案内文を読み、読み手への伝え方の違いを考えることも一案です。
仏検や英検の学習で語彙や文法を確かめ、調べた内容を短い文章や発表にまとめれば、体験後の学びを残せます。資格の数を増やすことより、学んだ言葉を使い、自分で比較・考察した内容を説明することが大切です。
データにも関心があれば、利用条件の明確な文章を分類・集計したり、多言語の案内画面を試作したりする発展例もあります。本人の関心に応じて、統計やPythonなど情報分野の学習を組み合わせる道も考えられます。
語学と探究を生かして考えたい大学3校
| 大学・方式 | 学びの生かし方と主な条件 |
|---|---|
| 白百合女子大学・フランス語フランス文学科/活動・探究評価方式 | サマースクール修了を高大接続型で活用。女子・高校卒業等の資格が必要、併願可 |
| 国際基督教大学・教養学部/総合型選抜英語外部試験利用 | 語学から発展した継続的活動と小論文で説明。全体4.1以上、英語公式スコア、第一志望・入学確約などが必要 |
| 慶應義塾大学・総合政策学部/環境情報学部AO入試 | 本人の問題意識と活動を学習計画へ。高校卒業等の資格、第一志望・合格時入学確約が必要 |
ICUの2027年度英語外部試験利用は、2024年4月1日〜2027年3月31日に高校等を卒業・修了する人などが対象です。全体の学習成績4.1以上、過去に同大学の総合型選抜へ出願していないことが条件で、2024年10月1日以降に受験した所定の英語公式スコアと推薦状2通などを提出します。
自己活動歴では、少なくとも2・3週間以上にわたる教科外活動を分析します。2日間の参加だけで済ませず、体験後に続けた自主研究などを整理する必要があります。書類選考の後は日本語の対面面接です。
出典:ICU・2027年度総合型選抜要項3〜8・22〜23ページ
慶應SFCでは、本人が作成する志望理由・学習計画や活動資料に加え、志願者を客観的に知る2人の評価者による評価も必要で、2親等内の親族は評価者にできません。書類選考後に面接があります。語学力を伸ばした過程から、大学で調べたい言語・文化・社会の問いまで具体化しましょう。
出典:慶應義塾大学・2026夏秋AO要項(2027年4月・9月入学)8・10・18〜20ページ
ICU・SFCの上記方式は2026年秋の出願が終了しているため、今後の準備の比較例です。白百合の受験を考える人は、修了等の条件と当該年度の出願日程を確認してください。今後の活動を、過去の提出期限時点の実績にさかのぼって加えることはできません。
情報・理数への関心も広げるなら
言語とデータの探究を続け、情報や理数分野へ関心が広がる場合は、理系推薦も選択肢になります。2026年度の静岡大学工学部数理システム工学科の学校推薦型選抜Ⅱは、受験者4人・合格者2人で実質倍率2.00倍でした。語学系学科やサマースクールの倍率とは別の実績です。
資格、本人の探究、必要な教科学習を早くからそろえ、学びたい分野と出願条件に合う方式を考えましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスで語学の学びを推薦の実績へ育てる
スキルパスは、資格対策と実績の組み合わせ方、大学別の評価資料を熟知しています。高校1・2年から関心に合うプログラムを検討し、資格学習、本人の調査、発表をどの順に準備するかを一緒に整理できます。
活動後は、学習記録や比較した資料を見直し、本人が気づいたことを明確にします。情報・データ分野へ発展させる場合も、分析や制作の中身を理解したうえで、大学で学ぶ理由と結びつけることが重要です。
オンラインの個別指導で、資格、探究、大学別の志望理由書・小論文・面接まで徹底伴走します。下の無料受験相談フォームからご相談ください。


