高知工科大学の面接対策では、学群と選抜区分を確認することが大切です。総合型は情報学群のA・B区分、経済・マネジメント学群の一般・スポーツ関係の区分等で形式や配点が異なり、公募推薦には口頭試問を含みます。
本人が積み重ねた実績を、学んだ内容と大学で深めたい問いまで説明しましょう。 制作物や資格名だけでなく、方法を選んだ理由や、検証できていない点も整理することが大切です。
この記事は2027年度の総合型選抜と、公募の学校推薦(一般区分)を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用であり、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
総合型|学群・区分で異なる面接と学群適性検査
システム工学群・理工学群は20分程度の個別面接
両学群とも、学群適性検査300点、書類100点、面接100点です。面接は提出書類等を含めた20分程度の個別面接で、志願者が多い場合は集団面接に変更することがあります。共通テストは課しません。
システム工学群の適性検査は、物理または数学を選ぶ90分の筆記です。理工学群は物理・化学・生物から1つを選ぶ90分の筆記です。面接練習と、本人が選ぶ科目の復習を並行して進めてください。
試験日は、システム工学群が2026年10月10日・11日、理工学群が10月10日です。理工学群は志願者数によって11日も実施する場合があります。集合時刻等は大学からの通知を確認しましょう。
情報学群A区分は面接重視、B区分は適性検査重視
情報学群は両区分とも共通テストを課しませんが、次の違いがあります。
- A区分:適性検査50点・40分、個別面接200点・20分程度、書類100点。出願には全体の評定平均値4.0以上という条件があります。
- B区分:適性検査250点・120分、集団面接50点・15分程度、書類50点。
A区分は志願者が多い場合、集団面接に変更することがあります。B区分は当初から集団面接の指定です。試験日は2026年10月10日で、志願者数によって11日も実施する場合があります。
適性検査は数学・プログラミングに関する選択問題ですが、区分ごとに範囲と選択数が異なります。A区分は3つの選択肢から1つ、B区分は3つから2つを選ぶ指定です。詳しい範囲は本人の要項で確認してください。
情報学群は、A・Bの面接時間や配点を同じものとして準備しないでください。 発表や制作経験を整理するとともに、受験する区分の適性検査にも備えましょう。
データ&イノベーション学群は面接100点
データ&イノベーション学群は、適性検査200点・90分、書類100点、20分程度の個別面接100点です。適性検査は数学または英語を選びます。共通テストは課しません。
面接は提出書類等の内容を含み、志願者が多い場合は集団面接になることがあります。試験日は2026年10月11日で、志願者数によって12日も実施する場合があります。
社会の課題に関心を持ち、データや技術をどう活用したいかを、本人の調査・制作経験から整理しましょう。技術の名称だけでなく、誰のどんな課題を扱ったのかも説明してください。
経済・マネジメント学群の一般区分は面接20分程度
一般区分は、数学または英語の適性検査300点・90分、書類100点、20分程度の個別面接100点です。志願者が多い場合は集団面接に変更することがあります。共通テストは課しません。
試験日は2026年10月10日・11日です。社会や組織の問題について、本人の知識・経験を使って考え、他者に明確に伝える練習を進めましょう。
経済・マネジメント学群のスポーツ関係区分は面接30分程度
特定スポーツ区分は、30分程度の個別面接50点、書類50点、競技成績証明書と競技種目別実技を総合的に評価する実技試験100点です。志願者が少ない場合は、大学の指示により競技動画で実技を評価する場合もあります。
スポーツ区分は、30分程度の個別面接50点、書類50点、競技成績証明書による活動実績100点です。両区分とも共通テストを課さず、面接に基礎学力を問う口頭試問を含む場合があります。志願者が多い場合、集団面接への変更もあります。
両区分には評定平均値4.0以上と、競技・大会成績等の出願条件があります。対象競技と必要な成績は同じではないため、本人の区分を確認してください。試験日は2026年10月10日・11日です。
公募推薦|学校推薦の一般区分は口頭試問を含む面接
4学群で、書類100点・面接200点
2027年度の学校推薦(一般区分)は、システム工学群、理工学群、データ&イノベーション学群、経済・マネジメント学群が対象です。情報学群の総合型と混同しないようにしてください。
各学群とも、学校推薦書・志望理由書・調査書と、口頭試問を含む面接で総合判定します。配点は書類100点、面接200点の300点満点で、共通テストは課しません。
