佐賀大学の面接対策では、総合型Ⅰ、公募の学校推薦型Ⅰ・Ⅱ、面接を課さない総合型Ⅱを区別することが大切です。同じ学部でも、発表・制作・口頭試問などの内容が異なります。
活動で得た知識と、本人が考えて工夫した過程を、志望する学びに結び付けましょう。 志望理由だけでなく、作品や探究の方法、当日取り組んだ課題について説明する準備も必要です。
以下は練習用の架空の質問・回答例です。実際の過去問や合格者の回答ではありません。省略部分は本人の経験に置き換えてください。
総合型Ⅰ|教育学部と芸術地域デザイン学部
教育学部|口頭試問を含む面接と分野別の適性検査
共同教員養成課程の小中連携教育コースで実施し、小論文、口頭試問を含む面接、適性検査、書類などで選抜します。共通テストは課しません。
英語分野は、タブレットを用いてスピーキングを含む英語の力を評価します。音楽分野は個別レッスンなど、体育・保健体育は実技を課します。普段の活動と、その場での課題への取り組みの両方を準備しましょう。
家庭分野は、当日提示されたテーマについてA3用紙3枚以内にまとめ、5分の発表と質疑応答を行います。中学校教育主免専攻の技術分野は、大学が用意するレゴブロックで作品を作り、発表と質疑応答を行います。
何を作ったかだけでなく、条件をどう理解し、なぜその表現や仕組みを選んだかを説明する練習が役立ちます。
芸術表現コース|模擬授業・制作・面接
美術・工芸分野と有田セラミック分野は、模擬授業を受けて作品を制作し、面接ではその作品などについて質疑応答を行います。提出するポートフォリオだけでなく、当日の制作に対する考えも説明できるようにしてください。
地域デザインコース|当日テーマの発表
提示されたテーマについてB3用紙の発表資料を作成し、1人3分以内で発表します。質疑応答は個別またはグループで行います。小論文や面接なども課すため、地域の課題を資料から読み取り、提案の根拠を伝える練習が大切です。
2027年度総合型Ⅰ・教育学部と芸術地域デザイン学部の募集要項
総合型Ⅰ|理工学部の口頭試問と適性検査
志望分野に必要な基礎知識を説明する
理工学部は、書類、口頭試問を含む面接、分野別の適性検査などで選抜します。活動実績報告書の記載内容も口頭試問で確認するため、研究・制作の本人の担当や根拠を整理してください。
数理分野は数学、物理学分野は物理・数学の知識を使う適性検査を行います。機械工学、電気電子工学、都市工学も、それぞれに関係する課題を通じて思考力などを確認します。
情報分野と化学分野の特徴
情報分野では、処理手順やアルゴリズム、数学の理解などを、内容に応じて筆記または口頭試問で評価します。自作プログラムを見せたい場合に機器の持参は認められますが、電源・通信の確保や面接時間の延長は保証されません。
化学分野は、実験に関する動画・写真・図表などをタブレットで提示し、解答用紙に記述する適性検査です。観察できた事実と、そこから考えたことを分けて説明しましょう。
公募の学校推薦型Ⅰ|学部別の面接
教育学部|特別支援教育と佐賀県枠
特別支援教育を対象とする推薦では、小論文、面接、外国語の基礎学力試験、書類などで選抜します。面接では、学習意欲や特別支援教育への関心などを確認します。
小学校教育主免専攻の佐賀県枠は、書類による第1次選考の後、小論文、面接、外国語・数学の基礎学力試験を行います。佐賀県内の高校等を卒業見込みで、県内の小学校教員として活躍する意欲などの条件があります。
芸術地域デザイン学部・経済学部
有田セラミック分野の推薦は、ポートフォリオ、実技、口頭試問を含む面接、書類などで評価します。制作経験だけでなく、基礎知識や、芸術表現を通じて地域をどう考えるかも整理しましょう。
経済学部は、小論文、基礎学力・学習力テスト、口頭試問を含む面接、書類などで選抜します。社会への関心や、高校での活動、大学で学ぶ意欲などを確認します。商業系と普通科等の推薦では、活動実績の評価条件も異なります。
医学部看護学科|小論文と面接
書類、小論文、面接などを総合して選抜します。面接では、看護への意欲に加え、生命や医療への倫理観、協調性、考えを伝える力などを確認します。
