九州工業大学の面接対策では、総合型Ⅰ・Ⅱと、公募の学校推薦型選抜を区別する必要があります。工学部と情報工学部の推薦でも、数学・理科を問う方法が異なります。
制作や資格の成果に加え、考えた手順と、他の人と学んだ過程を説明しましょう。 総合型では、書いた答案やレポートを踏まえた質疑応答、グループ活動の振り返りも準備の対象です。
以下の質問・回答例は練習用の架空の例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型Ⅰ|講義・課題から面接までつながる選抜
第1段階|課題解決型記述問題・適性検査・レポート
工学部と情報工学部で実施し、共通テストは課しません。第1段階は課題解決型記述問題、数学・理科・英語の適性検査、レポートなどで評価します。
レポートでは、工学・情報工学の講義動画を視聴し、重要な言葉を選んで内容を要約したうえで、入学までに何を学ぶ必要があるか考察します。聞いた内容を並べるだけでなく、理解できた点と難しかった点を、理由も含めて整理する練習が役立ちます。
第2段階|学びの計画書・グループワーク・個人面接
学びの計画書は指定された期日までに提出し、試験当日はグループワークと約15~20分の個人面接を行います。
面接では、第1段階のレポートと課題解決型記述問題の答案、学びの計画書、調査書などを参考に質疑応答します。自分が何を書いたか、そのときの根拠と、後から考え直した点を説明できるようにしましょう。
グループワーク|発言と振り返りの両方
受験者3~7人と大学教員の進行役1人で、提示されたテーマに取り組みます。活動の後は、個人で自己評価シートを記入します。
たくさん発言すればよいわけではありません。考えの共有、他の人への働きかけ、相手を支える関わり方とともに、自分とグループの活動を振り返る練習が大切です。
総合型Ⅱ|共通テストとグループワーク・面接
書類・課題の選考と第2段階
2027年度入学者選抜要項では、調査書、活動報告書、課題解決型記述問題による選考と、グループワーク・個人面接・共通テストによる評価が示されています。
個人面接では、課題解決型記述問題の解答や、活動報告書などを参考に質疑応答します。グループワークの後には自己評価シートを記入します。総合型Ⅰの講義レポートや学びの計画書を、Ⅱにもそのままあると考えないよう注意してください。
総合型Ⅱの詳細は最新の募集要項で確認
2026年10月22日時点では、2027年度の詳細な募集要項は10月下旬公表予定です。ここでは2027年度の選抜要項に基づく概要を紹介しています。試験時間や提出方法は、公表後の募集要項で確認してください。
公募推薦|工学部の約30分の個人面接
英語はCBT、数学・理科は口頭試問
工学部の推薦は共通テストを課さず、適性検査、主体性等評価、調査書などで選抜します。英語はタブレットを使うCBT方式で、数学と理科は個人面接での口頭試問です。
面接は約30分です。建設社会・機械・電気の各類は物理、物質理工学類は物理または化学を理科の領域として指定しています。志望類の出題範囲を確認し、答えだけでなく式や原理を選んだ理由も声に出して説明しましょう。
主体性等申告の内容も説明する
高校入学後の活動について入力した主体性等申告と、面接での口頭試問などを基に、活動への取り組み方を評価します。
粘り強く取り組んだこと、違う意見から学んだこと、自分と他の人の役割・貢献を整理してください。共同制作を自分一人の成果として話さず、本人が判断した部分を具体的に伝えることが大切です。
公募推薦|情報工学部の約20分の個人面接
数学・理科はCBTに加えて口頭試問
情報工学部も共通テストを課さない推薦です。英語・数学・理科はCBTの選択式問題を行い、数学と理科については個人面接でも口頭試問を課します。
理科は、出願登録時に物理・化学・生物から1つを選びます。数学の代替科目には、出身学科や履修状況などの条件があるため、希望者は要項の条件と登録方法を確認してください。
活動を情報工学の関心に結び付ける
面接は約20分で、主体性等申告の内容などについても口頭試問を行います。情報工学への関心を、本人の学習・制作・探究と結び付けて説明しましょう。
情報オリンピックやプログラミングの経験がある人も、結果だけでなく、解法を選んだ理由、うまくいかなかった点、学び直した内容を振り返ってください。
実績を使った想定質問と回答例
活動の事実・自分の考え・未検証の点を分けて説明してください。 理科検定の物理・化学・生物や情報オリンピック予選Bランクなども、本人が実際に取り組んだ経験に限って使いましょう。一律の必須条件や加点を意味するものではありません。
質問1|なぜ九州工業大学の、その類を志望するのですか
…(本人の制作・探究)…から、…に関心を持ちました。…まで試しましたが、…という疑問が残りました。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。類ごとの学びと、その後のコースも確認しています。
質問2|レポートや答案で、その説明をした理由は何ですか
…(本人が書いた内容)…では、…という条件から…と考えました。根拠として使ったのは…です。
後から…の点が不十分だと気付きました。今なら…を確認し、…について補足したいです。
質問3|その式・解法を選んだ理由を説明してください
…(練習で扱った問題)…では、…が分かっています。…を求めるために、…の関係を使いました。
…という順序で考えました。条件や入力が変わる場合には、この方法が使えるか確かめ直す必要があります。
質問4|グループ活動で、自分と他の人はどう関わりましたか
…(本人の話し合い)…で、私は…を担当しました。…さんの意見から、…という見方が足りないと気付きました。
…を確認し、…を提案しました。活動全体では…ができましたが、…は改善が必要です。
質問5|入学までと入学後に、何を学ぶ必要がありますか
…(本人の学習・資格・探究)…では、…を十分に理解できませんでした。入学までに…を復習したいです。
大学では…を体系的に学び、…を検証したいです。今は…という方法で学習の記録を残しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
数学・理科を問う方法と、提出する活動書類を、学部・方式ごとに確認しましょう。 工学部の推薦と情報工学部の推薦でも、CBTと口頭試問の組み合わせは異なります。
総合型では、活動の振り返りに加え、自分が書いた答案やレポートの根拠を説明する練習が役立ちます。書類の作成は大学の規定に従い、架空の実績や他人の経験を記載しないでください。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。本人の活動を整理し、口頭試問やグループ活動後の振り返りも含めて練習します。
2026年10月22日時点の大学公式情報を基に作成。最新の募集要項と受験者への通知を確認してください。