試験日は2026年11月29日、会場は香美キャンパスです。総合型も会場は香美キャンパスですが、本人の通知・受験票等の指示を確認してください。
30分程度の個別面接、出願者多数なら集団へ変更も
システム工学群・理工学群・データ&イノベーション学群では、提出書類を資料とした30分程度の個別面接を行い、基礎学力の口頭試問を含みます。
経済・マネジメント学群も30分程度の個別面接です。こちらの口頭試問は、社会の話題を扱った文書・グラフ等を踏まえて意見を述べる形式です。いずれも出願者が多い場合、集団面接になることがあります。
実績を面接につなげる準備|理解・検証・志望理由
制作や探究で本人が行ったことを整理
何を作り、どの条件を変え、どんな結果を得たかを整理しましょう。チームでの活動なら、全体の成果と本人の担当を分ける必要があります。
物理検定・化学検定・生物検定、情報オリンピック予選Bランク、統計検定等に実際に取り組んだ場合も、名称だけでなく学んだ内容や、探究への活用まで説明してください。これらは任意の経験例であり、全区分の必須資格や一律の加点条件を示すものではありません。
初めての問いを、考えながら説明する
口頭試問では、答えだけを暗記する準備に偏らず、条件の確認、考えた手順、根拠を言葉にする練習を重ねましょう。分からない用語や仮定は、そのままにせず確認する姿勢も大切です。
経済・マネジメント学群では、グラフの数値と、その原因についての推測を区別する練習が役立ちます。資料に書かれていない事情まで断定しないようにしましょう。
学群別の質問例と回答の組み立て方
以下は架空の練習用です。…(本人の経験)…の部分を事実に置き換え、経験していない活動や成績を付け足さないでください。
質問1|システム工学群:制作で、どのような問題を解決しましたか
…(本人の工作・制作)…では、…(課題)…がありました。私は…(担当した作業)…を行い、…(比較した条件)…を変えて試しました。物理検定等の学習で得た…(実際に理解した原理)…を使うと、…(確認できたこと)…が分かりました。ただし、…(未検証の条件)…が残っており、大学で基礎から深めたいです。
質問2|理工学群:実験結果を、どのように考察しましたか
…(本人の実験・調査)…で、…(予想)…と異なる結果が出ました。…(条件や記録を見直した内容)…を確認し、…(説明できたこと)…と…(分からないこと)…を分けました。化学検定や生物検定等で学んだ…(本人の知識)…も使い、大学では…(検証したい問い)…を深めたいです。
質問3|情報学群:その処理方法を選んだ理由は何ですか
…(本人のプログラム)…では、…(比較した方法)…を試しました。…(実行時間や条件)…を比べ、…(選んだ理由)…から方法を決めました。情報オリンピック予選Bランクの成績等を使う場合も、…(本人が理解した探索・計算量等)…を説明します。…(対応できなかった入力)…があり、大学でさらに学びたいです。
成績を持っていなければ、その部分は使えません。授業や自主制作で実際に行った比較も、練習に使えます。
質問4|データ&イノベーション学群:データを使い、誰の課題を扱いたいですか
…(本人が気付いた社会・地域の課題)…について、…(調査や分析)…に取り組みました。統計検定等で学んだ…(本人の知識)…を使い、…(比較した結果)…を整理しました。ただし、…(対象の偏りや不足する情報)…があり、結果を一般化できません。大学ではデータの扱い方と…(課題に関係する分野)…を学び、…(検証したいこと)…につなげたいです。
質問5|経済・マネジメント学群:活動から、どんな社会・組織の問題を考えましたか
…(本人の地域活動・部活動等)…では、…(課題)…がありました。私は…(本人が試した工夫)…に取り組み、…(記録や反応)…を確認しました。一方、…(解決できなかった点)…もあります。経験だけで判断せず、大学で…(経済・経営の学びたい内容)…を学び、別の立場やデータからも検証したいです。
スポーツ関係区分の受験者も、競技成績だけでなく、活動の工夫や、大学で学ぶ理由を説明しましょう。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|実績づくりから、理系の説明と対話へ
スキルパスでは、資格・コンテスト・探究・制作等への取り組みから、志望理由書、面接までを一人ひとりに合わせて支援します。本人が学び、試した内容を整理し、追加質問にも自分の言葉で答える練習が大切です。
高知工科大学では、学群・区分ごとの面接形式と、適性検査・口頭試問を合わせて準備しましょう。 実績紹介を整えるだけでなく、数学・理科・情報等の基礎や、資料を読む力も確認してください。
公式資料
受験前に、公式の最新情報で本人の出願資格、適性検査の範囲、提出書類、試験当日の通知を確認してください。


