高知県立大学の公募推薦は、学科によって面接、討論、発表の形式が異なります。文化学科は昼間と夜間主コースで試験内容が違い、社会福祉学科はレポートと同じ課題で集団討論、健康栄養学科は課題に基づく発表を含む面接を行います。
活動の成果だけでなく、本人が考え、試し、学んだ過程を伝えましょう。 志望する学科の評価内容に合わせて、取り組みの説明と、質問への応答を練習することが大切です。
この記事は2027年度の公募の学校推薦型選抜を扱います。以下の質問・回答例は独自に作成した架空の練習用であり、実際の過去問や合格者の回答ではありません。
文化学科|昼間の小論文・面接と、夜間主の口頭試問
言語文化系・地域文化創造系は面接100点
文化学科の言語文化系・地域文化創造系は、調査書100点、面接100点、小論文200点の400点満点です。共通テストは課しません。
小論文は2026年11月21日の90分間です。面接は11月21日または22日の大学指定日に行い、集合時刻等は受験票の連絡事項で確認します。
面接では、言語を適切に使った表現力、論理的な思考、質問への判断、基本的な知識・理解等を中心に評価します。調査書・推薦書も面接の資料です。関心を持つ言語、地域、観光、文化等について、本人が何を調べ、どこに疑問を感じたかを整理しましょう。
文化総合系の夜間主コースは面接に口頭試問を含む
夜間主コースの公募推薦は、調査書100点、口頭試問を含む面接100点の200点満点です。共通テストは課さず、小論文も試験科目にありません。昼間の方式と混同しないでください。
試験日は2026年11月22日です。志望動機書・推薦書・調査書を面接の資料として使い、言語表現、論理的思考、判断、基本的知識・理解等を評価します。
昼間・夜間主ともに、試験会場は永国寺キャンパスです。本人の出願条件と、受験票にある当日の案内を確認しましょう。
看護学科|人間・生活・健康への理解を伝える面接
調査書100点・面接100点・小論文300点
看護学科の公募推薦は500点満点で、共通テストを課しません。2026年11月21日に90分の小論文を実施し、面接は11月21日または22日の大学指定日に行います。会場は池キャンパスです。
面接は、人間、生活・社会、健康に関する質問を通して、思考力・判断力、看護への関心・意欲・主体性を評価します。小論文でも、看護学科で学ぶための思考力・判断力を確認します。
関心のきっかけから、学びたい問いへ
「人の役に立ちたい」だけで終えず、学習や活動を通して何に気付き、看護のどんな側面を学びたいのかを説明しましょう。授業での探究、共同活動、生物の学習等も、本人の経験から整理できます。
病歴や医療現場で知った私的な情報を詳しく話す必要はありません。高校生として学んだことを、看護の実務経験のように語らないことも大切です。
社会福祉・健康栄養|討論と課題発表の準備
社会福祉学科:レポート・集団討論・個別面接
社会福祉学科は、調査書50点、レポート50点、集団討論50点、面接100点の250点満点です。共通テストは課しません。県内枠は2026年11月21日、全国枠は11月22日に実施します。
当日は30分のレポートの後、そのレポートと同じ課題で集団討論を行います。討論は1グループ4人程度、20分程度です。複数の受験者から司会を決め、他の人の意見も踏まえて考えを伝え、共有し、まとめる力等を評価します。
個別面接では志望動機書・推薦書・調査書を中心に質問し、福祉への熱意・意欲、学ぶ適性、思考力・判断力・表現力等を確認します。
討論では、自分の意見を押し通すだけでなく、他の人の発言を受けて考えを深めましょう。 書いたレポートの結論と根拠を整理し、異なる意見にどう応答するかも練習してください。
健康栄養学科:発表を含む面接210点
健康栄養学科は、調査書50点、発表を含む面接210点、小論文100点の360点満点です。共通テストは課しません。面接は2026年11月21日、小論文は11月22日の90分間です。
面接では、与えられたテーマについて決められた時間内で考えをまとめ、発表します。その発表に対して面接者が質問し、内容、発表方法、独創性・熱意・興味、回答の的確さ等を評価します。テーマは年度ごとに変わります。
過去のテーマを覚えるだけでなく、初めて見る課題から論点を整理し、根拠を添えて説明する練習が必要です。管理栄養士としての適性や能力等を確認する面接であり、事前に作った活動紹介を話すだけの形式とは異なります。