他の人を支える活動を題材にする場合は、相手の希望や立場をどう理解したかを振り返ってください。面接の評価が低い場合は不合格となることがあります。
理工学部・農学部|分野やコースの口頭試問
理工学部は、小論文、基礎学力・学習力テスト、口頭試問を含む面接などを課します。専門系と普通系一般枠では、出願条件や活動実績報告書の扱いを確認してください。面接では基礎知識と報告書の内容なども問います。
農学部も、小論文、基礎学力・学習力テスト、面接などで選抜します。食資源環境科学・生命機能科学の両コースでは、コースに関係する基礎知識の口頭試問があります。生物科学コースと、同じ内容の面接だと考えないよう注意が必要です。
医学科の推薦Ⅱと、面接を課さない総合型Ⅱ
医学部医学科・学校推薦型Ⅱ
共通テスト、小論文、面接、書類などで評価します。面接では、医学への志望動機や学習意欲、医療への倫理観、チームで働く際の協調性などを確認します。共通テスト等の基準とともに、面接の評価による不合格もあります。
募集区分によって地域医療への貢献などの条件が異なるため、希望する枠の要項を確認してください。
総合型Ⅱには大学での面接・筆記試験がない
教育・経済・理工・農の各学部と、コスメティックサイエンス学環が対象です。大学での面接・筆記試験は行わないため、この記事の面接練習を、総合型Ⅱの必須試験として案内しているわけではありません。
共通テストと、方式ごとに指定された書類等を準備してください。同じ大学の総合型Ⅰや推薦の試験内容を、そのままⅡにもあると考えないことが大切です。
実績を使った想定質問と回答例
作品や探究の成果を、本人の判断と学びの過程まで説明しましょう。 理科検定の物理・化学・生物や情報オリンピック予選Bランクなどは、本人が実際に取り組んだ経験に限って題材にしてください。方式ごとの規定を離れて、一律の加点や必須条件として扱うことはできません。
質問1|なぜ佐賀大学の、その分野を志望するのですか
…(本人の活動・学習)…から、…に関心を持ちました。…までは分かりましたが、…という疑問が残りました。
貴学の…で…を学び、この疑問を考え直したいです。学部やコースの教育内容も確認しています。
質問2|作品や制作で、その方法を選んだ理由は何ですか
…(本人の制作)…では、…を表すために…を選びました。初めは…でしたが、…という問題がありました。
…を比較して変更しました。…の条件では確かめていないため、改善の余地があると考えています。
質問3|探究の結果から、どこまで言えますか
…(本人の探究)…では、…をそろえて比較し、…という結果が出ました。
この結果から…までは考えられますが、…を結論付けることはできません。次は…を確かめたいです。
質問4|他の人に教えたり支えたりして、何を学びましたか
…(本人の活動)…で、相手に…を確認しました。自分の考えだけで進めると、…を見落とすことに気付きました。
…に関わり方を変えました。相手がどう受け止めたかは、…を通じて確かめました。
質問5|資格やコンテストの経験を、大学の学びにどうつなげますか
…(本人の資格学習・コンテスト)…で、…に取り組みました。しかし、…の仕組みを十分に説明できませんでした。
大学では…を体系的に学び、…を検証したいです。今は…を復習し、取り組んだ記録を残しています。
本番前の確認とスキルパスの面接対策
当日課題の発表、作品の制作、口頭試問を、受験する方式に合わせて練習しましょう。 資料・用具・持参機器の条件や時間は、最新の要項と受験案内に従ってください。
回答例を本人の経験として使うことはできません。書類は大学の作成規定に従い、本人が根拠を説明できる内容で準備しましょう。
スキルパスでは、資格・探究・制作の実績づくりから、出願書類と面接の準備まで一貫して支援しています。活動を振り返り、学部や方式に応じた発表と質疑応答を練習します。
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