資格・探究の経験は、本人が理解した内容まで
看護・健康栄養分野では、生物検定や化学検定等に実際に取り組んだ経験を、身体や食品の仕組みへの関心と結び付けられます。文化・福祉分野でも、語学資格や統計の学習を、地域調査や探究でどう生かしたか説明できます。
これらは学習経験の例であり、全学科の必須資格や、一律の加点対象ではありません。資格名に頼らず、本人の工夫、検証した結果、まだ分からないことを整理しましょう。
学科別の質問例と回答の組み立て方
以下は架空の練習用です。…(本人の経験)…の部分を事実に置き換え、経験していない活動を付け足さないでください。
質問1|文化学科:関心のある地域や文化について、何を調べましたか
…(文化や地域への関心のきっかけ)…から、…(本人の調査・活動)…に取り組みました。…(資料や対話で確認したこと)…によって、当初の…(見方)…を見直しました。ただし、…(確認できていない立場や事実)…が残っています。大学では…(言語・地域・観光等の学びたい内容)…を複数の視点から深めたいです。
質問2|文化学科・夜間主:志望動機と、学修に取り組む考えを説明してください
…(本人が文化総合系に関心を持った理由)…から、…(これまでの学習や経験)…を続けました。そこから…(さらに学びたい問い)…が生まれました。…(本人の生活や学修の計画)…を具体的に考え、大学では…(深めたい分野)…を学びたいです。
働く予定等は本人の事情に沿って説明し、出願資格に関する条件は募集要項で確認してください。
質問3|看護学科:学習や活動から、看護への関心をどう深めましたか
…(関心のきっかけ)…から、…(本人の活動)…を行いました。生物検定等に向けた学習で…(実際に学んだ内容)…を理解し、身体の仕組みへの関心が深まりました。一方、…(人との関わりで感じた課題)…を通して、相手の生活や思いを理解する必要も感じました。大学では…(看護で深めたい内容)…を学びたいです。
質問4|社会福祉学科:異なる意見に、どう向き合いますか
私は…(問いに対する本人の考え)…と考えます。理由は…(課題や資料に即した根拠)…です。一方、…(別の立場)…からは、…(異なる論点)…も考えられます。…(本人の地域活動等)…でも、最初に相手の希望を確認することが大切だと感じました。議論では、…(確認したい条件)…を共有してから、対応を考えたいです。
実際の討論では、準備した結論を繰り返すのではなく、その場の課題と他の人の発言を踏まえて話してください。
質問5|健康栄養学科:その考えの根拠と、検証すべき点を説明してください
…(与えられたテーマへの本人の考え)…です。…(課題に即した理由)…から、そのように考えました。ただし、…(対象や条件によって変わる点)…もあり、…(確かめる必要があること)…を整理したいです。高校で行った…(本人の食・栄養の探究)…でも、化学・生物の学習だけでは説明し切れない…(課題)…が残り、大学で専門的に学びたいと感じました。
本人の探究を話す場合も、当日のテーマとの関係を確認してください。準備した実績紹介を、無関係な課題に無理につなげる必要はありません。
FLOW実績づくりから出願まで、高校生活の流れに沿って支えます
- STEP 01高1〜高2資格・コンテストに挑戦
理系大学が評価する資格やコンテストに、知識ゼロから挑戦します。
- STEP 02高2〜高3春高大接続プログラムに挑戦
大学・研究機関の講座や研究体験への参加を、応募から支援します。
- STEP 03高3夏〜秋出願書類と面接で仕上げる
志望理由書と面接に向けて、資格や探究の経験を自分の言葉で説明できるように支援します。
- 合格第一志望
合格へ
スキルパスの面接準備|実績と、当日の課題に応答する力を育てる
スキルパスでは、資格・コンテスト・探究等への取り組みから、志望理由書、発表、面接までを一人ひとりに合わせて支援します。本人の活動を整理する練習と、初めて見る課題について考えを説明する練習の両方が大切です。
高知県立大学では、志望学科の面接・討論・発表形式に合わせて準備しましょう。 小論文や書類、受験票の集合時刻も確認し、本人の学びを具体的に伝えてください。
公式資料
受験前に、公式の最新情報で本人の出願資格、提出書類、試験当日の案内を確認してください。


